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更新日:令和3(2021)年10月8日
ページ番号:458415
千葉県の旬の情報をお知らせします。(令和3年9月3日現在)
今回の特集は
ちばの梨特集 新品種「秋満月(あきみつき)」ほか
三方を海に囲まれ、温暖な気候の千葉県は、梨の栽培面積、収穫量、産出額ともに日本一を誇ります。(平成30年)
今回は、夏から秋にかけて旬を迎える千葉県産の梨と、この秋にデビューする新品種「秋満月(あきみつき)」をご紹介します。
今回のプレゼント
※イメージ図 (C)Chiba-ken
※イメージ図 (C)Chiba-ken
千葉県では各地で梨の栽培が行われており、夏から秋にかけて様々な品種が食べごろを迎えます。また、千葉県が開発した新品種「秋満月(あきみつき)」もまもなく旬を迎えます。今回は、時季に合った梨の品種を厳選した「千葉県産食べごろの梨」を抽選で20名の方にプレゼントします。「千葉県産食べごろの梨」の応募様式(応募期間:令和3年9月3日から令和3年9月15日まで)。
※新品種「秋満月(あきみつき)」もしくは、収穫時季に合った品種の梨の詰め合わせをプレゼントします。
※社会情勢等により発送が予定より遅れる場合がございます。予めご了承ください。
(掲載した情報は令和3年9月時点のものです。)
1.味が自慢の“ちばの梨”―千葉県の梨のあれこれ―
実は“日本一”の梨の産地―千葉県の梨産出額が全国1位の理由―
千葉県の梨栽培の歴史
2.20年ぶりの新品種「秋満月」
秋満月ってどんな梨
いつ、どこで買える?
3.好みにあわせて色々な味を楽しめる―味も個性も豊かな梨の品種―
梨のお取り寄せ&直売所情報
4.梨の楽しみ方
おいしい梨の選び方
おいしく食べられる保存方法
梨のおいしい食べ方
5.他にも楽しめる、ちばの秋の味―新米キャンペーン―
令和3年度「いちばん米!ちば米!新米キャンペーン」
ちばのコメ新品種「粒すけ」Twitterキャンペーン
(C)Chiba-ken
県内で梨栽培を行う土地の多くは火山灰土壌で、肥料を持つ力が強く排水性も良いため、樹木が健康的に育ちやすく、梨の栽培に適しています。
温暖な気候で早い時期に花が咲くため、早くから収穫が始まります。花が咲く時期に霜が降りると実がならなくなってしまうので、温暖な気候の千葉県は梨の栽培に適しているのです。また、一般的に果実に光が当たった方が、糖度が高くなるといわれ、太陽光をたっぷり浴びた果実は甘さを増していきます。
県内の梨の産地の多くは古くから栽培が行われており、長い年月をかけて堆肥などの有機質が土壌に蓄積し、梨の樹が健全に育つ環境をつくり上げています。また、細かい目の網で梨園全体を覆い害虫の侵入を防いだり、フェロモンと呼ばれる害虫の雌の臭いを梨園に充満させて、交尾できないようにして害虫の発生を防ぐなど、様々な工夫をして、おいしい梨づくりに取り組んでいます。
千葉県の梨は、収穫して間もない鮮度の高い梨をいち早く首都圏に届けられます。また、梨は追熟しない果実ですが、完熟に近い状態で収穫することで、おいしい梨を出荷できます。
梨は万葉集の中にもその名が出てくるほど、大変古くから日本人に親しまれてきた果物の一つ。県内で梨栽培が始まったのは、江戸時代の1769年に、八幡地方(現在の市川市八幡地区)で、川上善六が取り組んだのが最初といわれています。
川上善六は殖産興業に熱心で、美濃国(現在の岐阜県)大垣辺りで品質の良い梨栽培を見てその技術を学び、梢(こずえ)を持ち帰って八幡地方に広めたといわれています。八幡地方で収穫され江戸に運ばれた梨は、高級品としてもてはやされ、産地は急速に拡大。江戸時代末期には関東で最大の梨の産地になったといわれています。
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「秋満月(あきみつき)」は県農林総合研究センターで12年間かけて開発され、「なつひかり」以来、20年ぶりにデビューした千葉県のオリジナル品種です。「秋満月」という愛称には、「収穫の秋、満月のように大きく実ったナシに、農家と消費者の喜びと感謝の気持ち」が込められています。
果肉は柔らかくなめらかで食味がとても良く、口にほおばるとたっぷりの果汁が広がります。酸味は少なく、甘みが強いため、本来の甘さを十分感じられます。大きさは一玉700gを超え、一般的な品種「幸水」や「豊水」に比べると、倍近い大果。また、常温で収穫から28日と日持ちがよく、1カ月近く「秋満月」の味を楽しめるのも特徴です。
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晩生の品種のため、9月中旬から10月上旬にかけて収穫期を迎えますが、この秋にデビューしたばかりの「秋満月」は、生産量がまだ限られています。当面はスーパーなどの一般的な流通ではなく、生産者による直売を中心に販売が開始される予定です。
「秋満月」の販売施設情報については、千葉県ホームページをご確認ください。
秋満月の販売施設について
※令和3年は、販売できる個数が限られているため、売り切れ等によりご希望に添えない場合があります。
梨は「和梨(日本梨)」、「洋梨(西洋梨)」、「中国梨」の3つに分類され、一般的に「梨」といわれるのは、「和梨」になります。シャリシャリとした歯ざわりと、たくさんの果汁が特徴の「和梨」は、「幸水」などの黄褐色の「赤梨」系と、「二十世紀」をはじめとする淡黄緑色の「青梨」系に分けられます。
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「幸水」は「和梨」の中で最も栽培量が多く、多くの人に昔から親しまれている品種です。甘みも強く特有の風味があり、シャリシャリとした歯ざわりが魅力。実の大きさは平均250gから300g。梨の中でも収穫が早い品種で、露地栽培では8月上旬から中旬、ハウス栽培では7月下旬には店頭に並びます。室温での日持ちは5日程度なので、購入後早めに召し上がることをおすすめします。
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「豊水」は「幸水」より一回り大きく、平均300gから400gの大きさ。糖度も高く、多汁で酸味と甘みのバランスがよく、豊かな食味が特徴です。収穫時期は、「幸水」の収穫が終わった8月下旬から9月中旬に旬を迎えます。保存期間は、室温で10日程度と、「幸水」より長めに日持ちします。
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市川市を中心とした東葛飾地域で栽培が多く、とても大きな梨で平均して450gから500g、中には1kgを超えるものもあります。柔らかくて甘みも強く、かおりも豊かで高品質な梨です。収穫時期は9月下旬から10月中旬。冷蔵庫で保存すれば、1カ月以上持ちます。
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「新高」、「豊水」、「幸水」の人気の高い3品種を掛け合わせて誕生した品種で、秋に収穫されることと、月のように丸い形から「あきづき」と名づけられました。果肉は柔らかく果汁もたっぷりで、糖度が高く酸味が少ないのが特徴。収穫時期は9月上旬から下旬で、室温で14日程度日持ちします。
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「二十世紀」は千葉県で生まれた品種で、松戸市在住の松戸覚之助少年が、ゴミ捨て場で自然交配の苗木を発見し梨園に移植して誕生しました。黄緑色の果皮で果肉は柔らかく、その食味が今までになく新鮮で多汁であったため、やがて迎える二十世紀に王座を成す梨になると考え、明治31年に「二十世紀」と命名されました。「二十世紀梨」は鳥取県で栽培が盛んですが、一宮町、いすみ市等の一部で栽培されており、9月上旬から下旬に収穫されます。
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とても大きい青ナシで特徴的な香りがあり、果肉はやや硬めですが、甘味が強く、果実が大きいほど甘さが増します。収穫時期は「豊水」の収穫後期に当たる9月上中旬で、収穫適期が短く日持ちしないため一般に流通はあまりせず、主に直売所で販売されています。
千葉県で収穫された梨を取り扱っている直売所やオンラインショップなどを一部紹介します。梨農園や収穫時期によりさまざまな品種が味わえますので、ぜひ旬の味を楽しんでみてください。
※梨の収穫時期により販売していない時期もあります。
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種がたくさんある梨は正円に大きくなり、甘い果実を育てるため、真上から見たときに正円のものを選びましょう。
丸く大玉の梨は日当たりなどの条件が良い場所に育っていた証拠だといえます。
果皮に張りがあるのは、順調に大きくなっていった証拠。健全な樹になった果実は、果皮にも張りがあります。また、収穫してから時間が経つと次第に張りがなくなってくるため、張りのよい果実は新鮮さの証拠でもあります。
硬くてずっしり重い果実は、みずみずしくておいしい果実の証拠です。梨は食べ頃を過ぎると、柔らかくなります。また、持ったときに軽く感じる果実は「熟し過ぎ」の目安でもあります。
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収穫された梨は、その梨自身が持つ水分や糖分を使って呼吸するといわれ、収穫後は鮮度が次第に低下していきます。そのため、購入後の梨は、湿気が少なく日光が当たらない冷蔵庫や風通しの良い冷暗所に保管するのがおすすめです。
また、乾燥にも弱いため、一つずつ新聞紙やラップで包み、チャック付きの袋で密閉するのがおすすめです。梨はヘタから酸素を取り入れる性質があり、ヘタの部分を下にして保存すると呼吸を抑えらえて品質の劣化を防ぐといわれています。
※品種により最適の保存方法が異なることもあるため、購入された品種の保存方法をご確認ください。
梨は約90%が水分でできていますが、様々な栄養素が含まれており、整腸作用があるといわれています。また、体内の余分な塩分を排出するため高血圧予防や、体内のアンモニアを放出してエネルギー代謝にも役立つともいわれています。
また、たんぱく質分解酵素も含まれているため、消化を助けてくれるだけでなく、肉料理の下ごしらえに使うと肉がやわらかくなる効果もあります。
そんな梨の一般的な食べ方は、くし型にカットして食べる方法。梨は軸側よりお尻の方が甘いので、軸の方から食べると最後までしっかりと甘みを感じることができます。また、食べる1時間ほど前に冷蔵庫に入れて冷やすと甘みが強く感じられます。
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食べきれなかった梨は、皮をむいて砂糖を加えてジャムにすれば、日持ちがする上に、パンに塗ったりヨーグルトに添えたりと、様々な食事に使えます。また、皮をむいた梨をじっくり煮てコンポートにすれば、そのままデザートとして楽しめたり、ケーキやゼリーにアレンジすることもできます。
皮をむいた梨はミキサーにかけて果汁を絞れば、簡単に梨ジュースとして楽しむことができます。サッパリとした口当たりで飲みやすく、サイダーで割って「梨のサイダー」にしてもおいしく楽しめます。
ミキサーやおろし金ですりおろし、冷凍庫でシャーベットに。そのまま食べても、スムージーなどと一緒にしても様々な味が楽しめます。また、余ったシャーベットは、煮込み料理などに隠し味として使用すれば、肉が柔らかくなるだけでなく、甘味料としても使用できます。他にも梨のレシピはたくさんありますので、「梨」「レシピ」などのキーワードを使って、インターネットで検索してみてください。
この秋、梨以外でも千葉県にはたくさんの農産物が実りの時期を迎えます。千葉県は全国でも有数の早場米産地で、8月中旬から本格的にお米の収穫が始まります。千葉県では、たくさんの方に千葉県産の新米のおいしさを知ってもらうために新米キャンペーンを開催しています。また、昨年デビューしたお米の新品種「粒すけ」を多くの方に味わってもらうため、粒すけのTwitterキャンペーンも行っています。
チバザビーフや千葉県産木材使用のお弁当箱などが抽選で当たる「いちばん米!ちば米!新米キャンペーン」を開催中です。また、特設サイトでは千葉県産米の取扱いがある店舗や購入できるオンラインショップを紹介しています。
【1】購入キャンペーン
応募期間:令和3年10月31日まで
賞品:チバザビーフ、千葉県産木材使用のお弁当箱など
応募条件:キャンペーン応募シールが貼ってある商品を購入の上、応募。
※キャンペーン詳細や詳しい応募方法は特設サイトをご覧ください。
【2】Twitterキャンペーン
応募期間:令和3年9月1日から10月24日まで
賞品:千葉県産米食べ比べセット
応募条件:公式Twitter(@chiba_shinmai)をフォロー&リツイートした方の中から抽選。
「いちばん米!ちば米!新米キャンペーン」公式Twitter
※キャンペーン詳細や詳しい応募方法は特設サイトをご覧ください。
昨年デビューしたちばのお米の新品種「粒すけ」の販売が今年も始まります。昨年より作付面積が2倍以上に拡大し、8月下旬より収穫が始まっている「粒すけ」。千葉県では、「粒すけ」公式Twitter(@tsubusuke_chiba)をフォロー&リツイートした方の中から抽選で2名に、「粒すけ」1俵(60kg)をプレゼントするキャンペーンを実施中です。詳しいキャンペーン詳細や応募方法等は粒すけ特設サイトをご覧ください。
(C)Chiba-ken
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回の「元気半島、ちば!」は、11月から12月頃を予定しています。
プレゼントもありますのでご期待ください。
「元気半島、ちば!」は随時新しい情報を追加してまいります。
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