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更新日:令和3(2021)年5月24日

ページ番号:407078

令和2年度セクシュアルハラスメント及び体罰に関する実態調査の結果について

調査の目的

令和2年度に実施した、千葉市立学校及び市立高等学校を除く、すべての公立学校の児童生徒・職員を対象としたセクシュアル・ハラスメント(以下「セクハラ」という。)及び体罰に関する実態調査(セクハラ調査は平成16年度からすべての県立学校で実施、体罰調査は平成24年度から実施)の結果の概要がまとまりました。

この調査は、各学校が、学校におけるセクハラ及び体罰に関する実態を把握し、効果的防止策を講じ、よりよい学校環境を構築するために実施しているものです。

調査方法

(1)調査対象

千葉市立学校及び市立高等学校を除く、すべての公立小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に在籍するすべての児童生徒及び職員(臨時・非常勤職員を含む。)を対象とした。ただし、産休、育児休業、休職、療養休暇中の職員は除いた。なお、小学校、特別支援学校の児童生徒については、家庭に持ち帰り、保護者が確認する等の配慮を行った。

(2)調査期間

令和2年12月7日(月曜日)から令和3年1月29日(金曜日)まで

(3)その他

学校の実情に応じて、家庭に持ち帰り記述することを可とした。

セクシュアルハラスメントに関する実態調査の結果について

1概要

(1)100人あたりのセクハラと感じ不快だったと回答した人数

生徒
  • 児童生徒全体0.12人(昨年度比実数で45人減少)
    • 高等学校生徒0.26人(昨年度比0.03人増加)
    • 特別支援学校児童生徒0.32人(昨年度0.19人増加)
    • 小学校児童0.06人(昨年度比0.02人増加)
    • 中学校生徒0.13人(昨年度比0.11人減少)
職員
  • 高等学校職員0.47人(昨年度比0.37人減少)
  • 特別支援学校職員0.53人(昨年度比0.15人減少)
  • 県立中学校職員0人(昨年度比変化なし)

(2)セクハラと感じ不快だったと回答が多かった項目

(1)県立高等学校生徒
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.06%)
  • 「容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった」(0.04%)
  • 「不必要に身体に触られ、不快であった。」(0.03%)
(2)特別支援学校児童生徒
  • 「不必要に身体に触られ、不快であった。」(0.05%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.02%)
(3)中学校生徒
  • 「不必要に身体に触られ、不快であった。」(0.05%)
  • 「容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。」(0.02%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.02%)
(4)小学校児童
  • 「容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。」(0.02%)
  • 「不必要に身体に触られ、不快であった。」(0.02%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.01%)

2調査実施後の対応状況

(1)セクハラと感じ不快だったと回答した児童生徒への対応

各学校では、セクハラを受けたと回答した児童生徒に対し、セクハラ相談員が個別に面談して、状況を確認し、職員や児童生徒への指導や注意、職員による全体研修、児童生徒への人権教育等を実施した。

なお、本件では、教諭による生徒に対するセクハラ案件が報告され、事実確認の後、厳正に処分した。

(2)無記名でセクハラと感じ不快だったと回答した児童生徒への対応

無記名でセクハラを受けたと回答した児童生徒に対しては、各学校で再度相談を呼びかける対応をした。申し出のあった児童生徒に対しては、(1)と同様の対応をとった。

なお、特に深刻な問題があるとの報告はなかった。

3集計結果

(1)児童生徒編

<1>回答者数及びセクハラと感じたと回答した人数

区分

令和2年度

令和元年度

校種

性別

回答者数

回答数

割合%

回答者数

回答数

割合%

県立

高等
学校

男子

  43,307

57

0.13%

44,620

47

0.11%

女子

43,283

167

0.39%

44,929

162

0.36%

合計

  86,590

224

0.26%

89,549

209

0.23%

特別支援
学校

男子

3,833

11

0.29%

3,634

2

0.06%

女子

1,832

7

0.38%

1,745

5

0.29%

合計

   5.665

18

0.32%

5,379

7

0.13%

小学校

合計

248,685

148

0.06%

248,896

96

0.04%

中学校

合計

114.723

153

0.13%

115,654

276

0.24%

<2>セクハラと感じて不快だったと回答した主な内容

【小学校】児童の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体248,685名、回答数:男子65名、女子83名、全体148名]

アンケート項目

男子

女子

全体

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

30

20

50

不必要に身体を触られ、不快であった。

22

27

49

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

4

10

14

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。

    4     1 5
性的なうわさを流され、不快であった。  1 2 3

【中学校】生徒の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体114,723名、回答数:男子35名、女子118名、全体153名]

アンケート項目

男子

女子

全体

不必要に身体に触れられ、不快であった。

11

50

61

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

3

15

18

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

6

11

17

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。

5

4

9

性的なことについて質問され、不快であった。

   1     4   5
性的なうわさを流され、不快であった。 0 1 1

 

【県立高等学校】生徒の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体86,590名、回答数:男子57名、女子167名、全体224名]

アンケート項目

男子

女子

全体

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

13

41

54

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

10

23

33

不必要に身体に触られ、不快であった。

3

23

26

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。

14

10

24

性的なことについて質問され、不快であった。

  3    9    12
プライベートな交際を求められ、不快であった。     0     1    1

【特別支援学校】児童生徒の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体5,665名、回答数:男子11名、女子7名、

 全体18名]

アンケート項目

男子

女子

全体

不必要に身体に触れられ、不快であった。 

3

0

3

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

1

 0

1

(2)教職員編

(1)回答者数及びセクハラを受けたと回答があった人数

区分

令和2年度

令和元年度

校種

性別

回答者数

回答数

割合%

回答者数

回答数

割合%

県立

高等
学校

男性

4,878

7

0.14%

   5,165

9

 0.17%

女性

2,418

27

1.12%

2,437

55

2.26%

合計

7,296

34

0.47%

7,602

64

0.84%

特別
支援
学校

男性

1,502

5

0.33%

   1,538

9

 0.59%

女性

2,457

16

0.65%

2,418

18

0.74%

合計

3,959

21

0.53%

   3,956

27

 0.68%

県立

中学

男性 23 0  0% 26 0 0%
女性 15 0 0% 12 0  0%
合計 38 0 0% 38 0 0%
(2)セクハラと感じて不快だったと回答した項目

[県立高等学校]職員の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体7,296名、回答数:男性7名、女性27名、全体34名]

アンケート項目

男性

女性

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。

5

15

20

性的な話・冗談等を言われたりメール等を送られ、不快であった。

1

2

3

性体験や性的なことについて聞かれ、不快であった。

1

2

3

不必要に身体を触られ、不快であった。

  1

 2  3
執ように携帯電話の番号やメールアドレスを聞かれ、不快であった。  1   0   1
執ように交際を迫られ、不快であった。  1  0   1

[県立特別支援学校]職員の主な回答(複数回答)

[回答者数:全体3,959名、回答数:男性5名、女性16名、全体21名]

アンケート項目

男性

女性

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。

1

9

10

性的な話・冗談等を言われたりメール等を送られ、不快であった。

0

3

3

不必要に身体に触れられ、不快であった。

1

1

2

性体験や性的なことについて聞かれ、不快であった。   0   1 1

(3)記名の状況について

平成18年度調査からアンケートについては、原則記名としているところである。

児童生徒

区分

県立高等学校

県立特別支援学校

記名し

た生徒

の割合

セクハラを受け

たと回答した生

徒のうち記名し

た生徒の割合

記名した

児童・生

徒の割合

セクハラを受けたと

回答した児童生徒

のうち記名した児童

生徒の割合

令和2年度 97.5% 76.2% 94.2% 82.1%

令和元年度

96.8%

56.0%

92.8%

66.7%

平成30年度

94.8%

50.0%

92.6%

76.5%

平成29年度

96.1%

53.6%

92.5%

64.3%

平成28年度

94.3%

43.9%

92.3%

68.2%

(4)セクハラ以外のハラスメントを受け不快だったと回答した人数

平成28年度から新たに質問項目を設定し、実施したところ、児童生徒においては、県立高等学校で162人(0.19%)、特別支援学校で23人(0.41%)、中学校で104人(0.09%)、小学校で1,321人(0.53%)であった。具体的な事案の例として、「授業中のあまりにも行き過ぎた暴言。トラウマになっている生徒もいる。」、「先生が生徒のことを「お前」と呼ぶのをやめてほしい。」等といった教員の対応や発言によるものがあった。なお、セクハラ相談員等が、追跡調査等を行ったところ、教員から児童生徒に対するセクハラ以外のハラスメントの具体的相談について、深刻な内容はなかった。また、教職員においては、県立高等学校で95人(1.30%)、県立特別支援学校で58人(1.47%)であった。

体罰に関する実態調査の結果について

【概要】

1調査内容

各学校において、令和2年度の体罰の実態に係るアンケート調査を実施し、体罰の事実を確認した件数及び事案の概要を各県立学校及び各市町村教育委員会から報告する。

2調査結果

実態調査の結果、体罰として記入したのは0件であった。

(1)アンケートから確認し、体罰の疑いがあると報告された件数

学校種

小学校

中学校

高等学校

特別支援学校

合計

令和2年度 0 0 0 0 0

令和元年度

0

0

1

0

1

平成30年度

0

0

1

0

1

(2)発生の場面について

発生の場面

部活動中

授業中

その他

合 計

令和2年度

0

0

0

0

令和元年度 1 0 0 1
平成30年度 0 1 0 1

【参考】

1体罰の事案での令和2年度中の処分の状況について(令和3年3月31日現在)

(1)体罰の事案での処分の状況について(事故発生年度と処分年度は一致しない)

学校種

免職

停職

減給

戒告

小学校

0

0

0

0

中学校

0

0

0

0

高等学校

0

0

0

0

特別支援学校

0

0

0

0

合計

0

0

0

0

この他、小学校の1件を、市町村教育委員会が訓告の処分を行った。

2令和2年度に千葉県教育委員会の実施した体罰根絶の取組例

県初任者研修会及び中堅教諭等資質向上研修会、体育主任研修会等において体罰根絶について指導した。
  • 指導の中で、リーフレット「体罰なんかいらない!」(平成26年9月作成)を全参加者に提示し、「体罰根絶宣言」の周知徹底を図った。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部教職員課管理室

電話番号:043-223-4036

ファックス番号:043-225-2374

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