ここから本文です。

ホーム > 教育・文化・スポーツ > 教育・健全育成 > 教職員関係 > 教職員の服務 > 教育委員会におけるセクハラ対策 > 教職員と幼児・児童・生徒,保護者との間におけるセクシュアルハラスメント防止についての指針

更新日:令和2(2020)年2月26日

ページ番号:314512

教職員と幼児・児童・生徒,保護者との間におけるセクシュアルハラスメント防止についての指針

I基本的な考え方

1基本的な心構え

  • (1)教職員と幼児・児童・生徒(以下「児童生徒」という。)との間におけるセクシュアルハラスメント(以下「セクハラ」という。)については、大人と子ども、指導する側とされる側という関係のもと、児童生徒は拒否しがたく、逃れられない状況の下で発生することが多く、児童生徒の心に深い傷を与え、その後の成長に大きな影響を与えることになり、個人としての尊厳や人権を侵害するものである。
  • (2)教職員と児童生徒との間におけるセクハラは、教職員の児童生徒に対する人権意識が不十分なことや、性別により役割を分担すべきであるという固定的な意識を背景として起こる場合が多い。
  • (3)自らの言動がセクハラであることに気付いていない場合が多い。
  • (4)性に関する言動に対する受け止め方には、個人や性別で差があり、セクハラにあたるか否かについては、相手の受け止め方が重要である。
  • (5)教職員と保護者との間においては、学校内ばかりでなく、学校外や勤務時間外での接触の中で、子どもの成績や進路をめぐってセクハラと訴えられる場合もある。

2具体的事例

教職員と児童生徒及び保護者等との間のセクハラ防止のために、具体的事例を通して実践的な研修を重ねることが重要である。

<性的な内容の発言に関する事例>

  • 宿泊を伴う学校行事等の際、児童生徒を教員の部屋に呼んで、性的な質問をする。
  • 掃除を怠けていた女子生徒に対して「女の子のくせにきちんとしなさい。」と叱る。
  • 泣いている男子児童に「そんなに泣いていると女々しいぞ。」と叱る。
  • 教職員が保護者にスリーサイズなどを聞く。

<性的な行動に関する事例>

  • 指導の際、必要がないのに肩や背中に触れ、児童生徒に不快感を与える。
  • 女子であることで、お茶くみや掃除をさせたり雑用を強要する。
  • 部活動の指導の際、部員に対してマッサージと称して身体を触る。
  • PTA総会後、校外での懇親会で、ダンスを保護者(母親)に強要したり、拒否されるとその保護者の子どもの成績を下げる。
  • 保護者(父親)が、担任の女性教諭をデートにしつこく誘う。

II教職員と児童生徒、保護者との間のセクハラ防止

1教職員と児童生徒との間のセクハラ防止

 

(1)基本的視点

  • ア「親しさの表現」、「励まし」等が動機であっても、相手を不快にさせる場合があることを理解する。
  • イ児童生徒が教職員の言動を不快に感じた場合でも、明確な意思表示がされない場合も多いことを理解する。
  • ウ児童生徒の行動の変化を的確に把握することにより、内面の状況を理解するように努める。
  • エ日常生活のあらゆる場面において、児童生徒を一人の人格を持つ個人として対応しているか、性別による固定的な役割分担意識がないかどうか、自ら点検する。
  • オ日ごろから児童生徒との信頼関係の醸成に努め、児童生徒が相談しやすい環境の整備に努める。

 

(2)防止のための具体的方策

ア校内体制の整備
  • (ア)セクハラ防止に向けて、学校全体の取組を推進する校内組織を整備し、児童生徒や保護者からの苦情・相談に対応するための相談窓口を設ける。
  • (イ)設置した校内組織において、教職員研修計画及び指導計画を立案し、研修及び指導を行う。
  • (ウ)日ごろから児童生徒と教職員との健全な人間関係を形成するように心がけるとともに、相談窓口を児童生徒や保護者に周知する。児童生徒の相談員としては、校長、教頭、教育相談担当者又は養護教諭を充てる。そのうち少なくとも1名以上を女性とすることが望ましい。
イ教職員研修
  • (ア)具体的事例を分析し、教職員がセクハラについて共通理解を深める。
  • (イ)日々の教育活動を点検し、教職員自らの意識や行動の問題点に気付くことができる研修を行う。
ウ児童生徒に対する指導

学級活動やロングホームルームなどの時間を活用して、ロールプレイ、ディベート等の手法を取り入れ、人権侵害を許さない態度を養う。

2児童生徒間のセクハラ防止

児童生徒間のセクハラについても、学級活動やロングホームルーム等を活用して、具体的な事例を通して、セクハラの概念や人権に対する意識の高揚に努めるとともに、嫌なことは相手に対して明確に意思表示する態度を育成する。

3教職員と保護者との間のセクハラ防止

セクハラ防止についての学校の取組について文書等で周知するとともに、保護者が教職員からセクハラ被害を受けた場合の相談窓口が、校長、教頭及び指定した職員等であることを文書で連絡し、周知を図る。

IIIセクハラが起こった場合

1教職員と児童生徒との間でセクハラが起こった場合の対応

(1)被害を訴えた児童生徒に対しての対応

  • ア児童生徒から相談を受ける際には、原則として複数の相談員で対応する。
  • イ児童生徒から相談を受けた相談員は、相談した児童生徒の人権を十分に尊重し、最も適切な解決方法を早期に見い出そうとする姿勢を保持する。
  • ウ被害を訴えた児童生徒の立場を理解し、事実関係を的確に把握し、その内容を当該児童生徒に確認するとともに、正確に記録する(幼児・児童が訴えた場合、保護者を同席させる等の配慮をすること)。
  • エ被害を訴えた児童生徒の救済と心のケアを最優先に対応し、必要に応じて専門機関との連携を図る。
  • オ児童生徒の成長に深刻な影響を及ぼさないよう、継続的な支援活動を行う。

(2)セクハラ行為を行ったと訴えられた教職員への対応

  • ア校長はセクハラ行為を行ったと訴えられた教職員から事情を確認するとともに、必要に応じて第三者からも情報を収集するなど、事実関係の客観的な把握に努める。
  • イセクハラ行為を行ったと訴えられた教職員から事情を確認するときには、十分な弁明の機会を与えるとともに、その人権にも十分配慮する。
  • ウ事実関係の要因や背景を分析するとともに、学校の課題を明らかにし、再発防止のために校内研修等を実施するとともに、セクハラの内容が深刻で、信用失墜行為や全体の奉仕者としてふさわしくない非行に該当する場合は、校長は速やかに教育委員会に報告する。

2児童生徒間でセクハラが起こった場合

児童生徒間のセクハラについては、児童生徒の心身の発達段階等を考慮に入れ、実情に応じた適切な指導を行い、必要かつ適切な教育活動が行われるように配慮する。

(1)被害を訴えた児童生徒に対しての対応

  • ア児童生徒から相談を受ける際には、原則として複数の相談員で対応する。
  • イ児童生徒から相談を受けた相談員は、相談した児童生徒の人権を十分に尊重し、最も適切な解決方法を早期に見い出そうとする姿勢を保持する。
  • ウ被害を訴えた児童生徒の立場を理解し、事実関係を的確に把握し、その内容を当該児童生徒に確認するとともに、正確に記録する(幼児・児童が訴えた場合、保護者を同席させる等の配慮をすること)。
  • エ被害を訴えた児童生徒の救済と心のケアを最優先に対応し、必要に応じて専門機関との連携を図る。
  • オ児童生徒の成長に深刻な影響を及ぼさないよう、継続的な支援活動を行う。

(2)セクハラ行為を行ったと訴えられた児童生徒への対応

  • ア相談員はセクハラ行為を行ったと訴えられた児童生徒から事情を確認するとともに、必要に応じて第三者からも情報を収集するなど、事実関係の客観的な把握に努める。
  • イセクハラ行為を行ったと訴えられた児童生徒から事情を確認するときには、十分な弁明の機会を与えるとともに、その人権にも十分配慮する。(幼児・児童の場合、保護者を同席させる等の配慮をすること。)
  • ウ事実関係の要因や背景を分析するとともに、再発防止のために学級活動やロングホームルーム等の時間を活用して、セクハラの再発を防止する。

3教職員と保護者との間でセクハラが起こった場合

(1)教職員がセクハラ行為を行ったとして訴えられた場合

  • ア校長はセクハラ行為を行ったと訴えられた教職員から事情を確認するとともに、必要に応じて第三者からも情報を収集するなど、事実関係の客観的な把握に努める。
  • イセクハラ行為を行ったと訴えられた教職員から事情を確認するときには、十分な弁明の機会を与えるとともに、その人権にも十分配慮する。
  • ウ事実関係の要因や背景を分析するとともに、学校の課題を明らかにし、再発防止のために校内研修等を実施するとともに、セクハラの内容が深刻で、信用失墜行為や全体の奉仕者としてふさわしくない非行に該当する場合は、校長は速やかに教育委員会に報告する。

(2)保護者がセクハラ行為を行ったとして訴えられた場合

教職員が保護者からセクハラの被害を受けた場合には、校長は事実関係を確認し、セクハラ行為を行ったと訴えられた保護者からも事情を確認しながら、解決に向けて必要に応じて関係機関と連絡をとり、迅速かつ適切に対応する。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部教職員課管理室

電話番号:043-223-4063

ファックス番号:043-225-2374

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?