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更新日:令和2(2020)年9月26日
ページ番号:314754
(ぼんしょう)
県指定有形文化財(工芸品)
昭和33年4月23日
茂原市下太田1516(万光寺)
この梵鐘は、高さが90.9cm、口径56.6cmで、3段組で鋳上げられている。乳は4段4列で、上帯、下帯とも文様がない素文であり、池の間4区にわたって銘文が刻まれている。2個の撞座は竜頭の方向と平行に位置しており、八葉の複弁蓮華文で9個の蓮子を刻んでいる。
池の間第1区には、「上総国二宮庄邑郷、大森山満光寺洪鐘」と銘があり、現在の茂原市下太田の地名と、万光寺の旧名を山号と共に刻んでいる。
また、第2区には、応永16年(1409)の紀年銘と第3区に作者の大工孫七助藤の名前が刻まれている。作者の孫七助藤の詳細は不明であるが、現在の市原市矢田を本拠とした鋳物師の系統の人物ではないかと考えられている。
なお、万光寺は、七里法華によって日蓮宗に改宗する以前は、真言宗の寺であった。
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