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更新日:平成29(2017)年6月17日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成29(2017)年6月10日放送分(特集)「千葉県に眠る天然資源~ヨウ素・天然ガス~」

掲載日:平成29年6月12日

「南関東ガス田」の中心部にあたる千葉県は、純度が高い「天然ガス」と、日本が世界シェア第2位の「ヨウ素」の大半を生産しています。
今回は貴重な国産天然資源「天然ガス」とさまざまな分野で利用されている「ヨウ素」について紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
今週の特集は、「千葉県に眠る天然資源~ヨウ素・天然ガス~」ということですが。
ヨウ素というのは、うがい薬や消毒などに使われるものですね。

(リポーター)
はい。それ以外にも、最近では液晶の偏光フィルムなどハイテク分野でも活用されるようになりました。
そんなさまざまな用途をもったヨウ素ですが、世界的に見れば、日本はチリに次ぐ世界第二位の主要産地で、なんと千葉県は国内生産量の8割を占めています。
資源の乏しい日本にあって、世界に向けて輸出できる貴重な国産資源「ヨウ素」と千葉県の天然ガスについて取材してきました。

(リポーター)
千葉県を中心に、茨城・埼玉・東京・神奈川にまたがる日本最大の水溶性ガス田「南関東ガス田」。
地中深く眠るメタンガスとヨウ素を含む地下水は海水とほぼ同じ成分で、推定される埋蔵量はおよそ3685億立方メートル。
現在の生産量で換算すると800年分に相当します。
茂原市にある天然ガス事業会社。
天然ガスとヨウ素という2つの貴重な国産資源の開発を行う、この分野では県内で最も歴史ある企業です。

(関東天然瓦斯開発株式会社 総務部総務グループ マネージャー 堀沢栄さん)
千葉県産の天然ガスは、地下水に溶け込んだ状態で存在しているため、水溶性天然ガスとして分類されています。
この分類は、地下においてどのように存在しているかによるものであり、産出された天然ガスの成分は、海外から輸入する天然ガスと大きな違いはありません。
千葉県産の天然ガスの起源は、今から数百万年前に海底に堆積した動植物と推定されており、長い年月をかけて地下水に、これに溶けて溜まっていったものです。

(リポーター)
南関東ガス田の中で、なぜこの地域で天然ガスの生産が行われているのでしょうか。

(堀沢さん)
はい。
南関東ガス田のなかでも、特に茂原市周辺は埋蔵量が豊富で、地下のガス層の深さが浅く、産出水量に対するガス量が大きいなど、天然ガス開発に有利な条件が揃っているためです。
千葉県産の天然ガスの成分は、メタンが約99%であり、組成が安定しています。
天然ガスは公害のもととなる硫黄分を含まない等、石油や石炭に比べて、環境にやさしいエネルギーです。
現在は千葉県において、毎年4.5億立方メートルの天然ガスが生産されており、その多くが都市ガス向けに使われています。これは一般的なご家庭の使用量で計算するとおよそ90万世帯分の量になります。

(リポーター)
この地で産出される天然ガスは、茂原をはじめ千葉県の近代産業を飛躍的に発展させる原動力となりました。
それでは千葉県の天然ガスはいつごろから利用されてきたのでしょうか。
夷隅郡大多喜町。
いすみ鉄道大多喜駅から南に800メートルほどのところに「天然ガス井発祥の碑」があります。
明治24年、この地で醤油醸造業を営んでいた太田卯八郎(おおたうはちろう)は屋敷内に井戸を掘りましたが、真水ではなく泡を含んだ茶褐色の塩水が湧き出て目当ての真水は得られませんでした。
がっかりした卯八郎は、口にしたタバコを何気なく泡の中に捨てたところ、たちまち青白い炎を上げて盛んに燃え出したといいます。
天然ガスが湧き出していたんですね。
その後、卯八郎は工夫を重ね天然ガスを利用、「天下無比天然水素瓦斯」と称して後世に伝えられています。
天然ガスの開発や供給の歴史については、ガス灯が印象的な「天然ガス記念館」で学ぶことができます。
大多喜町方面を訪ねた際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

(堀沢さん)
こちらは、実際に天然ガスとかん水を分離しているセパレーターと呼んでいる施設になります。
こちらをご覧にただきますと、このコンクリートの中、中は空洞になっているわけですけれども、こちらにメタンガスが、天然ガスが溜まっていきます。
天然ガスは空気より軽いですから、屋根から伸びているこのねずみ色のパイプを通して集められて、販売先の方へ送られていきます。
一方かん水ですけれども、水ですので低い所に流れていきます。
この足元のように、水が溜まっていく…、こういう形になります。
この「かん水」の中に、ヨウ素が海水の2000倍ぐらい、濃く含まれていますので、このあとヨウ素を取出すためにヨウ素工場へ送っていきます。

(リポーター)
「かん水」は、送水管を通じてヨウ素工場に送られ、ヨウ素製造の原料となります。
長生郡白子町にあるヨウ素工場を見学させていただきました。
ヨウ素は私たちの生存、成長に不可欠な生理作用を持っていて人体の必須元素です。
私たちの住む日本は島国であるため、海藻や魚介類から必要量のヨウ素を摂取できますが、内陸の国や海産物の摂取が少ない地域では、ヨウ素の不足による発育不全やヨウ素欠乏症に苦しんでいる人たちがいます。
ヨウ素の世界生産量は、日本が35パーセントを占めチリに次いで世界第2位の産出国。
日本国内ではそのほとんどが千葉県で生産されていることから、県では国際協力の一環として、関係機関と連携しながらヨウ素支援を推進しています。

(日本天然ガス株式会社 製造部 部長 片岡弘樹さん)
「かん水」からイオン交換樹脂法、または追い出し法といった方法で取り出したヨウ素の結晶を、一度溶融して精製し、製品として出荷します。
今まさにここで最終工程を行っているところですね。

(リポーター)
今まさに出ているのが、ヨウ素なんですね。

(片岡さん)
はいそうです。
こちらが、完成した製品を保管する倉庫です。こういった形で出荷されます。

(リポーター)
どのようなところに出荷されるのでしょうか。

(片岡さん)
多くは海外への輸出です。
資源の乏しいわが国が世界に向けて輸出できる、貴重な国産資源ですね。

(リポーター)
実際にどのように利用されていますか。

(片岡さん)
身近なものではうがい薬やレントゲン造影剤、殺菌剤、防菌剤の原料として利用されています。
その他、工業用の触媒、農業分野でも使われますし、最近では液晶の偏光フィルムや半導体のエッチング材、太陽電池といったハイテク分野など、さまざまな方面で使われているようです。

(リポーター)
まだまだいろいろと可能性を秘めた素材といえそうですね。

(片岡さん)
そうですね。

(リポーター)
悠久の時間が造り上げた地球からの貴重な贈り物、天然ガスとヨウ素。
千葉県の大地の下には大きな資源が眠っているのです。

(日本天然ガス株式会社 製造部 部長 片岡弘樹さん)
天然資源の多くを輸入に頼っている日本にあって、千葉県では一定量の天然ガスと多くのヨウ素が生産されています。
特に地元で生産され、地元で消費される天然ガスは産油国・産ガス国の情勢に左右されることがなく、供給安定性が高い資源となっています。
この貴重な資源を将来にわたり末長く提供し続けることが私どもの使命だと思っています。

(キャスター)
千葉県がもつポテンシャルって本当にすごいですね。

(リポーター)
そうですね。
千葉県産のヨウ素を活用するため、産官学の連携のもと、ヨウ素の研究拠点を設立し、輸出向けに高い付加価値のヨウ素製品を開発、製造していこうとする動きもあるそうです。

(キャスター)
千葉県に眠る天然資源、天然ガスにヨウ素。これからの展開にも注目していきたいですね。
以上、特集でした。

続いて、「旬のレシピちばの味」。
今回は、「なす」を使ったレシピです。
千葉伝統郷土料理研究会、桜屋敷智子(さくらやしきともこ)先生に「ナスの彩りほっとサラダ」を作っていただきます。
この時期から旬を迎える千葉県産のナス。
野田市や九十九里町が主な産地です。
今回は、そんな「ナス」を、身体に優しいホットサラダにします。
ナスは乱切りにし、ズッキーニは1センチの輪切りにします。
それぞれ塩をまぶし、5分ほど置いておきましょう。
キッチンペーパーで水気を取ったら、オリーブオイルを入れ、熱したフライパンでズッキーニを焼きます。
少し焼き色が付いたらいったん取り出し、同じフライパンでナスを焼きます。
ナスに少し焼き色がついたら、ヘタを取ったミニトマトを加え、さらに10秒ほど焼きます。
ウスターソースと酢、オリーブオイル、マスタードを混ぜ合わせてドレッシングを作り、これを具材が温かいうちにあえたら、「ナスの彩りほっとサラダ」の完成です。

(千葉伝統郷土料理研究会 桜屋敷智子(さくらやしきともこ)さん)
いつもは冷たくしていただくサラダですが、ナス、トマト、ズッキーニなどの夏野菜を温野菜にしてみました。
どうぞ皆さま、お試しください。

(キャスター)
ご紹介したレシピは「県民だより6月号」に掲載されています。
ちばの食材についてはホームページもご覧ください。
それでは、プレゼントです。

(リポーター)
今週は、大多喜町のタケノコとジビエを使ったカレーをセットにして、5人の方にプレゼントします。

(キャスター)
ご覧の必要事項と番組の感想を必ずお書き添えの上、ご応募ください。
さて、来週の特集は「カミツキガメ」を中心に、県が行っている外来生物の防除活動をご紹介します。

それでは、ウィークリー千葉県、また来週です。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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