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更新日:平成29(2017)年6月16日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成28(2016)年2月27日放送分(特集) 「伝統的工芸品~現代に生きる手作りの技~」

掲載日:平成28年2月29日

本県の風土と歴史の中で育まれてきた千葉県指定伝統的工芸品。
今年度新たに指定された品目と製作者を紹介します。

特集

動画の内容

(キャスター)
特集です。
今週は「伝統的工芸品」についてです。

(リポーター)
県では、伝統的工芸品産業を振興するため指定制度を設けていて、今年度は「手描友禅」が、その指定を受けました。

(キャスター)
指定書の授与式の模様は、以前、お伝えしましたよね。

(リポーター)
はい、今回は、製作をしている工房を訪ねて、「手描友禅」について詳しくお話しを伺ってきました。
それではご覧ください。

(リポーター)
1月28日 木曜日。
県庁で、千葉県伝統的工芸品の新規指定及び指定書授与式が行われました。
指定制度は、昭和59年度に設けられたもので、県内に息づく伝統的工芸品産業の振興を目的としています。
指定には、伝統的に受け継がれてきた技術や原材料により製作されていることなどをみたす必要があります。
今年度、千葉県伝統的工芸品の指定を受けたのは「手描友禅」で、伊藤知子さんに「伝統的工芸品指定書」と「指定書掲示板」が授与されました。
今回の指定により千葉県指定の伝統的工芸品は181件となりました。

今年度、千葉県伝統的工芸品の指定を受けた「手描友禅」の製作者伊藤知子さんの工房を訪ねました。
「友禅染」は、江戸時代に京都の扇絵師 宮崎友禅斎が、着物に多彩な色づかいの図案を描いたことが発祥といわれています。

今回、千葉県の伝統的工芸品に指定されましたが、いかがですか?

(「手描友禅」製作者 伊藤知子さん)
これからも精進しなさいと言われているような気がして、続けていって、この先、若い世代の方たちに

(リポーター)
「手描友禅」は、どのように製作されるのか、伊藤さんに作業の一部を見せていただきました。

伊藤さん、今、やっている作業は?

(伊藤さん)
これはね「下絵付」って言うんです。
下に紙があるんですね。

(リポーター)
はい。

(伊藤さん)
紙の上にきれを乗せて、ライトで照らして、見えるようにして、映し出すという感じなんですね。

(リポーター)
今、描くのに使っている、これは何ですか?

(伊藤さん)
これは、昔からある日本の花で「ムラサキツユクサ」って言うのがあるんですね。
その「ムラサキツユクサ」の花を和紙に浸して、それでこれで描くんです。
なぜか湿気と、熱で消えるんですね。
先の行程で色を定着させるのに蒸したりするので蒸した段階で、この染料が消えて白くなってしまうんです。
なので、代々「ムラサキツユクサ」の汁で下絵を付けるというのが技法の1つになっています。

(リポーター)
「下絵付(したえつけ)」の次は「糊(のり)置(お)き」という重要な工程。
下絵に沿って、筒から糊を絞りだしながら生地の上に置いていきます。

続いて「色差(いろさ)し」。
模様の部分に彩色していきます。
この時、染料がにじみでるのを防ぐのが先ほどの「糊置き」です。

「色差し」のあとは、「伏(ふせ)糊(のり)」という工程を経て「引(ひき)染(ぞめ)」へ
生地に刷毛で染料を塗り付けて染めてきます。

このような様々な工程を経て「手描友禅」は作られているのです。

一番気を使うというか時間がかかるのはどの作業なんでしょうか?

(伊藤さん)
お客様からご注文をいただいてまず図案を考えなければいけないわけですね。
それで、お客様に一度見ていただいたりして、確認をしたりするので、図案草稿までが一番時間がかかりますね。

(リポーター)
一つの作品が完成するのに、だいたいどのくらいの日数がかかりますか?

(伊藤さん)
だいたいお客様にご注文いただいてからは3か月という余裕をいただいています。
ただ、その柄が少なければ、本当に何週間か出来てしまう場合もあるし半年くらいかかる場合もあります。

(リポーター)
伊藤さんは、着物だけではなく、和装小物やグリーティングカードなど、手に取りやすいものにも「手描友禅」の技法を活かしています。

伊藤さんに「手描友禅」をはじめたきっかけを伺いました。

(伊藤さん)
二十歳ぐらいって着物に興味を示す年ですよね。
その頃に、手描友禅教室を見つけて、で、それで、ただひたすら自分で着物を作って、自分で着たいというのが理由でその教室に入りました。
入ってしばらくしたら先生が手伝わないかという話になって生徒をやる傍ら、そのアルバイト的にその先生のところに入って先生のお手伝いをして、製作をするようになったんですね。

(リポーター)
「手描友禅」の魅力はどういうところにあるんでしょうか?

(伊藤さん)
一品ものなんですね、世界に一つ。
その方の身長体重に合わせて柄が、その方のちょうど一番良く見えるところに柄が付けられるという事。
それから色も自分の好きな色で染められるという事。
それから柄も自分でオリジナリティを出せるという事だと思います。

(リポーター)
伊藤さんは、どのような点にこだわって製作していますか?

(伊藤さん)
昔、先生から聞いた言葉で人柄の柄っていうのは、その人が着ている着物の醸し出す雰囲気ですね、で、判断したというふうに聞いています。

私的には、着た人が、おだやかで、見た人も、やさしい気分になれるようなそんなことを思っていただける着物と言うのを目指しているつもりなんですけどね。

あの~ 家に振袖があるんですけどもし良かったら来てみませんか?
可愛い柄なんで、お似合いになるんじゃないかと思って。

(リポーター)
良いんですか?

どうですか?
伊藤さんの選んでいただいた着物、着せていただきましたけれどこの柄はどういった柄なんでしょうか?

(伊藤さん)
江戸時代から、やはり伝わってきている子どもたちが遊んだ郷土玩具ですね。
「おもちゃ尽くし」というタイトルでこれも昔から伝わってきている柄なんですね。

(リポーター)
伊藤さんの「手描友禅」を購入された方にお話しを伺うことができました。

これは何時使われたものなんでしょうか?

(中尾常緑子さん)
あのね~ 孫が5つの時かしら、柄が良かったですね、色もいいし。

(リポーター)
伊藤さんの作品のどんな所が好きですか? 魅力ですかね?

(中尾さん)
どこって言われると全部だけどね。
柄も個性的って言うか、ご自分で決めて下さるし、やっぱり色が違う、日本のいわゆる色よね。

(リポーター)
伊藤さんは、工房となっている自宅で「手描友禅教室」を開いています。

(田邉登紀子さん)
先生の魅力はね、凄く穏やかな色だし、とても温かみのあるお出しになる色が気に入ってそれで続けています。

(堀田洋子さん)
色が好きですっていう感じかな。

(阿久津知恵さん)
インパクトがありましたし、凄いと思ったのと、やっぱり綺麗と思ったのと、可愛いと思ったのと、色々でした。

(リポーター)
おしまいに、伊藤さんの今後の目標について伺いました。

(伊藤さん)
とりあえず、多くの人に知ってもらって例えば、学校とか、カルチャー教室とか、そういう所に、色を塗る一番楽しい工程を体験していただいて、情報的に拡げていきたいかなと思っているんですけど。

(リポーター)
これだけ素晴らしい「手描友禅」ですから、これからも、どんどん色々な方々に知っていただいて、どんどん受け継がれていったらいいなと思いました。
今日はありがとうございました。

(伊藤さん)
どうもありがとうございました。

(キャスター)
1つ1つの行程が手作業ですからまさに世界に1つだけのものが出来るというのが「手描友禅」の魅力ですね。
梅澤さん、とっても似合ってましたよ。

(リポーター)
ありがとうございます。
色合いや柄に手描ならではの温かみが感じられて、着ていると華やかな気分になりました。
今回取材した伊藤さんをはじめ、市川市内で千葉県伝統的工芸品の製作者に指定されている6名の方の作品は、3月5日から「市川市芳澤ガーデンギャラリー」を会場に開催される展覧会でお楽しみいただけます。
開催期間は27日までです。

(キャスター)
現代に生きる手作りの技。
皆さんも、ぜひ、直接ご覧になってみてください。

以上、「特集」でした。

続いて、「今が旬 ちばの食材」。
今回は「スナップエンドウ」です。

(キャスター)
見た目に鮮やかで歯ざわりが楽しい「スナップエンドウ」は、春に美味しい旬の野菜です。

特に鴨川市や安房地域では、冬でも温暖な気候を生かして、「スナップエンドウ」の栽培が行われています。
収穫の時には、サヤの表面についた「ブルーム」という粉を落とさないように気を付けながら獲っていきます。

(安房スナップエンドウ組合 組合長 満田秀夫さん)
ガクが実からなるべく離れて羽を広げているような状態のものが新鮮で新しいような証明になりますからそれを気を付けて見ていただければ良いと思います。

(満田房子さん)
冷蔵庫の野菜室にジッパーに入れて保存しておきます。
あと、冷凍も良いといいますので、お湯にさっと通して冷凍庫に入れます。
それでも3か月以内に召し上がった方がよろしいかと思います。

(キャスター)
「スナップエンドウ」は都内のデパートや地元の農産物直売所などに出荷されます。

ここは「スナップエンドウ」をはじめ、季節の野菜や果物が多く並ぶ直売所です。
サラダやスープの具材として、また、お肉と一緒に食べるのもおすすめの「スナップエンドウ」。
新鮮な千葉県産を召し上がってください。

ちばの食材についてはホームページもご覧下さい。
それでは、今週のプレゼントです。

(リポーター) 
今週は、「千葉県産 季節の野菜の詰め合わせ」を3名の方にプレゼントします。

(キャスター)
ご覧の必要事項と番組の感想を必ずお書き添えの上、ご応募ください。

さあ、「ウィークリー千葉県」そろそろお別れの時間となりました。
来週の特集は、「チーバくん大使県内ツアー~海外との交流を目指して~」です。

(リポーター)
はい、ソーシャルメディアを使って千葉県の魅力を世界中に発信しているチーバくん大使。
その活動と情報発信に期待する観光関係者の声をご紹介します。

(キャスター)
それでは、今週はこのあたりで失礼します。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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