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更新日:令和7(2025)年2月3日
ページ番号:733211
(みなみふたえぼりいせきしゅつどどせいひん(とりがたどせいひん))
県登録有形文化財(考古資料)
1点
令和5年2月7日
夷隅郡大多喜町森宮8-3(千葉県)
古墳時代前期の鳥形土製品で、千葉市南二重堀遺跡の発掘調査において、第69号住居跡の東壁際覆土中より出土した。嘴及び尾の一部欠損を除けばほぼ完形であり、保存状況も良好である。
色調は褐色で、器面はヘラ削りによる整形・調整が施される。目は竹管状工具による押圧、嘴は刻線で表現される。胴内部は中空であり、外形は、頭部から頸部にかけて首の表現により曲線を帯び、腹部は幅広で扁平を呈する。残存状況から、尾の先端は立ち上がり、背と接する部分でㇵの字状の開口部を作り出しているとみられる。
扁平な腹部の表現から水鳥を模したものと想定されるが、県内において同時期の鳥形土製品は、千葉市東寺山遺跡の出土例のみであり、全国的にも珍しい。
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