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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315184
(しょうじゃくいせきしゅつどのぼくしょどきしりょうぐん)
県指定有形文化財(考古資料)
平成22年3月19日
山武郡芝山町芝山438-1(芝山町)
山武郡芝山町小原子(おばらく)遺跡群庄作遺跡は、昭和61年から昭和62年にかけて発掘調査が行われ、古墳時代後期の竪穴住居跡9軒、奈良・平安時代の竪穴住居跡67軒、掘立柱建物跡11棟が検出された。この遺跡からは墨書土器がまとまって多く出土し、中でも25号住居跡からは人面墨書土器が2点出土し、それらには「丈部真次召代国神奉」、「罪ム国玉神奉」という墨書が記されていた。また、67号住居跡から出土した人面墨書土器には「国玉神奉」と記されているが、これらは9世紀前半の年代とされている。また、46・46B号住居跡からは人面墨書土器の断片と「]秋人歳神奉進上総[」の墨書土器が、58号住居跡からは「竈神」の墨書土器が出土し、46・46B号住居跡は9世紀初頭、58号住居跡は8世紀前半と推定されている。このほかにも「得」、「佛酉」などの墨書も見つかっており、神々への供献や祭祀に関わるもの、人名、仏教に関わるものなどの文字資料として、古代東国の集落内の信仰を示す大変貴重な資料ということができる。
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