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更新日:令和8(2026)年2月20日

ページ番号:733843

光明寺薬医門 蟇股「力士像」(武志伊八郎信由関連作品)

(こうみょうじやくいもん かえるまた「りきしぞう」(たけしいはちろうのぶよしかんれんさくひん))

光明寺薬医門の画像 光明寺薬医門

光明寺薬医門 蟇股「力士像」の画像 光明寺薬医門 蟇股「力士像」

種別

県登録有形文化財(彫刻)

登録内容

1点

登録日

令和7年2月26日

所在地(所有者)

木更津市中央1-3-5(宗教法人光明寺)

概要

武志伊八郎信由(初代伊八。以下、「伊八」という。)は、江戸時代後期に活躍した彫物大工である。その作品は、上総、安房地方の社寺建築を中心に遺されており、現代では特に波の表現が特徴的であると評価されることが多いことから、広く「波の伊八」として知られている。作者銘・紀年銘や作風から、伊八が手がけたと考えられる作品を「武志伊八郎信由関連作品」と呼ぶ。

本作は、光明寺の薬医門の蟇股として取り付けられた力士の彫刻である。門上部中央に力士、その左右に木鼻の獅子・牡丹が配置される。平成24年の調査で力士像の背面に刻銘(「彫工 房刕長サ住 下打墨村 武志伊八」)が確認され、27歳以前の初代伊八の作であることが判明している。

伊八の他の力士像にはない単体で、両肩ではなく左肩のみで部材を支える姿勢を取る。眼球には銅板が貼られる。彩色は風化して確認できない。口を堅く閉じる表現から阿吽のうちの吽形と捉えることもでき、昭和27年頃の門の移築時に保存状態の悪い阿形の力士像が取り外されて単体になった可能性も考えられる。バランスよくまとまっている君津市岩田寺の力士像(安永3年・伊八23歳作品)に比べ、やや手足や体部を大きく表現することで躍動感を増し、やや硬い表情の岩田寺作品に対し、力を込めて重みに耐える姿勢に相応しい力強く、自然な表情が表現される。以上の点から、本作は岩田寺作品よりも後に制作されたと想定でき、刻銘や獅子の年代観を合わせると、青年期24歳から26歳頃の作品と推定される。彫刻技術の成長著しい20代中頃の伊八の作風を示すものとして一定の価値をもつ。

また、本作は伊八が拠点としていた安房地域から離れた、木更津地域での活動の一つである。この制作を含む一連の活動が、伊八のその後の作品や評価が江戸以西を含めた広域に展開した起点になったという考え方もある。

現在、JR木更津駅前通りに面した門の正面に取り付けられており、寺院内に入らず作品の鑑賞が可能である。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:0120-23-1008

ファックス番号:043-221-8126

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