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更新日:平成31(2019)年3月6日

北総の指導力平成30年度

<1>特別の教科道徳の実施

<2>会話をする喜びを感じる外国語活動@佐倉市立王子台小学校

<3>他者を配慮し,思いや考えを伝え合う外国語教育@佐倉市立臼井西中学校

<4>平成30年度香取・海匝地区学力向上交流会(算数編)@匝瑳市立豊栄小学校

<5>平成30年度香取海匝地区学力向上交流会(道徳編)@匝瑳市立豊栄小学校

<6>平成30年度香取海匝地区学力向上交流会(理科編)@匝瑳市立豊栄小学校

<7>地域の力を取り入れた授業づくり「神南たから箱」@香取市立神南小学校

<1>特別の教科道徳の実施

道徳教育推進教師研修

平成30年度から小学校において「特別の教科道徳」が始まっています。千葉県では平成29年度から小学校の道徳の教科化にむけて、4回の道徳教育推進教師研修会を進めてきました。道徳教育推進教師とは、各学校において位置づけられている、道徳教育を推進充実していくための教職員です。北総管内の小学校・義務教育学校・特別支援学校の約180名の道徳教育推進教師が一堂に集まり、実践的な研修を行ないました。小グループに分かれ、「考え、議論する道徳」の実践に向けて個々が作成した指導案の検討と、その実践結果についての協議をしました。
どのような授業展開や発問をすれば子どもたちが「一面的な見方から多面的・多角的な見方へと発展させられるようになるか」「より深い納得解へと導けるのか」を、先生方一人一人の指導案をもとに話し合うことで、多くの気づきがありました。現在抱えている学校の課題改善も含めて、質の高い協議内容となり、まさに先生方自身が「考え、議論する」研修となりました。北総の道徳教育の推進への大いなる希望が垣間見えました。

中学校では平成31年度より「特別の教科道徳」が始まります。それに向けて本年度は、中学校道徳教育推進教師研修会を開催し、準備していきます。

<2>対話をする喜びを感じる外国語活動@佐倉市立王子台小学校

王子台小外国語

佐倉市立王子台小学校では、平成27年度から3年間、文部科学省の教育課程特例校の指定を受け、1年生から6年生までの全学年を通じて外国語活動を学習する取組をしてきました。研究を始めたころは、まずは、子どもも、教師も英語を楽しもうということを目標に研究を進めてきましたが、研究を進める中で、確かな英語の知識や技能の習得がコミュニケーションをしたいという気持ちにつながるという考えに至り、英語の知識や技能の力を着実につけることで、子どもたちが外国語を使って会話をする喜びを感じるようになることをめざしました。

平成29年度に行われた公開研究会の授業では、チャンツ(リズムに乗り英語を習得する練習法)により繰り返し声を出し合う中で、英語の表現を身に付けていました。また、そこで身に付けた表現を、道案内や宝探しといった設定された場面で、子どもたちは生き生きと英語を使ってコミュニケーションを図ることを楽しんでいました。

王子台小では、今年度も「会話する喜びを感じる外国語活動」をめざし、英語を実際に活用する場面設定を工夫し、子どもたちが英語を使ってコミュニケーションを図る取組をしています。

<3>他者を配慮し,思いや考えを伝え合う外国語教育@佐倉市立臼井西中学校

ポイント1~OneMinuteTalk(1分間英会話)~
ポイント2~生徒の活動を認め励まし、適切に指導ができるような工夫~

usuinishigaikokugo

佐倉市立臼井西中学校では、研究テーマを「他者を配慮し,思いや考えを伝え合う外国語教育~ペア活動を中心に話すことのやりとりの充実を図る活動から~」として外国語教育の研究に取り組んでいます。英語だけで会話を続ける、「OneMinuteTalk」の時間を設け、テーマを決めて,話すことの充実を図ろうと取り組んでいます。小学校と連携し,英語でのやり取り,相づちや質問などを取り入れ、小学校から学年が上がるにつれ段階的にコミュニケーションが充実し、即興性のある会話になるように研究を進めています。

また、生徒の進歩の活動を認め励まし、教師が適切に指導ができるような工夫として、ルーブリック(評価基準表)を作成しています。

上記写真は、平成30年7月の授業において、思考ツールの一つであるマッピングを使って、自分の思いや考えを即興で伝え合う授業の様子です。

平成31年度の6月には、「千葉県教育研究会英語教育部会英語指導法研究大会印旛大会」を同校にて開催し、これまでの授業成果を公開する予定です。

<4>平成30年度香取・海匝地区学力向上交流会(算数編)@匝瑳市立豊栄小学校

ポイント1~「思考し、表現する力」を高める実践モデルプログラムに基づく授業づくり~

ポイント2~「ちばっ子チャレンジ100」の活用~

豊栄小算数2年

第2学年では、「かけ算(3)」の単元において、簡単な2位数×位数の計算について乗法のきまりをもとに考える授業が行われました。問題の提示の仕方が工夫され、子どもの興味・関心が高まり、解決の見通しを持ってブロック図を自由に操作しながら考ることができました。隣同士で自分の考えを明確に相手に伝え、全体の話し合いでは、自分の考えと似ているところはないか考えながら、これまでのかけ算のきまりに基づいて未習の問題も解決できる良さを味わうことができました。

豊栄小算数3年

第3学年では、「三角形」の単元において、辺の長さの違いに着目し、三角形を分類する方法を考える授業が行われました。4色の長さの異なるジョイントバーを使って様々な三角形を作り、大きさや形などに着目して三角形を分類しました。グループで分類した三角形について紹介し合ったり、全体でそれぞれの考えを検討したことで、「辺の長さに着目して三角形を分類すると誰もが同じく分けられる」ことが確認できました。

豊栄小算数5年

第5学年では、「体積」の単元において、直方体を組み合わせた形の体積の求め方を考える授業が行われました。4年生の図形の学習を振り返り、図や立体模型に補助線を引いたりして、直方体の公式を使い、体積を求めました。全体で話し合う際には、ホワイトボードや立体の見取り図を用いて、自分の考えを筋道立てて相手に分かりやすく説明していました。

<5>平成30年度香取海匝地区学力向上交流会(道徳編)@匝瑳市立豊栄小学校

豊栄小道徳

匝瑳市立豊栄小学校では、研究主題「主体的に学び、考え、表現する児童の育成~自分の考えを持ち、互いに伝え合う活動を通して~」の実現に向けて研究を進めています。そのための手段として、具体的に「<1>自分の考えをもつことのできる手立てをとる」「<2>自分の意見を言うことのできる手立てをとる」ことを意識して授業展開に取り組んでいます。

授業は、4年生「雨のバス停留所で」(内容項目、C-(11)ねらい:きまりは、みんなの思いや願いをかなえ、みんなが気持ちよく生活できるようにするためにあることに気付かせ、周りの人の気持ちを考えて進んできまりを守っていこうとする心情を育てる)を展開しました。

導入では、日常の生活から「きまり」について想起し、「きまりはどうしてあるのか」という、きまりの意義について考えることを明確にしてスタートしました。

展開では、初めに「よし子さんの行動の問題」について把握し、その行動について「気持ちメーター」(自分の気持ちを表す2色の円形のカード)を使って話合いを行いました。児童は自分の考えをしっかりもって発言し、それに続いて発言する児童は、その発言に対する賛否について述べてから自分の考えを発言しており、深まった話合いがなされていました。

中心発問では、「よし子さんの母に対する発言を予想させる」ことを考えさせ、役割演技を通して、周りの人の気持ちを考えて行動することの大切さ等について考えを深めさせることができました。

終末では、「意識していなくても日常的にきまりを守って行動している児童の写真」「東日本大震災の避難所の写真」を活用して、あらためて児童自身に見つめ直させる、という授業展開でした。

今年度から実施となった「特別の教科道徳」における授業改善の視点、「考え、議論する道徳」を意識した授業となりました。

<6>平成30年度香取海匝地区学力向上交流会(理科編)@匝瑳市立豊栄小学校

ポイント1~「思考し,表現する力」を高める実践モデルプログラムに基づく授業づくり~
ポイント2~ICTを活用した「伝え合う活動」の充実を図る指導法の工夫~

豊栄小理科

理科では、問題解決的な学習過程の中で思考力・判断力・表現力等の力を高めるための手立てとして、ジグソー法を用いた授業実践が行われました。
授業展開の単元は「月と太陽」です。

<展開内容と効果>
自然の事象の観察を通して生まれた疑問である、「月と太陽の形や表面の様子の違い」についてクラスで予想を考えた後、ペアで分担をしてタブレット型PCを用いて調べていきます。
ここでは、ジグソー法の手法を活用して、月を調べるグループと太陽を調べるグループとに班を再編成し複数人で協力しながら調べます。その後、元のペアに戻ってお互いに調べたことを伝え合います。相手に伝えたい情報を考え、表現すること、相手の話を聞くという活動が繰り返される中で、自分自身の考えも深まるという効果が期待できます。

児童は、関連するホームページから画像を切り取ってプレゼンテーションソフトに貼り付けたり、調べる対象に係わる内容を抜き出したり、タブレットPCを上手に活用しながらまとめていました。

ペアに戻ってお互いに情報交換を行う中で、相手にわかりやすく伝えるための工夫を行う姿や、相手の話を聞く際には、画面をしっかりと見て理解しながら聞いている様子がうかがえました。最後にペアごとにクラス全体に向けて発表し、情報共有を行う場を持ちました。ここでもタブレットPCと大型ディスプレイを接続して発表、児童全員の顔がディスプレイに集中し、理解が深まっている姿が見られました。ICTの威力がさらに発揮された場面でした。

 

 <7>地域の力を取り入れた授業づくり「神南たから箱」@香取市立神南小学校

ポイント1統廃合の機会をとらえた学習活動

ポイント2地域に学ぶ学習

神南小

香取市立神南小学校は2020年3月に閉校し、翌年度より香取市立福田小学校と統合し香取市立わらびが丘小学校として出発する予定となっています。この統合の機会を「未来への第一歩」としてとらえ、児童会を中心に「未来のとびらプロジェクト」を立ち上げました。

このプロジェクトの一つとして、生活科と総合的な学習の時間で「神南たから箱」という単元を位置付け、自分たちのふるさとを大切に思う心を育み、学校を支えてきた先人たちの思いを受け継ぎ、自らの生き方を考えられる子供に育つことをねらいとしています。自然、産業、人、歴史等の学校や地域の特色を生かした探究課題に迫る取組を行なっています。

<単元例>

3年生は、「梨のひみつ発見隊」という単元で地域の梨農家の方に教えていただきながら見学、体験(受粉・接木・摘果・収穫)を行いました。また、梨について調べ、まとめた内容を「誰に伝えるか」明確にして、伝え方についても学習しました。

4年生は、「わたしたちの神南小」という単元で神南小の歴史について調べ、疑問点等を家族や講師として招いた地域の方に質問して探究活動を行いました。また、まとめた内容を発表するなかで、発表の改善点に気付いたり、これまで学校に関わってきた人々の思いや願いに気付いたりしました。

5年生は、「神南サツマイモPR大作戦」という単元で、地域の名産品であるサツマイモについて調べたり、講師を招いて地域の生産状況について話を聞いたりして情報収集しました。その後、個々で探究活動を行い、調べた内容を誰にどのようにPRするか対話を通して考えたことで表現活動も充実させることができました。

6年生は、「神南『きらり人』」という単元で、地域で自分の仕事に誇りを持ち、きらりと輝く素敵な人を講師として招き、インタビューを通して話を聞きました。講師には、事前に人生転機グラフを記入してもらうことで、児童が興味を持ってインタビューできるようにしました。インタビューを通して仕事に対する思いや願いを聞くことで、卒業を前にした児童がこれからの自分の生き方について考える良い機会となりました。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁北総教育事務所指導室

電話番号:043-483-1149

内線:2939

ファックス番号:043-486-2919

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