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更新日:平成28(2016)年10月17日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成28(2016)年10月15日放送分(特集)「我孫子ぶらり旅~文人たちが愛したまち~」

掲載日:平成28年10月17日

風光明媚で文人たちから愛された我孫子。読書の秋に訪れたいスポットを紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
今週の特集は、「我孫子ぶらり旅」~文人たちが愛したまち~ですね。

(リポーター)
はい。
大正の初めの頃、「白樺派」とよばれる人や、多くの文人たちが我孫子に集まりました。

(キャスター)
「大正デモクラシー」といわれた時代、我孫子の地で、これからの夢を語っていたのかもしれないですね。

(リポーター)
はい、そうですね。
彼らの夢を育んだ景色を探しに、まずは我孫子駅に向かいました。

(リポーター)
文人たちが愛した湖畔のまちは、都心から電車でおよそ40分。
この距離の近さというのも、多くの文人たちを惹きつけたのかもしれません。
そして、駅前ではさっそく、我孫子ゆかりの文化人たちが出迎えてくれました。

(リポーター)
我孫子駅を手賀沼に向かっておよそ10分、講道館柔道の創始者、嘉納治五郎の別荘跡を発見しました。

嘉納治五郎は、明治44年、この地に別荘を建てました。
「白樺派」のキーパーソンともいえる柳宗悦は、嘉納治五郎の甥にあたります。
その縁もあり、柳は声楽家として有名な妻兼子と大正3年に我孫子に転居し、その後、志賀直哉、武者小路実篤らも我孫子に移り住むようになると、多くの同人や信奉者がこの地を訪れ、我孫子は、文学者の多い鎌倉と並び称される文士村となりました。
我孫子が「白樺派」の拠点となるきっかけ…実は嘉納治五郎だったのですね。

柳夫妻をはじめ、文人たちがこよなく愛した「天神坂」。
我孫子が「北の鎌倉」ともいわれた風情が今も残ります。

坂を下り、住宅地を少し歩いたところに「白樺文学館」があります。
ピアノの音色に惹かれて、中に入ってみました。

(リポーター)
それにしても、館内に響く ピアノの音色…素敵ですね。

(我孫子市白樺文学館 学芸員 稲村 隆さん)
ええ、毎日1時間程度ですね、このピアノの音色に包まれながら展示をご覧いただけるようにやっております。

(リポーター)
あのピアノは、どういったピアノなんでしょうか。

(稲村さん)
あのピアノはですね、こちらに住まわれた柳宗悦さんという方の奥様、声楽家の柳兼子さんがお使いになっていたピアノです。

(リポーター)
そうなんですか。
実際に使われていたピアノが、現在も弾き継がれているということなんですね。
ところでなんですが、「白樺派」とは一体どういうものなのか、少し具体的に教えていただけますでしょうか。

(稲村さん)
「白樺派」というのはですね、大正時代の文化をリードした人たちということで、文人、小説家もいます、画家もいます、彫刻家もいます…といろいろ芸術を志した人たちが集まって創った雑誌「白樺」に集った人たちということですね。

(リポーター)
こちら、「白樺」ですね…。
なぜ、その「白樺派」の方々は、ここ我孫子を活動の拠点としたのでしょうか。

(稲村さん)
当時はですね、いわゆる大逆事件とか、ちょっと暗い影もあるような時代が少し始まっていた部分もあって、その時にちょうど我孫子はですね、手賀沼がそばにあって、東京からのアクセスが今と変わらない約40分で来れるところで、別荘地ということで、風光明媚なそういう自然に誘われてですね、彼らは来るようになったんじゃないかなと…。

(リポーター)
なるほど、作品を創作するにあたって、すごく適した環境だったんですね。
こちらに来館いただいた方に、どのようなところを見ていっていただきたいとお考えですか。

(稲村さん)
そうですね。
今は柳兼子さんの愛用していたピアノを、毎日BGMでやっているということで、その時間に合わせてですね、ピアノを聴いていただきながら展示を見ていただくということとですね。
今、取り上げております、原田京平という志賀直哉さんのお宅に住んだ画家であり歌人の方がいまして、その方の資料なんかも今、展示しているということで、その原田京平という企画展が11月からやるものですから、そういうことに注目していただけるといいかなと思います。

(リポーター)
白樺派の人たちは、手賀沼の美しい自然からエネルギーをもらい、創作活動を発展させていきました。

「白樺文学館」の近くには手賀沼公園があり、市民の憩いの場となっています。

公園の一角には、「白樺派」に深くかかわったイギリス人陶芸家、バーナード・リーチの碑がありました。

道を進むと、住宅地の中にひっそりと残る邸園がありました。

明治から昭和にかけて活躍した国際的ジャーナリスト、杉村楚人冠(すぎむらそじんかん)の邸園です。
もともとは別荘として使われていたそうですが、関東大震災の後、大正13年に家族とともに移住し、昭和20年に亡くなるまでここで過ごしました。

(杉村楚人冠記念館 髙木大祐さん)
国際的なジャーナリストという言い方、私たちはよくしているんですけれども、アメリカとかイギリスの新聞社から新しい仕組みを日本の新聞社に取り入れたという、そういう一面もありますし、またエッセイやコラムを書くのがすごく得意だった人なので、読者の人気がすごく高かったという一面も持ってます。

(リポーター)
そうなんですね。
今回新しく、何か発見されたものがあるとうかがったんですが…。

(髙木さん)
そうなんです。
今年ですね、ご遺族の方から寄贈していただいた資料の中に、夏目漱石が楚人冠に送った書簡がありまして、この二通の書簡が、実は漱石全集にもまだ載っていない、今まで世に出たことのないものだとわかったんですね。

(リポーター)
すごい。

(髙木さん)
はい。
来年1月9日まで「楚人冠と漱石」というテーマで企画展を開催します。
この中で、この二通だけじゃなくて、今まで漱石全集に載っていた手紙も含めて、楚人冠と漱石の間のいろんなやりとりを、皆さんにご覧いただけるようにしています。

(リポーター)
それはぜひ、書簡はもちろんですし、この建物の素晴らしい空気も、また懐かしい空気も、皆さんに味わいに来ていただきたいですね。

(髙木さん)
そうですね。
本当に大正から昭和のはじめくらいの雰囲気に浸れる場所ですし、この建物と庭とそして漱石が楚人冠に送ってきた手紙と、いろんなものからこの明治・大正・昭和っていう時代に浸っていただきたいなっていうふうに思います。

(リポーター)
「文人たちが愛したまち」、我孫子…。
首都圏にありながらも、美しい自然が残り、それに誘われて文人が集まりました。

柳宗悦、『我孫子から』の一節。
「夕方日が沈みかけて、空が紅の色に染まるころ、沼越しに富士山を幾度見たかわからない。よく志賀の家の窓から、首をのばして大人から子供から下女まで、西の空を眺めたものだ。ここは地上の美しい場所の一つだと自分はよく思った…」
かつて、文人たちに愛された手賀沼は、今も静かにみなもを揺らしています。

(キャスター)
素敵なまちですね。

(リポーター)
本当に素敵なまちでした。
JR我孫子駅から歩いて10分くらいのところに、「白樺派」の人たちゆかりの場所などが凝縮されていて、ぶらり旅にはぴったりだと思いました。
そして、今月22日(土曜日)から11月6日(日曜日)まで、我孫子市のJR布佐駅周辺を会場として「我孫子国際野外美術展」が開かれます。海外のアーティストも招待し、様々な作品が楽しめるとのことです。

(キャスター)
この秋、このほかにも我孫子市ではさまざまなイベントが企画されているそうです。
文学など、芸術的なひとときをお過ごしになってみてはいかがでしょうか。
以上、特集でした。

続いて、「食の宝庫ちば」。今週は「お米」です。

(キャスター)
温暖な気候と肥沃な土地が広がる千葉県では、ほぼ全域でお米が作られ、全国7位の産出額を誇っています。
木更津市では、農薬などを半分以下にした特別栽培米として「にこまる」という品種の
試験栽培も行われています。
「にこまる」は、高温による品質低下が少ない品種で、新米の収穫時期が遅く、10月中旬に収穫が行われます。

(木更津市農協 にこまる研究会 会長 安藤一男さん)
Qにこまるはどんな品種ですか?
稲の木が丈夫で、台風が来てもなかなか倒れにくい非常に優れた品種です

Q味の特徴は?
香りが良くて、粒が大粒で揃っていて、ふっくらとした食感、そして冷めてもおいしいお米です

(キャスター)
収穫された「お米」は、この時期「新米」として出回ります。
ここは、木更津市でとれたお米をはじめ、地元の農家が丹精込めて育てた農産物が並ぶ直売所です。
ふっくらツヤツヤ、冷めてもおいしいちばのお米を、ぜひ召し上がってみて下さい。

ちばの食材について、詳しくはホームページもご覧ください。
さて、新鮮、とれたての地元のおいしいものがずらりと並ぶ千葉県内の直売所123店舗では、来週22日 土曜日から来月30日 水曜日まで「ちばの直売所フェア」が開かれます。
県産農林水産物などがあたるスタンプラリーをはじめ、さまざまなイベントが行われます。
ちばの直売所で、実りの秋をたっぷりとお楽しみください。

それでは、プレゼントです。

(リポーター)
今週は、我孫子市の「白樺派のカレー」とマスコットキャラクター「うなきちさん」のストラップをセットで5名の方にプレゼントします。

(キャスター)
ご応募は、はがきか番組のホームページからお願いします。
ご覧の必要事項と、番組の感想を必ずお書き添えください。

さて、来週の特集は、季節の贈り物「檸檬」です。

(リポーター)
千葉県産レモンの魅力や生産者の取り組み、加工品の開発などについて紹介します。

(キャスター)
それでは、今週はこのあたりで失礼します。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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