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更新日:平成28(2016)年8月22日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成28(2016)年8月20日放送分(特集)「日本遺産~北総四都市江戸紀行~」

掲載日:平成28年8月22日

本年4月に県内で初めて日本遺産に認定された「北総四都市」。
佐倉・成田・香取・銚子の4市にまたがる江戸時代からの街並み群と歴史文化など、今回は銚子市を中心に日本遺産に選ばれたその魅力を紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
今週の特集は、「日本遺産~北総四都市江戸紀行~」です。

(リポーター)
はい。
世界遺産や指定文化財は、文化遺産などの価値づけをし、保護して後の時代にまで伝えようとする取り組みですが、「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化や伝統を伝える「ストーリー」を文化庁が認定し、それを国内外に発信して地域の活性化を図ることを目的としています。

(キャスター)
「北総四都市江戸紀行」には、一体どんなストーリーがあるのでしょうか。

(リポーター)
はい。
北総地域は百万都市江戸に隣接し、街道と利根川水運を活かし、江戸の暮らしや経済をさまざまな形で支えました。
そして、江戸文化を取り入れることによって城下町の「佐倉」、成田山の門前町「成田」、利根川水運の河岸(かし)と香取神宮参道の起点「佐原」、漁港・港町また磯めぐりの客で賑わった「銚子」という四つの特色ある都市が発展しました。

これら四都市には、江戸庶民も訪れた町並みや風景が今も残り、四市を舞台にしたストーリー「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」が日本遺産に認定されたのです。
江戸の東を守る要として築城された佐倉城跡には本丸を中心に堀や土塁が残り、たくさんの武家屋敷も整備・公開されています。
江戸の庶民からあつい信仰を受けた成田山新勝寺。多くの参詣客が訪れ、現在も参道は昔ながらの町並みや雰囲気の中で、賑わっています。
佐原は香取神宮の参道の起点として、また利根川水運の代表的な河岸として繁栄し、江戸に勝るとも劣らない「江戸優り(まさり)」ともうたわれました。

そして今回私は、漁港・港町「銚子」を訪ね、今も残る古い町並みを歩いてきました。

(リポーター)
銚子の漁港は、江戸時代初期に紀州から移住した崎山治郎衛門が築いた外川港から始まります。
江戸の人口増加は、より多くの鮮魚の供給を必要としました。
江戸前の海だけではなく、銚子沖の鮮魚の供給は不可欠なものとなったのです。
「外川千軒大繁盛」という言葉のとおり外川港は活気に満ち溢れ、江戸からの増加する鮮魚の需要に応えていました。
港に面した外川の街は碁盤状に整備され、今も当時の区画が残っています。
また、利根川河口に位置する銚子の港は、東北からの東廻り海運の中継地としても栄えました。
利根川河口は浅瀬が多く、大型船の航行は困難でした。
そこで小型の高瀬舟に積み替えるため、大量の物資が銚子に集まりました。

磯角(いそかく)商店はそうした物資を扱う廻船問屋のひとつで、今も残る建物は全国各地から運びこまれた部材が使われ、当時の賑わいをうかがい知ることができます。

「西廣家(にしひろけ)」は紀州から移住し、江戸時代の終わりから銚子漁業を支えた船主(ふなぬし)のひとりです。
鰹は足が速く、当時の技術では長時間の輸送は困難でした。
そこで西廣家は鰹節の生産を始め、鮮魚だけではなく、加工品でも江戸の食文化を支えました。

今も残る西廣家の建物…、最近まで実際に住まわれていたそうです。
映画のセットのようにも見えますが、どこか遠くから当時の賑わいの声も聞こえてきそうな気がします。

銚子は水産業以外でも、江戸の食文化を支えた醤油の醸造や、木綿の織物など、工業の街としても発展しました。
河口からやや上流の松岸町にある常世田(とこよだ)商店。
一度途絶えてしまった伝統の織物、「銚子ちぢみ」を復活させ、銚子に一軒だけ残る機屋さんです。

(銚子ちぢみ (株)大善 三代目織元 常世田眞壱郎さん)
夏の暑い時期に着るとよく分かるんだけど、汗かくでしょ。
汗かいて、普通布ってベタって肌にくっつくよね。

(リポーター)
はい。

(常世田さん)
それがくっつかないで、サラサラしているっていうのが一番の特長。
銚子でいちばん今でも獲れるのがイワシなんですけど、大漁節の中でね…、七つかな、「七つとせ 名高き利根川 高瀬舟 粕や油を積み送る」。
その粕っていうのが、イワシの油をとった実なんだよ。その実が肥料になった。

(リポーター)
はい。

(常世田さん)
で、銚子ではそれを畑に入れて、土地を肥やして綿を植えて…。

(リポーター)
綿を…。

(常世田さん)
うん。
で、その綿から今度は糸をとって、糸から「銚子ちぢみ」を作りました、って言われれば格好いいんだけど、「銚子ちぢみ」作るために綿を植えたんじゃないんだよ。

(リポーター)
何のために…。

(常世田さん)
イワシを獲る網、網を作るために綿を植えた…、ね。
綿を植えて、糸を作って、網を作って、残った糸でおっかさんらが、漁師のおっかさんらが、織物を始めたわけだよ。
銚子の織物っていうのは、そうして始まってるの。

(リポーター)
へーっ、もう漁業と深い関わりというか、つながりが…。

(常世田さん)
そうですよね。
で、「銚子ちぢみ」はそこに片面だけじゃなくて、違う柄をつけて藍で染めたの。
そうすると、一枚のキレで裏と表と違う柄が染まるの。肉厚があるのと縮んで目が詰まるでしょ。だから裏の染料が表に出にくいんだよ。
それで何したかったっていうとね、夏物の一重の着物だから、男なんか特にそうだけど、走ったりなんかするとき裾が邪魔でしょ…、はしょるんだよ。
そうすると裏が出てくる。で、普通にしゃなりしゃなり歩いていても裾が返ってくるから違う柄がチラッと見える。
江戸の一番粋なところだよ、それがね…。

(リポーター)
銚子の漁師の守り神「川口神社」。
本殿に向かう長い階段をのぼりながら振り向くと、銚子の漁港や利根川が見えます。はるか昔より、銚子の皆さんが眺めてきた風景です。

銚子の漁業を象徴する民謡、「銚子大漁節」…。
江戸時代の終わり、長く続いた不漁の後にこれまでにない大漁がおとずれました。
漁師たちは感謝を表すため唄をつくり、守り神である川口神社に奉納したのがこの「大漁節」です。
歌詞には江戸時代の銚子の漁業の情景が盛り込まれ当時の様子がしのばれます。
銚子大漁節は暮らしに溶け込んだ大切な歌として、各町内会にある鳴り物保存会が継承しています。

江戸庶民が多く訪れた町並みが残り、今でも江戸情緒を体感できる「北総四都市」。
江戸時代に思いをはせながら訪ねてみてはいかがでしょうか。

(キャスター)
江戸情緒あふれる風景、まだまだたくさんあるんですね。

(リポーター)
そうですね。
その地域の背景やストーリーを知ってから訪ねると、より一層感慨深く、心に残るものとなりました。
「北総四都市」は、今回の認定によって、さらに観光客を受け入れる整備などを進め、地域の魅力を発信していくそうです。

(キャスター)
多くの皆さんがこの地を訪ねることで、北総地域がさらに元気になることを期待したいですね。
以上、特集でした。

(キャスター)
続いて「食の宝庫ちば」。
今回は「梨」です。
収穫量・産出額ともに千葉県が全国1位を誇る「梨」。
中でも鎌ヶ谷市では、品質の良い「梨」の産地ということを、もっと多くの人に知ってもらおうと現在、「梨」のブランド化を進めています。
今年の「梨」は天候に恵まれたこともあり、甘みが十分にのっているそうです。

Q.これからはどんな品種が出てくるのですか?
(鎌ケ谷市観光農業組合組合長 三橋 敬さん)
・幸水の方が8月25日前後でたぶん終わると思いますので、その次は「豊水」ですか、
これはまぁ、ちょっと酸味があって、とても美味しい梨です。
その後、「かおり」、また「あきづき」、一番最後には「新高(にいたか)」という品種がですね、楽しんでいただけると思います。

(キャスター)
梨園ごとに直売することも多い千葉県の「梨」。
こちらの直売所では、生産者が愛情を込めて育てた自慢の「梨」の販売や、全国への発送を行っています。
まだまだ暑い日が続くこの時期、シャキッとした歯ざわりと口いっぱいに広がる果汁が爽快な「梨」をぜひ召し上がってみて下さい。
ちばの食材について詳しくは、ホームページもご覧ください。
それでは、プレゼントです。

(リポーター)
今週は、銚子ちぢみを使った「鏡付き楊枝入れ」を10名の方にプレゼントします。
ご応募は、はがきか番組のホームページからお願いします。ご覧の必要事項と、番組の感想を必ずお書き添えください。

(キャスター)
さて、来週の特集は「障害者スポーツを支える」です。

(リポーター)
障害者スポーツを支える競技用車いすメーカーとアクアラインマラソンに出場予定の車いすランナーをご紹介します。
どうぞご覧ください。

(キャスター)
それでは、今週のウィークリー千葉県、このあたりで失礼します。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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