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更新日:平成29(2017)年5月12日

特集!千葉県のパラバドミントンと注目選手~東京2020開催競技を知ろう~<前編>(平成29年4月10日)

千葉県で親しまれている競技にスポットを当てて、その魅力や特徴、注目のアスリートやエキスパートへのインタビュー内容をご紹介します。

今回は、東京2020パラリンピック競技大会で正式種目となった「パラバドミントン」にクローズアップ。

前編では、2016年12月17日から18日、千葉大学西千葉キャンパスで開催された「日本障がい者バドミントン選手権大会」の様子、そして、注目の千葉県強化指定選手のインタビューをお届けします。

後編では、千葉県での競技の普及の状況や、パラバドミントンを練習できる拠点情報などをお伝えします。(写真は、第2回日本障がい者バドミントン選手権大会(千葉大学にて開催)の会場の様子)

<前編メニュー>2017年12月開催全日本選手権大会山田選手インタビュー豊田選手×杉野選手インタビュー

千葉で開催された日本障がい者バドミントン選手権大会

日本障がい者バドミントン連盟主催、年に1回の全日本大会が、千葉市稲毛区にある千葉大学西千葉キャンパス、第1・第2体育館で行われ、車いす、立位、低身長、知的障がいのカテゴリーにわかれて各種目が実施されました。東京2020から正式種目となった同競技で活躍する注目選手が一同に集まるとあり、多くのメディアや、そして2階観覧席には、第一線で活躍する選手の姿に興奮する観客の姿が。運営には、千葉大学バドミントン部、そして、県内で障害者バドミントンのサポートを行う団体「サンアビバドの会」が2日間に渡りサポートしていました。

初日、シングルスには、千葉県特別強化指定選手が4名出場。うち、3名の女子選手のうち、SL3(立位下肢)の山田麻美選手は同種目準優勝、また、豊田まみ子選手、杉野明子選手は共にSU5(立位上肢)の選手で、立位混合カテゴリーにてそれぞれ準優勝、3位の成績を収め、続く2日目には二人がダブルスを組み優勝も果たしています。

豊田まみ子選手(千葉県特別強化指定選手)

杉野明子選手(千葉県特別強化指定選手)

 

山田麻美選手(千葉県特別強化指定選手)

車いす(WH1・2)と立位下肢のSL3は『ハーフコート』が使用される。

千葉県特別強化指定選手の中で唯一男子選手の村山浩選手は、WH-1(車いす)シングルスでは悔しながら思うような結果を残せず、二日目のダブルスでは、福岡の小林幸平選手と共に3位に食い込みました。

日本障がい者バドミントン選手権大会結果はこちらから(日本障がい者バドミントン連盟ホームページ)外部サイトへのリンク

以下、そして後編に続き、強化選手4名のインタビューをご紹介します。(インタビューは2017年2月12日、千葉県障害者スポーツ・レクリエーションセンターにて実施。)

千葉県強化指定選手―山田麻美選手インタビュー~子育てと競技生活の両立の中で目指す国際大会でのメダル獲得~

山田麻美(やまだあさみ)選手プロフィール

2016年アイルランドパラバドミトンインターナショナルシングルス3位・ダブルス準優勝、2016年パラバドミントンアジア選手権大会ダブルス準優勝、第1回日本障がい者バドミントン選手権大会シングルス準優勝・ダブルス優勝、第2回日本障がい者バドミントン選手権大会シングルス準優勝

船橋市出身、千葉市在住。千葉飛翔ウェーブ所属。

最近の調子はいかがですか。今年の目標は

山田選手「12月の日本選手権大会では調子をうまく整えることができず優勝を逃してしまいましたが、この1月に行われた全日本の強化選手の選考ではその際に負けてしまった選手に勝つことができました。国際大会に出場したのは去年が初めてで、6月のアイルランドと、11月北京でのアジア選手権にチャレンジしました。アジア選手権では狙っていたメダルを獲ることができず、悔しい思いをしました。」

「今年も年間通して行われる国際大会に出場することになると思いますが、シングルスで何としてもメダルを狙いたいです。技術的なことに加え、下肢障害では動きを鍛えることが重要なので、そこを強化していきたいと思います。」

普段の競技生活がどのようなものか教えてください

山田選手「現在、6歳の子どもの子育てと家事をこなしながら、夫や家族の支えを得て、競技に取り組んでいます。練習日数としては、平日午後や週末を組み合わせて週3回から4回。千葉市内で「千葉飛翔ウェーブ」(千葉市内を主な活動拠点とする障害者バドミントンチーム)の練習に参加することもありますし、地元の体育館を借りて練習することもあります。パラバドミントンとの出会いは、19歳の時、職業訓練校に通っていた際、知人の紹介で千葉飛翔ウェーブに参加するようになったのがきっかけです。いまは子育てや主婦業と両立しながら練習時間を確保していますが、競技力を高めていくために、より良い環境は貪欲に求めていきたいと思っています。」

千葉飛翔ウェーブのホームページはこちらから外部サイトへのリンクご覧になれます。

千葉県強化指定選手―杉野明子選手×豊田まみ子選手インタビュー~自分たちにしかないチャンスを大切に~ 

杉野明子(すぎのあきこ)選手プロフィール(写真左)

2013年パラバドミントン世界選手権シングルス準優勝、2014年仁川アジアパラ競技大会シングルスベスト8・ダブルス3位、2015年インドネシアパラバドミントンインターナショナルシングルス準優勝、2016年パラバドミントンアジア選手権大会ダブルス準優勝、第1回日本障がい者バドミントン選手権大会シングルス準優勝、第2回日本障がい者バドミントン選手権大会シングルス3位・ダブルス優勝他。現在、世界ランク9位(2016年12月現在)。ヤフー株式会社所属。市原市出身・在住。

豊田まみ子(とよだまみこ)選手プロフィール(写真右)

2013年パラバドミントン世界選手権シングルス優勝、2014年仁川アジアパラ競技大会シングルスベスト8、2015年パラバドミントン世界選手権シングルス準優勝、2016年アイルランドパラバドミントンインターナショナルシングルス・ダブルス準優勝、第1回日本障がい者バドミントン選手権大会ダブルス優勝、第2回日本障がい者バドミントン選手権大会シングルス準優勝・ダブルス優勝ほか。現在、世界ランク3位(2016年12月現在)。ヨネックス所属。福岡県出身、柏市在住。

お二人は企業に務めながらの競技生活を送っていらしゃるとのことですが

豊田選手「私はいま、柏市内にある企業の寮に住んで2年が経とうとしています。実業団の練習は埼玉で行われることが多いのですが、千葉県内では野田でたまに行うこともあります。千葉は都内にも通いやすいし、都会すぎず、福岡の故郷の雰囲気にも似ていて、とても住みやすいです。企業での勤務形態はアスリート雇用ではないのですが、会社がバドミントン関係のメーカーで理解もあり、練習時間も勤務扱いになるので、実質的にはアスリート雇用に近い環境といえます。」

杉野選手「入社して4年が経とうとしていますが、もともと、普通に社員として働いていて、2016年4月から、パラの選手を応援する社内制度ができたことで、競技に充てる時間を作りやすくなり、競技と仕事を両立しやすくなりました。」

障害者スポーツとしてのバドミントン競技の練習にあたる上で、特徴はありますか

豊田選手「私も杉野選手も同じ障害クラスですが、障害の程度や具合は皆違いますから、打ち方ひとつとっても違うんですよね。先ほどもバックの取り方が違うね、なんていう話をしていました。引いて打つのがよいのか、引かないでインパクトでパーンと打つのがよいのか、とか。自分に、障害の特性に合う形を模索する作業は、健常の選手に比べてさらにあるのかもしれませんね。」

国際大会を第一線に活躍するお二人。海外のパラバドミントン、日本のパラバドミントンを比較して見えることはありますか

豊田選手「インドネシアや中国は強豪国で、競技に対する国全体のバックアップがすごいです。練習環境は日本よりも良いかもしれません。インドネシアではバドミントンが国技ということもあって、注目度はとても高いですし、観客も、健常もパラも垣根なく観てくれますね。」

杉野選手「ヨーロッパにも観客のそういう空気感がありますね。パラだから、と分けられている感じがありません。パラバドミントンの競技者数をみても、まだ国内では人口全体が少ないし、特に女子人口は少ないですね。メディアの取り上げもまだそこまでとはいえないし、マイナー感が強いのは否めないなと思います。」

国内でパラバドミントンを観戦できる機会は

杉野選手「2017年9月5日から10日まで、東京・町田市総合体育館で、BWF(世界バドミントン連盟)主催の国際大会が行われます。国際大会が日本で開催されるのは初めてですから、ぜひ多くの方に会場へ足を運んでもらえたらと思います。」

「ちなみに、2017年度は3月から11月頃まで世界各地で国際大会が開催されますが、私たちは5月頃から参加を予定しています。今年は一番大きい世界選手権が韓国・ウルサンで11月に開催されるので、ここが今年のピークですね。」

県民の皆さんへのメッセージ、競技を通して感じること

杉野選手「私は生まれも育ちもずっと千葉。千葉が大好きです。私以外にも千葉出身の選手はたくさんいるし、大会や競技体験会のようなきっかけで、地元にも活躍している選手や活動を支えている人たちがいるよ、というのを知ってもらえるきっかけになったらなと思います。9月には東京2020での開催種目が発表されます。現時点ではどの種目が開催されるかはわからず、出場できるかどうかもわかりません。プレッシャーや期待、いろんな声を背に受けながらも、自分は自分、ということで、頑張っていきたいと思います。」

豊田選手「はじめまして。千葉県民としてはまだ新米ですがよろしくお願いします(笑)。千葉県ではレディースのバドミントンの練習会にも参加させてもらっていますが、皆さんからいつもたくさん応援をいただいています。大会の情報もどんどん発信して、千葉県からパラバドミントンをもっともっと盛り盛り上げていきたいです。」

「東京2020に向けて、皆さんからの期待に応えるべく、応援の声をエネルギーに変えていきたいです。国際大会はみんなが出られるわけではないし、障害を持ち、自分たちにしかないチャンスをいただいて、有り難いな、楽しみたいなといつも思っています。目標があるおかげで人生が豊かなものになると思っています。」

 

前編では、女子選手たちの競技者としての日常や、競技に臨むにあたっての想いなどを伺うことができました。次のページでは、千葉県内での競技の普及の状況について知るため、競技者として活躍しながら競技の普及にもあたる村山選手、千葉県障害者バドミントン連盟会長にお話をうかがいます。

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