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更新日:令和元(2019)年5月29日

診療部-脳血管治療科・神経系治療科

神経救急領域の中でも主に脳血管障害(くも膜下出血・脳内出血・脳梗塞)、頭部外傷の患者さんに対して、脳神経外科医と脳神経内科医がチームで診療を行っています。けいれん発作、重症な中枢神経感染症に対する治療なども行っています。来院される全ての患者さんに対して、内科・外科の両者の視点で24時間365日診療をしていることが当科の大きな特徴です。

【脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血について】

脳動脈瘤に対しては、以前より脳動脈瘤内塞栓術を第一選択の治療方針としています。しかし、塞栓術と比較して開頭術の有益性が高いと判断される場合には、クリッピング手術を選択しています。術後の脳血管攣縮に対して、塞栓術の場合はウロキナーゼ髄注療法、クリッピング術の場合は人工髄液を用いた脳槽洗浄を行い、積極的に脳槽内に拡散したくも膜下血腫をより早期に除去することで、重度な脳血管攣縮を回避しています。

クリッピング手術1

術前

クリッピング手術2

術後

クリッピング手術

脳動脈瘤内塞栓術1

術前

脳動脈瘤内塞栓術2

 

脳動脈瘤内塞栓術3

術後

脳動脈瘤内塞栓術

【急性期脳梗塞に対する治療について】

脳梗塞治療に対しては、早期の再開通が最も重要です(Time is brain)。一定条件を満たした場合は、アルテプラーゼ(rt-PA)静注療法を主軸とした治療方針としています。しかし、主幹動脈(内頚動脈・中大脳動脈・脳底動脈)閉塞症が原因の場合は、同時に経皮的血栓回収療法を併用しています。近年では救命センターという恵まれた施設環境と複数の専門医が治療に関わることから、来院から再開通までに要する時間は約60-90分(治療時間は約30分)と非常に短時間で終了し、再開通率は80-90%と非常に良好な結果が得られています。

中大脳動脈閉塞

中大脳動脈閉塞

完全再開通

完全再開通

回収された血栓

回収された血栓

【脳内出血に対する治療について】

以前は大きな開頭で血種除去術を行っていました。しかし、5年程前より神経内視鏡手術を導入したことで、現在では脳幹部を除く全ての高血圧性脳内出血に対して数cmの皮膚切開で行う穿頭術(直径1.5cm穴)のみで治療可能となり、脳への侵襲は低減され、手術時間も劇的に短縮(概ね1時間)されています。また部分的な剃毛で行うことも可能です。

小脳出血

術前

小脳出血

内視鏡手術後

内視鏡手術後

【重症頭部外傷に対する治療について】

重症頭部外傷(急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、脳挫傷)に対して積極的な手術治療(外減圧・内減圧・血種除去・脳室ドレナージ)に引き続き、頭蓋内圧測定を行いながら体温管理療法や高張食塩水間欠投与などの神経集中治療を行っています。頭部外傷関連の全国データーベース登録事業にも参加しています。

急性硬膜外血腫

急性硬膜外血腫

急性硬膜下血腫

急性硬膜下血腫

重症脳挫傷

重症脳挫傷

【予防治療】

救急患者の診療を主に行う傍ら、近年は未破裂脳動脈瘤、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、頸動脈狭窄症などの脳卒中の原因となる疾患に対する予防治療にも力を注いでいます。当院に敷設されている脳血管撮影装置や手術用顕微鏡などの各手術機材を、より多くの県民の皆様の健康維持の為に有意義に活用しています。予防治療の依頼・相談に関しても、医療機関を経由したご紹介を受け付けております。

コンピュータによる脳動脈瘤内の血流シミュレーション(CFD)

コンピュータによる脳動脈瘤内の血流シミュレーション(CFD)

コンピュータによる脳動脈瘤内の

血流シミュレーション(CFD)

コンピュータによる脳動脈瘤内の血流シミュレーション(CFD)

脳動静脈奇形(通常撮影)

脳動静脈奇形(通常撮影)

画像処理による3次元画像

画像処理による3次元画像

内頸動脈症に対するステント留置術1

術前

内頸動脈症に対するステント留置術2

 

 

内頸動脈狭窄症に対するステント留置術

内頸動脈症に対するステント留置術3

術後

【急性期リハビリテーション】

発症または術後早期よりリハビリテーション(以下、リハ)を開始し、早期のご退院を目指していただきます。麻痺や言語障害などの後遺症が認められた場合には、適切な時期に回復期リハ病院へ転院し、リハに専念していただく体制をとっています。特に脳卒中後遺症で当院から転院する場合は、地域連携室の専門医療相談員を中心にして、千葉県共用脳卒中地域連携パスを用いてのスムースな転院手続きが可能です。

2018年度手術総件数:160件(概要)
【直立手術:75件】 件数 【脳血管内手術:85件】 件数
脳動脈瘤クリッピング

8

脳動脈瘤

46

脳動静脈奇形摘出術

3

脳動静脈奇形

5

脳内血腫除去術(開頭)

8

硬膜動静脈瘻

8

脳内血腫除去術(内視鏡)

10

急性期脳梗塞(血栓回収療法)

19

重症頭部外傷

12

内頚動脈狭窄症(ステント留置術)

5

慢性硬膜下血腫

12

脳血管攣縮

1

シャント手術

10

頸部血管損傷

1

その他

12

   

主なスタッフ(平成31年4月1日現在)

脳神経外科医

宮田 昭宏(診療部長)

脳神経外科専門医・指導医

日本脳卒中学会専門医

山内 利宏(脳血管治療科部長)

脳神経外科専門医・指導医

救急科専門医

日本脳卒中学会専門医

日本脳神経血管内治療専門医・指導医

Onyx 液体塞栓システムLD実施医

リハビリテーション科専門医

バクロフェン髄注療法実施医

VIABAHNステントグラフト実施医(血管損傷)

松浦 威一郎(主任医長)

脳神経外科専門医・指導医

日本脳神経血管内治療学会専門医

日本脳卒中学会専門医

日本神経内視鏡学会技術認定医

木島 裕介(医長)

脳神経外科専門医

日本神経内視鏡学会技術認定医

西野 航(医員) 後期研修医
脳神経内科医

古口 徳雄

(副病院長兼神経系治療科部長

救急科専門医

脳神経内科専門医・指導医

リハビリテーション科専門医・指導責任者

認定内科医

日本内科学会指導医

日本脳神経血管内治療学会専門医

日本脳卒中学会専門医

千葉大学医学部臨床教授

相川 光広(主任医長)

脳神経内科専門医・指導医

認定内科医

日本内科学会指導医

日本救急医学会認定ICLSディレクター

抗菌化学療法認定医

日本静脈経腸栄養学会認定医

鈴木 浩二(主任医長)

救急科専門医

脳神経内科専門医・指導医

総合内科専門医

日本脳卒中学会専門医

日本脳神経血管内治療学会専門医

日本内科学会指導医