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更新日:平成30(2018)年3月12日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成30(2018)年3月10日放送分(特集)「スマート農業~安定供給を目指す取り組み~」

掲載日:平成30年3月12日

IoT技術を活用した農作業の省力化や、収穫量の安定などを目指す最先端の農業を紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
それでは特集です。
今週の特集は、「スマート農業」と題しまして、農産物の安定供給を目指す取り組みを紹介します。

(リポーター)
革新的な技術を用いて農業を行う「スマート農業」。
農業の抱えるさまざまな課題の解決に向けた試みが行われています。
その現場に伺い、最先端の技術とこれからの農業についてお話を伺ってきました。

(リポーター)
温暖な気候と豊かな自然に恵まれた千葉県は、日本屈指の農林水産県です。
中でも農業は、農業産出額4,711億円と全国で第4位を誇ります。
ねぎや枝豆など全国第1位の野菜も多く、さらには、米や畜産、花きなども全国で上位に位置しています。
しかしながら、農林水産業における担い手の減少や高齢化といった労働力不足の問題、資材や燃料の高騰・天候の不順といった環境の変化をめぐる問題などといった多くの課題に直面しています。
こうした課題に対応していくため、最先端テクノロジーを用いて作業の効率化や省力化を図り、新しい農業への道を切り開こうとする取り組みが始まっています。

(リポーター)
私が最初に訪れたのは、長生郡一宮町にある長生フロンティアファームです。
こちらは、一宮町や白子町の若手の生産者5人で設立した農事組合法人です。

(リポーター)
このハウス、ものすごく大きくて、まるで大きな工場みたいですね。
では、この中でトマトが作られているということなので早速伺ってみたいと思います。

(リポーター)
九十九里に面したこの辺りでは、温暖な気候を生かしてこれまでもトマトづくりが行われてきました。
そのトマトは、長生という地名にちなんで「長生(ながいき)トマト」と呼ばれています。
とても大きなハウスですね。

(農事組合法人長生フロンティアファーム 石井さん)
そうですね。
従来は温室って呼ばれてるんですけども、ここはグリーンハウスと呼ばれています。
高さが4.5mありまして、なんで高くしているかっていうと太陽の光を最大限に利用できるようにできています。

(リポーター)
どんなスタイルでトマトを育てているんですか。

(石井さん)
そうですね。
環境制御システムっていうのを導入して、環境をコントロールしています。

(リポーター)
なるほど。
では石井さんは、どうして長生フロンティアアームを立ち上げようと思われたんですか。

(石井さん)
そうですね。
全国的にそうだと思うんですけども、資材の高騰とか原油の高騰、また人件費も増大しています。
そこで、新規のハウスを建てるとなるとさらに返済も入ってきますので、なかなか利益が出てこないのが現状ですね。
で、30年前のトマトの単価、市場単価と今の価格ってほとんど変わらないんですよ。

(リポーター)
えっ、そうなんですか。

(石井さん)
そうです。

(リポーター)
だって色々なものが値上がりしていく中でなかなか厳しいんじゃないんですか。

(石井さん)
それを打破するために、僕たちは長生フロンティアファームを立ち上げて、頑張っています。

(リポーター)
うん、なるほど。
ではこのトマト、どのような栽培方法で育てているんですか。

(石井さん)
ロックウールを使った栽培システムを導入しています。
作業管理の方とか環境管理の方は、ICTを活用して行っています。

(リポーター)
長生フロンティアファームでは、統合環境制御システムを導入しています。
温度や湿度・養水分・光などトマトの成長に必要な要素をコンピュータで管理し、トマトに最適な環境を整えています。

(リポーター)
このシステムを導入して、どういうよいことがありましたか。

(石井さん)
そうですね。
ICTを活用することによって、トマトのもってるポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
それによって収量が増大して、将来的には一反部あたり40トンを目指しています。
そして、なおいいのが、減農薬にもつながっているんですよ。

(リポーター)
じゃ、私たちは安心安全にトマトを食べることができるというわけですよね。
今後はどのようにしていきたいですか。

(石井さん)
そうですね。
このつくりを地域に広めていって、若い人たちにもっとガンガン農業をやってもらえるような土壌づくりをやっていきたいと思います。

(リポーター)
長生フロンティアファームでは、外部から講師を招いて講習会を開いたり、他の生産者と技術を共有したりしながら、「技術の方程式」づくりに取り組んでいます。
それは、方程式をつくり、農業従事者みんなで効率的な農業経営が行えるようになれば、新たな担い手も増えるのではないという思いからです。
石井さんたちの挑戦はさらに続きます。

(リポーター)
続いてやってきたのは、幕張新都心です。
農業とはかけ離れた地域のような気もしますが、ここでも野菜が作られているんです。
訪れたのは、新世代植物工場「幕張ファームベチカ」です。

(リポーター)
こちらで、野菜の試験栽培が行われていると聞いて伺ったんですが、詳しく教えてください。

(伊東電機株式会社 岡田さん)
実は、この施設では野菜を地下で育てております。

(リポーター)
どのような形で育てられているんでしょう。

(岡田さん)
まず、こちらをご覧いただきたんですけども。

(リポーター)
うわぁ、こんなふうになってるんですね。

(岡田さん)
こちらの方の装置、セルという装置なんですけども、このセルの中にトレーを並べまして、まずこのトレーで栽培をします。
この地上では、種を植えて、苗を育てて、トレーごとですね地下に送って、で地下で24日間育てまして、育ったレタスが自動的に地上に上がってくるというような装置です。

(リポーター)
自動的になんですもんね。
すごいですね。

(リポーター)
幕張ファームベチカでは、幕張新都心の地下にある電話や電気などのライフラインを収容する未利用だった共同溝を活用し、野菜を栽培しています。
ここはIoTを活用した、世界初の全自動植物工場なんです。

(リポーター)
もともと、野菜作りに携わっている会社なんですか。

(岡田さん)
実は私どもは、物流のセンターとかでよく使われています、ローラのコンベヤを作っている会社なんです。
そのローラコンベヤの搬送技術を生かして、自動型の植物工場をつくったのがこの「セル式モジュール型植物工場」になっております。

(リポーター)
そうなんですね。
では、実際にどのように野菜を作るのでしょう。

(岡田さん)
ご覧になられますか。

(リポーター)
はい、お願いします。

(岡田さん)
じゃ、どうぞ。

(岡田さん)
実はこちらの方に、苗を入れたトレーを入れて、レタスができたものがまたこちらの方から出てくる仕組みになっています。

(リポーター)
トレーだけが地下に行って、自動で戻ってくるということなんですか。
と聞くと、なおさら地下がどうなっているか見たくなってきたんですが。

(岡田さん)
行ってみましょう。

(リポーター)
お願いします。

(リポーター)
結構、下まで降りるんですね。

(岡田さん)
そうですね。

(リポーター)
下に来ると、外より暖かいですね。

(岡田さん)
そうなんです。
地下はその地域の気候の平均気温になってきますので、実はこの地下の植物工場はエアコン等の空調なしで栽培しています。

(リポーター)
えー、そうなんですね。
すごいですね。
地下がこんなふうになっているなんて驚きました。
こんなに大きなシステムですけど、管理されているのって、このセルの中だけなんですよね。

(岡田さん)
このセルの中を管理することによって、ランニングコストを抑えております。

この地下工場での野菜の育成状況は常に監視され、さらにはLED照明、二酸化炭素濃度、養液の管理、自動追肥なども、IoTコントロールシステムで制御されています。

(リポーター)
これなら、天候にも左右されず、安定した品質の野菜がつくれますよね。

(岡田さん)
そうですね。
こちらの方で育った野菜は、このまま地上の方へ運ばれていきます。

(リポーター)
すごいですね。
では、これからの目標を教えてください。

(岡田さん)
現在は日産200株の試験栽培ですが、将来的には日産5,000株まで量産にもっていきたいと思っております。

(リポーター)
この施設もすごいですもんね。

(岡田さん)
このシステムであれば、未利用の遊休地ですとか施設、そういったものを有効に活用して、こういった野菜がそれぞれのご家庭に安定的に届けられると思っております。

(リポーター)
楽しみにしています。
きょうはありがとうございました。

(岡田さん)
ありがとうございました。

(キャスター)
こうして最先端のテクノロジーを活用することによって、作業を省力化することができ、必要な情報がデータ化され、効率よく農業を行えるということなんですね。

(リポーター)
そうなんです。
これまで生産者の勘や経験に頼る部分の大きかった農業も、データ化していくことで、新しい担い手の人も増えていくといいですよね。

(キャスター)
今のこうした取り組みが、私たちの「食」を支えてくれているということなんですね。
最先端の農業にこれからも期待しています。
以上、特集でした。

(キャスター)
続いて、「旬のレシピちばの味」。
今回は、ダイコンを使ったレシピです
千葉伝統郷土料理研究会、猪野弘子先生に、「ダイコン・卵・豚肉の炒め煮」を作っていただきます。
千葉県のダイコンの産出額は全国2位。
銚子市や旭市、成田市が主な産地です。
今回は、そんなダイコンを使って、うまみがたっぷり染み込んだ煮物を作ります。

(キャスター)
皮をむいたダイコンは、厚さ1センチの輪切りか半月切りにします。
鍋にダイコンとたっぷりの水を入れて中火にかけ、竹串を刺してみて固めにゆだったら取り出しましょう。
そのゆで汁に3センチに切った豚肉を入れ、色が変わるまでゆでて取り出します。
鍋にゴマ油を入れて中火で熱し、ダイコンの両面に少し焦げ目がつくように焼きます。
ここに、しょうゆ・酒・酢・砂糖と豚肉、殻をむいたゆで卵を加え、汁気がなくなるまで5分炒め煮します。
ゆで卵を6つ切りにし、ゆでた絹さやを添えて器に盛り付ければ完成です。

(千葉伝統郷土料理研究会 猪野先生)
ダイコンはゆでてアク抜きしますと、雑味が取れておいしくなります。
皆さん、ぜひ、お試しください。

(キャスター)
紹介したレシピは、「県民だより3月号」に掲載されています。
ちばの食材について詳しくは、ホームページもご覧ください。
では、プレゼントです。

(リポーター)
今週は、JA長生ながいきトマトを5人にプレゼントいたします。

(キャスター)
ご覧の必要事項と番組の感想を必ずお書き添えの上、ご応募ください。
では、来週のお知らせです。
来週は放送時間を5分拡大し、特別番組「東京2020オリンピック・パラリンピックへ向けて」をお送りします。
それでは、今週の「ウィークリー千葉県」、このあたりで失礼します。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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