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更新日:平成29(2017)年3月21日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成29(2017)年3月18日放送分(特集)「水普請で地域交流」

掲載日:平成29年3月21日

明治10年に大多喜町の養老川をせき止め、住民の私財を投じて造られた全長6キロに及ぶ「品の川用水」。現在でも使われているこの用水の維持管理に一般参加者を募集して人を呼び込み、地域の活性化につなげようとする取り組みについて紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
今週の特集は「水普請(みずぶしん)で地域交流」ということですが、この『水普請』ということばは、聞き慣れないですね。

(リポーター)
そうですよね。
そもそも「普請(ふしん)」ということばは、多くの人々に呼び掛け、道路などの社会基盤を地元の方々で造り、維持するこということばでして、今回は、明治のはじめに造られた用水路を地元の方々で修繕し、維持するという取り組みです。

(キャスター)
それで「水普請」ということなんですね。

(リポーター)
はい、そうなんです。
大多喜町にある「品の川用水」では、毎年この時期に、川に堰を作り、用水路に水を引き入れる作業が行われています。
今回は、こうした作業を、都市部の方々にも体験してもらい、大多喜の自然や農業に興味を持ってもらおうとするイベントが行われるということで、一緒に参加しながら詳しく取材してきました。

(リポーター)
養老川の上流、大多喜町小田代(こただい)。

旧老川(おいかわ)小学校の近くに「水路の碑」がひっそりと建っています。

この地域は、養老川が深い谷をつくっているため、川から水をくみ上げる事が困難で、「品の川用水」ができるまでは、雨水を溜めて農業に使っていたといいます。

雨の少ない年は水に困ることもあったため、この地に住む中村 太左衛門(たざえもん)は土地の高低差を考え、上流の会所(かいしょ)地区からこの地域まで用水路をひくことを計画しました。
当時の建設技術や費用の問題もあり、なかなか工事に着手できませんでしたが、明治10年、孫の伝治(でんじ)が祖父の遺志を受け継ぎ、私財を投じてトンネルなどを掘削。
翌11年10月に完成し、以来今も大切に使われています。

(老川用水組合監事 米本郁徳さん)
当時やはり機械類ですね…、そういうものがまだまだ十分でなかったというようなことで、やっぱりツルハシあるいは勘に頼るしかなかった、ということがやっぱり一番工事を大変にしたひとつじゃないかと思いますね。
水が田んぼに、用水路を通して引かれた時のあの感動というか、感激というか…、そして一年耕作してみたら、たくさんの米がとれたと…。
皆さんの家庭経済も潤ったという、まあそんなことも耳にしてますけど…。

(リポーター)
昨年は、8月以降次々と台風が関東地方に接近し、各地に被害をもたらしました。

養老川を堰き止め、いつもは満々と水を蓄えていた「品の川用水」の取水口付近も、台風の影響で堰の半分が流され、水路にはかなりの土砂も堆積してしまったそうです。

秋も深まった10月下旬、被害を受けた「品の川用水」について市民が学び、修復するイベントが行われました。
主催したのは、都市と農村の交流事業などを手掛けるNPO法人。
イベントのねらいについてうかがいました。

(大多喜みらい塾 塾長 上治 信さん)
昭和40年代には98名の組合員さんがいたんです。ところが、今現実的には11名しかいないと…。
11名の方で、総延長6キロを管理していくわけですね。
行くまでが、まず大変なんです。
川を歩きながら行って、その土砂撤去がもう人力しか無いんですね。
地域の人たちもこの遺産を知ってもらって一緒に活動してもらいたいし、都会から新たなこういう魅力発見のひとつとなればね。
これから用水の時期ですから、こういうことでね、まあ地域の用水組合の皆さんにちょっとご協力できればな、ということで企画させていただいたということですね。

(リポーター)
3月11日、老川用水組合の水普請に合わせて、2回目となる探訪イベントが行われました。

険しい坂道を下り、さらに「品の川」を歩いて行くと、ほどなくしてきれいな水が流れる養老川に到着しました。

まずは、昨年流されてしまった堰の修復から作業が始まります。

ここが「品の川用水」の起点となる取水口…。
用水路には砂や落ち葉が堆積しています。

(リポーター)
堰が完成しました。
溜まった水をこの水路に流して、落ち葉や泥などの障害物を取り除く作業です。
ここで私もお手伝いさせていただきたいと思います。

(リポーター)
すごく重い。

(老川用水組合組合長 米本雅俊さん)
そこに「泥バケ」というのがあるんですけれども、そこである程度ゴミを流していただいて、そこを今度止めて、次のもっと下に行くと、また「泥バケ」があるんですよ。
そこに行ってまだ「泥バケ」で泥を流してもらって、末端のところに着くまでには、今日は水が少ないので明日の夕方までに行けば、早い方でしょうね。

(リポーター)
水を流して、こうゴミというかそういうものをどんどん流して、水が流れる状態にしていくっていうことですね。

(米本さん)
はい、そうですね。

(リポーター)
午前中の作業が終了し、渓谷美に包まれての昼食です。

(イベント参加者1)
なかなかこういう機会が教えられないので、親子で参加してみようかと思いました。

(イベント参加者2)
皆さんと、この良い歴史に携わりながら、こういうことでちょっと汗を流すというのもいいですよね。

(イベント参加者3)
勉強できてね、良かったですよ。
ずっと後世に残してもらいたいなと思いますね。

(リポーター)
最後は水路を点検しながら、養老川を下っていきます。

(リポーター)
すごい、感動的ですね。

(リポーター)
先人たちの苦労を肌で感じながら、今日予定されていた水路の清掃作業が終了しました。
全長6キロにも及ぶ「品の川用水」のほんの一部ですが、水路はすっかりきれいになりました。

(イベント参加者4)
やっぱり、こういう山の中の作業は楽しいですね。

(イベント参加者5)
川遊び的に、ずっと歩いてきたじゃないですか。
ああいうのって、すごく楽しかったですね。

(イベント参加者6)
歩いていて、鹿の骨を拾いましたよ。

(リポーター)
すごいですね、こんな発見もあって…。

(老川用水組合会計 中村徹夫さん)
現状こうやって皆さん見ていただくと、ご覧の通り一番若い人でも57~8になるんで…。

(組合員)
40代いますよ。

(中村さん)
そうだったっけ?
唯一の40代か。

(中村さん)
今若い人が、残っている人が少ないんでね…、何らかの形でこれをね、後世にやはり残して伝えていきたいなっていうのはありますね。


(上治さん)
「みらい塾」はあくまでも…、ですね、地域の皆さんが自立して欲しいんです。
そのキッカケづくりになっていただければということで、今日はこういう水普請やらせていただいたんですけれども。
今度それが、地元の方がそういったイベントができるような形で自立していただけたら、本当に一番うれしいことですね。

(キャスター)
用水路を維持していくためには、並々ならぬ苦労がありますね。

(リポーター)
はい、本当にそうですね。
今回の作業の途中に、土砂崩れによって用水路が遮断されていた箇所から、水が滝のようにあふれ出てしまうことがあったんですけれども、地元の方々と参加者の皆さんで協力して、その土砂を撤去し、無事に、下流の方まで水が流れたということがありました。

(キャスター)
自然が相手ですから、色んなことがあると思うんですけれども、こういったイベントをきっかけとして、貴重な用水路がいつまでも守り残されていくといいですね。
以上、特集でした。

続いて、食の宝庫ちば…。
今回は「だいこん」です。

千葉県は「だいこん」の産出額全国2位。
市場で高い評価を得ている「姉崎だいこん」を生産しているここ市原市では、出荷の最盛期を迎えています。

Q.「姉崎だいこん」の特長は?
(生産者 金子光夫さん)
化学肥料を減らして、有機質の肥料を使っているため、とても肉質の柔らかい、料理しても火の通りの早い大根です。

(キャスター)
収穫された「姉崎だいこん」は、こちらの選果場に運び込まれ、だいこん用の洗浄機で洗われた後、傷などがないか二重三重のチェックを受けます。
厳しい選別を通った「姉崎だいこん」は、道の駅やスーパーなどに並びます。

こちらの道の駅では、併設するレストランで「姉崎だいこん」を使った、とん汁や、からみ餅がいただけます。

程よい辛みとみずみずしさがうりの「姉崎だいこん」。
サラダや大根おろしなどの生でも、煮物や汁物にしても、おいしくいただけます。

生産者が真心を込めて作っている「姉崎だいこん」、ぜひ味わってみてください。

(キャスター)
ちばの食材については、ホームページもご覧ください。

それでは、プレゼントです。

(リポーター)
今週は「品の川用水」で作られたお米を、3人の方にプレゼントします。

(キャスター)
ご応募は、はがきか番組のホームページからお願いします。
ご覧の必要事項と、番組の感想を必ずお書き添えください。

(キャスター)
来週の特集は「春の流山」と題して、この時期ならではの流山のお出かけスポットや、地域の活性化に取り組む地元の方々を紹介します。

さて、4年間特集のリポートを務めてきました松本さん、今日で番組を卒業です。

(リポーター)
はい。
これまで、千葉県の魅力を県民の皆様からたくさん教えて頂いて、本当に毎回の取材の後は心があったかくなるというか、千葉っていい所だなあと本当に楽しい4年間を過ごさせて頂きました。木次さん、県民の皆さん、本当にありがとうごさいました。

(キャスター)
松本さやかちゃん、本当にいつも体当たりで元気にリポートしてくれました。リポート業、そして女優業でも活躍しているさやかちゃん、これからも応援お願いします。

それでは、ウィークリー千葉県、また来週です。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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