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更新日:平成31(2019)年1月28日

メダリストインタビュー【ウィルチェアーラグビー:羽賀理之選手】~頂上決戦を勝ち抜いて日本の中心選手に

世界の夢の舞台で活躍する千葉県の選手達。

本シリーズでは、「リオ2016パラリンピック競技大会」での熱戦で光り輝くメダルを獲得した選手にクローズアップし、県民に向けたメッセージや東京2020に向けての想いなどをお届けしていきます。

先のリオ大会、日本初の銅メダルをもたらしたウィルチェアーラグビー。

今回はチーム一丸となってメダル獲得に貢献した、羽賀理之選手のインタビューをご紹介します。

間もなく開幕となる「第18回ウィルチェアーラグビー日本選手権大会」。所属チームAXE(アックス)として、去年、一昨年と優勝まであと一歩届かず、今年の選手権では念願の優勝めがけて、現在最終調整を行っている羽賀選手に、日々のアスリート生活や貴重な海外経験と海外事情と比較した今後のウィルチェアーラグビー界への視点などをうかがいました。

(インタビューは平成28年11月下旬に行ったものです。)

【羽賀理之(はがまさゆき)選手プロフィール、主な戦績等】

2012年ロンドンパラリンピックでは日本代表補欠、2014年第15回日本選手権大会AXE2位(2.0クラスベストプレーヤー賞)、2014年第16回及び第2015年第17回日本選手権大会3位、リオ2016パラリンピックでは代表選手として銅メダル獲得に貢献。

専門学校在学中の交通事故により車いす生活となり、2006年、国立障害者リハビリテーションセンターで部活動として取り組まれていたウィルチェアーラグビーに出会って以降、競技に取り組む。2009年、ニュージーランドへウィルチェアーラグビー留学。SMK株式会社、AXE(埼玉県)所属。松戸市出身・在住。32歳(2016年12月現在)。

リオでの歓喜の銅メダル獲得から早くも2か月以上が経ちました。すでに切り替えて次の目標に向かっているのでしょうか。

「12月16日から千葉市で開催される日本選手権に向けて取り組んでいるところです。ここでちゃんと自分の動きができないと、次の全日本合宿に呼ばれないですし、その先の全日本メンバーとしての選考もありません。自分は松戸市に住んでいるので、練習拠点として取り組みやすい埼玉を拠点とするAXEに所属していますが、チーム目標として3年前から優勝を狙っています。リオ代表選手も多く在籍する千葉のRIZEには他の選手もどんどん育ってきているので、今までは対戦しても勝てていたものの最近正直わからなくなってきましたし、また、初日から、一昨年の覇者であり全日本エースも所属する北海道Big Dippersとの対戦もあります。気を引き締めて戦っていきたいと思います。」

「全日本合宿は1月7日から9日まで、国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)にて行われます。毎年、年度ごとにこの1月~2月に選考合宿として行われ、その結果選ばれた強化指定選手が、引き続き年間と通して行われる強化合宿に参加していく流れになります。この先東京に向けて、日本の中心メンバーとして活躍していくには、ここが勝負どころとなるわけです。」

(写真は、水曜のRIZE練習会に参加する羽賀選手)

普段はどのようなアスリート生活を送っているのですか

「AXEの練習は基本土日になるので、平日は別の拠点を組み合わせて練習しています。月金は国立障害者リハビリテーションセンター、火曜は横浜、水曜は千葉(RIZEの練習に参加)、木曜をオフにしたり軽めにしたり、とった具合です。企業に所属していますが、アスリート雇用契約なので、日中時間もトレーニングに充てることができています。」

「AXEは普段、浦和やその周辺エリアを本拠地としていて、埼玉県障害者交流センター(さいたま市)や国立障害者リハビリテーションセンターなどを練習に使わせてもらっています。」

大会会場では羽賀さんの名前を呼んで応援するオーディエンスをよく見かけます。多くの方に愛されていらっしゃるご様子ですね!

「ニックネームが“Massa”(マッサ)というのですけど、おそらくその呼び声でしょうかね。最近は千葉市などでもよく小学校に訪問させてもらっていますし、そういうところで仲良くなった子どもたちが、応援に来てくれますね。海外の選手からもそう呼ばれています。」

ウィルチェアーラグビー留学で、ニュージーランドに行かれたご経験について聞かせてくださいますか

「24歳から25歳の年のとき、8ヶ月間、クライストチャーチの『カンタベリー』というチームでお世話になりました。先輩でひとりニュージーランド留学を経験された方がいて、日本ウィルチェアーラグビー連盟の会長がつないでくれました。当時、時間のゆとりもでき、いろんな意味でタイミングが合ったところだったので、留学の話はパっと決断してしまいました。日本の選手も使っているラグ車(ウィルチェアーラグビー競技用車いすのこと)を作っている会社があるのですが、そこの社員さんの家にホームステイさせてもらいましたね。その方も車いすの方です。」

「長期間でいえば、ウィルチェアーラグビー留学としては先駆けでしょうか。海外経験というところでは、全日本のメンバーには、アメリカのリーグに参戦している選手もいます。」

「あの時の留学は間違いなく今につながっています。一番学んだのは、カンタベリーの当時代表だった方、自分と同じ障害点数なのですが、一緒に行動させてもらい、トレーニングの方法や環境の整え方などを細かく学びました。ニュージーランドは組織プレーを基調とするチームですので、それも大いに勉強させてもらいました。当時ぺーぺーの選手だった自分にとって、そうした先進的なニュージーランドのウィルチェアーラグビーから本当に多くの学びを得ましたね。」

海外の状況と比べて、これから日本がもっと必要とすることは何ですか

「今は、日本でも代表選手になると環境はかなり整ってきましたが、下の世代から這い上がってくる上では、環境が代表選手のそれとはかけ離れているので、なかなか難しくなっています。下が成長してこないと全体が伸びていきません。最近では育成選手という形で次世代の育成システムも生まれましたが、一昔前はそういうのもなくて。その当時から、もう海外はそういう仕組みは当然ありました。アスリートの裾野を広げ、選手強化が安定的になされる基盤を整えていくことが必要ですね。」

(写真は、リオ大会前の5月、千葉市内で開催された「2016ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会」にて、オーストラリアの選手とのせめぎ合いでハイポインターにゴールへのコースを作る羽賀選手)

東京2020に向けて、県民に皆さん向けてメッセージをお願いします

「リオに出場した選手は千葉県から3人いますし、また監督も千葉県の方です。日本選手権も千葉で行われます。千葉に縁が深いスポーツとして、ぜひ、実際の試合を観に来ていただいて、引き続き、2回目3回目とリピートして会場に足を運んでくださったら嬉しいです。応援の声を胸に、日本の中心選手として活躍できよう、頑張っていきたいと思います。」

10月17日、千葉県庁にて行われた県知事賞表彰式にて、官野選手(右から2番目)、今井選手(右手)と共に。

森田知事から表彰を受ける羽賀選手

観戦情報

第18回ウィルチェアーラグビー日本選手権大会

2016年7月に行われた予選リーグA、B、Cそれぞれの上位2チームと、10月に行われた予選リーグプレーオフで出場権を獲得した2チーム、計8チームが日本一のチームの座を懸けて戦います。羽賀選手を含め、リオ大会に出場した全日本メンバーもそれぞれの所属チームから出場します。世界トップレベルのプレーを目の前で観戦できるチャンスです。

日程:2016年12月16日(金曜日)~12月18日(日曜日)

会場:千葉ポートアリーナ(千葉市)

出場チーム:AXE、BLITZ、Freedom、HEAT、北海道BigBippers、Okinawa Hurricanes、RIZE、横濱義塾

入場料:無料

詳細は日本ウィルチェアーラグビーフェイスブックページ外部サイトへのリンクをご覧ください。

競技概要

日本ウィルチェアーラグビー連盟外部サイトへのリンクのホームページから、競技の概要やクラス分け、競技の進め方などの解説がご覧いただけます。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部体育課スポーツ推進室 オリンピック・パラリンピックアスリート強化・支援班

電話番号:043-223-4101

ファックス番号:043-221-6682

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