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更新日:平成29(2017)年6月16日

ウィークリー千葉県

ウィークリー千葉県平成27(2015)年11月7日放送分(特集) 「守り育てた幻の大豆「小糸在来」」

掲載日:平成27年11月9日

特集

動画の内容

(キャスター)
今週の特集は、「守り育てた幻の大豆・小糸在来」ということなんですが、どうして幻の大豆なんでしょうか?

(リポーター)
小糸在来は、古くから君津市の小糸川流域で栽培されていたんですけど、だんだん作られなくなっていったんです。

(キャスター)
それを復活して、収穫体験に多くの方が訪れたり、色々な加工製品が作られるようになったんですね。

(リポーター)
はい。今回は、君津市を訪ねて、大豆の在来種小糸在来の復活までの経緯や、商品化への色々な取組みなどを伺ってきました。

(リポーター)
房総丘陵の清澄山地に源を発し、君津市のほぼ中央を流れ、東京湾に注ぐ小糸川。
その小糸川の中流地域に位置する君津市上湯江地区。
お米のほか、カブやニンジンなど様々な作物の産地です。
この小糸川流域の水田の畦や畑で、幻の大豆と言われた君津市在来種の大豆小糸在来が、古くから栽培されてきたのだそうです。
「小糸在来愛好クラブ」の永嶌さんに話を伺います。

(リポーター)
こちらが小糸在来の産地ということを伺ったんですけど。

(永嶌昇さん)
昔から、量としてはあまり獲れなかったです。
ほそぼそとちょっとずつ作っていたというのが、この在来種です。

(リポーター)
小糸在来の「在来」とは、長い年月をかけて栽培と種取りを繰り返しながら、その土地の風土の中で何代にもわたって受け継がれてきた作物のことで、小糸在来は地元だけで知られ、次第に作られなくなったため幻といわれていました。

(永嶌さん)
これが、在来の大豆の枝豆から大豆に変わるところで、一番太っていると思います。

(リポーター)
枝豆として食べても、大豆としても美味しい在来種でしたが、丈が大きく倒れやすい、収穫量が少ないなどの問題があってほとんど栽培されなくなっていました。

(リポーター)
今、こう復活して、こういう風に栽培されたきっかけというのは何ですか?

(永嶌さん)
高齢化で、やっていなかったここも「山になっちゃうな」というのがあって、君津を代表する作物とか、活性化していくものがないかなということで、行政機関と一緒になって探しまして、小糸川流域で、こういう美味しい豆があるよということを思い出しまして始めたのがきっかけです。

(リポーター) 
平成16年5月。
小糸在来の安定的な生産と地域農業の活性化を目指して、小糸在来の将来性を信じる小糸地区6名の農家で「小糸在来愛好クラブ」を設立し、本格的な生産拡大に乗り出しました。

(リポーター)
種というのはどうしたんですか?

(永嶌さん)
千葉県の農業総合試験場。
そこに、少しばかりの大豆の種があって、それを少しずつ少しずつ増やして行きました。
ここはですね、平成16年に復活した一番最初の場所です。

(リポーター)
ここから始まったんですね。

(永嶌さん)
これから広がっていって、やりましたね。
普通のやつは夏に枝豆で食べますけど、晩成種です、これは。
7月に種をまいて、10月に入ったころから枝豆として食べます。

(リポーター)
じゃあ、秋に枝豆が食べられるんですね。

(永嶌さん)
そうです。

(リポーター)
今、色々な活動をされていると聞いたんですけど、「オーナー制」というのはどういう仕組みなんですか?

(永嶌さん)
収穫できる状態まで農家がやります。
で、オーナーさんが11月いっぱいまで自由に、いつでも取っていっていただいて枝豆なり、大豆なり。
そういう風に取るようにしてもらっています。

(リポーター)
10月9日と10日に行われた「小糸在来・枝豆オーナーの引渡し」には、多くの家族連れが訪れ、収穫に汗を流していました。
そして、加工品の開発にも力を入れています。
小糸在来のお豆腐を作っている方にお話しを伺いました。

(リポーター)
大豆の特徴って、どんなところですか?

(山田康弘さん)
小糸在来は、まず甘みですね、普通の大豆よりはるかに甘い。
それと、香りが他の大豆と全然違う、良い香りがします。

(リポーター)
小糸在来のお豆腐づくりで苦労されたことは?

(山田さん)
普通の豆腐のようににがりを入れると、柔らかくなっちゃうんですよ。
濃度を濃くしたり、にがりの量をちょっと増やしたり試行錯誤しながら、何とか今の製品になっています。

(リポーター)
こちらが、小糸在来で作ったお豆腐です。
香りがすごくいいですね。
いただきます。
おいしい! 本当に甘いですね。

(リポーター)
他にも色々商品を出されているんですけれども、新しい商品とか、今後の目標はありますか?

(山田さん)
プリンとか、デザート系を今後は色々考えていきたいと思っています。

(リポーター)
山田さんの豆腐をはじめ、たくさんの加工品が開発されています。
豆乳、酒、納豆、お菓子、醤油などが生まれました。
こうした小糸在来の加工品は、君津市内にある2か所のJAきみつ直売所や袖ケ浦市の農畜産物直売所、また、通信販売などで買い求めることが出来ます。

(永嶌さん)
平成16年に6人で始めたのが、今は90名弱という会員になりました。

(リポーター)
小糸在来という種を守る‥‥

(永嶌さん)
種の保存ですか?
君津地区に4人の種子の生産者がおります。
その人たちが種を作っています。

(永嶌さん)
「小糸在来愛好クラブ」では、他の大豆と交雑しないように、種を管理する仕組みを作り、平成17年に「小糸在来」を商標登録しました。
このクラブで管理された種だけを小糸在来と言います。

(リポーター)
今後の目標をお聞かせください。

(永嶌さん)
オーナーさんをもう少し増やしたいというのと、我々よりもちょっと下の世代の人たちの人数を増やしていって、活性化したいなと思います。

(リポーター)
守り育てた幻の小糸在来、大豆の収穫期を間もなく迎えます。

(キャスター)
幻の小糸在来を守り育てて、今では立派な地域資源になっているのですね。

(リポーター) 
はい。そして、実は「コイト」と名が付いた君津市のこれからの時期の一押しがこちらです。

(キャスター)
真っ白で、きれいなカラーですね。

(リポーター)
名前も素敵なんです。
「恋人」と書いて、「恋人(こいと)のカラー」です。

(リポーター)
花は、南房総のイメージがありますが、実は、この地域はカラーの栽培が盛んで、「恋人(こいと)のカラー」の名称で市場に流通しています。

(リポーター)
どうしてこちらの地区で、カラーの栽培が盛んになったんですか?

(長田英二さん)
自噴の井戸がかなりの数、「上総堀り」が昔から在りますので、そこで。
このカラーは水が無いと育ちませんので、その水が豊富にあると、それも24時間ずっと湧き続けていますので、水の温度は大体15~6度、年間を通して一定ですので、それが生産地の一つの特徴になっています。
 大体11月半ばから本格的になってきて、1月、2月、3月がピークになります。
小糸自体、小さな糸と言うのが地名なんですけど、「恋人」を「こいと」という形で読んで、「恋人(こいと)のカラー」という形で出荷をさせていただいています。

(リポーター)
素敵な名前ですね。

(長田さん)
結婚式、ブライダル用という形で、ブーケ、ブートニアとか。
白という花ですので、ホワイトデーの方で男性から女性へお返しということで、カラーを使っていただきたいということでPR活動を行なっています。

(リポーター)
凛々しく上品な美しさがある「恋人のカラー」。
水に恵まれた特性を生かし、小糸地域は全国有数の産地となっています。
   
(キャスター)
地域の特性を活かした取り組みで、みなさん活性化に繋げているんですね。

(リポーター)
はい。そして直売所で見た君津市の農畜産物の豊富さにも驚きました。

(キャスター)
みなさんもぜひ立ち寄ってみてください。
以上、特集でした。

(キャスター)
続いて、「旬のレシピ ちばの味」。
今回は、千葉伝統郷土料理研究会三橋早苗先生に「ゴボウとニンジンの花束から揚げ」を作っていただきます。
食物繊維たっぷりのゴボウ。
千葉県では、主に富里市、八街市、香取市で生産されています。
今回は、そんなゴボウを使って、見た目も楽しいおかずにもおつまみにもピッタリな一品を紹介します。
ゴボウとニンジンを長さ7センチ、太さ5ミリ程度の千切りにし、ゴボウは、変色を抑えるため、酢水にさらしてから水気を拭き取っておきます。
サヤインゲンは筋を取り、7センチ程度に斜め切りで二等分にします。
ちくわを輪切りにし、ゴボウ、ニンジン、サヤインゲンを通して束ねます。
これを170度の油でカリッと揚げましょう。
オリーブ油を使えば、香りよく仕上がります。
器に綺麗に盛り付けて、「ゴボウとニンジンの花束から揚げ」の完成です。

(三橋早苗 先生)
野菜は油で揚げると水分が抜けて味が濃くなります。
そのまま食べても美味しいですが、七味唐辛子を加えた醤油やオーロラソース、塩をつけて食べても、おいしくいただけます。
みなさま、ぜひお試しください。

(キャスター)
ご紹介したレシピは、「県民だより11月号」に詳しく紹介されています。
参考になさってください。
それでは、プレゼントです。

(リポーター)
今週は、特集でも紹介した小糸在来を使った加工品のセットを5人の方にプレゼントします。
番組に対するご意見とともに、はがき、または番組のホームページからお寄せください。

(キャスター)
さて、来週は。

(リポーター)
来週は「伝統のお酢づくり」をお送りします。

(キャスター)
それでは、今週の「ウィークリー千葉県」、このあたりで失礼します。

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課放送・インターネット班

電話番号:043-223-2245

ファックス番号:043-227-0146

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