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更新日:平成30(2018)年9月10日
ページ番号:6732
千葉の旬の情報をお知らせします。(平成28年2月19日現在)
今回の特集は
伊予ヶ岳山頂からの富士山Photo(C)JunichiKIMURA
千葉県は平均標高が約43mで全国一低い県です。
県内で一番高い愛宕山でも408m、東京スカイツリーより200m以上低いのです。それだけに少しばかり高いところに上がると見晴らしが抜群。
今回は比較的簡単に行け、見晴らしの良いハイキングコースを紹介します。名付けて「見晴らしハイキング」。
今回のプレゼント
千葉ブランド水産物認定品「房州ひじき」Photo(C)Chiba-ken
太くて柔らか、うまさ格別、千葉ブランド水産物認定品「房州ひじき」(3000円相当)プレゼントはこちら(応募期間:平成28年2月19日から平成28年2月25日)。抽選で10名の方に鴨川市産の「房州ひじき」をプレゼントします。
当選者の発表はプレゼント品の発送をもって代えさせていただきます。今回は3月上旬に発送予定です。
千葉県産ヒジキは、生原藻から直ぐに煮熟、乾燥を行う独特の加工法を受け継いでいます。そのため、水戻ししたものは太くても柔らかくつややかで、煮物、サラダなどに利用しても、しっかりした長ヒジキの食感と、ヒジキ本来の旨みと香りが味わえます。(他県や外国産のヒジキは、生原藻を乾燥したものを水戻しし、煮熟、乾燥して製品としています。)
圏央道で「ちばの海・山、ギュッ❤と近くに」
大塚山から富士山を望むPhoto(C)JunichiKIMURA
大塚山は標高241.3mの山です。東京スカイツリーの第一展望台より110m近く低いのですが、周りの山が低いので見晴らしは良好です。
小湊鉄道、いすみ鉄道の両方が乗り入れている「上総中野駅」から県道177号勝浦上野大多喜線を1kmほど南下すると、「大塚山自然公園・万葉ロード入口」の看板があり、そこから山頂までは大塚林道で約1.2km。駅から山頂までのんびり歩いても60分弱。
林道には柿本人麻呂や山上憶良など、万葉歌人の歌が書かれたたくさんの万葉札が並んで頂上へと続いています。このあたりには、万葉集に詠まれている草花が多く自生していることから、地元の人たちによって「万葉ロード」と名付けられ、草花にちなんだ万葉札が立てられています。
山頂はほぼ360度の展望で、周囲の低い山と山合いの人家が「高さ」を感じさせてくれます。
快晴ならば西側に写真のように富士山を望むことができます。
春には斜面に咲く山桜を楽しむことができます。
大塚山には駐車場がありませんので、ハイキングの場合は上総中野駅前の駐車場をご利用ください。
問い合わせ先:電話:0470-80-1146大多喜町観光協会
地図はこちらから(大多喜町ホームページの「パンフレットダウンロード」のページ)
大福山展望台からの雲海(朝もやが雲海のよう)Photo(C)IsamuKAWABATA
大福山は標高292mですが、市原市では一番高い山です。
この山のお勧めは山頂近くにある展望台からの眺めです。
駐車場(23台)に車を置いて、展望台まで歩いて10分かからない超簡単登山と眺望が売りです。
小湊鉄道の養老渓谷駅からハイキングコース(舗装道路)を歩いても40分から50分程度で展望台まで行くことができます。途中の見晴らしを楽しみながらのハイキングには駅から歩くのがおすすめです。
大福山の展望台は、冬から春にかけて、風のない日は、日の出と同時に朝もやが山々の間に漂い、まるで雲海のようになる様子を撮影できる場所です。
他の県で上のような写真を撮るには、苦労して高い山の頂上まで登らなくてはなりませんが、ここはではそのような苦労はいりません。
毎年行われている市原市の観光写真コンクールには、低山とは思えない素晴らしい雲海、朝もやの山々の写真が入選しています。
高い場所からの眺望ではありませんが、寒い時期ならではのツララの見どころを紹介します。
大福山の下に流れる梅ヶ瀬川沿いの断崖の断層の見えるところに、断層の隙間から水がしたたり落ちています。
この近辺は千葉県内でも一番冷え込む地域ですので、寒気団が南下した時にはこの水が凍り、断崖にツララが下がります。
高さ約15m、幅約40mを超える断崖にツララがのれんのように下がったり、断崖に下がった木の根を囲んで7mほどもツララが伸びることがあります(下の写真)。
養老渓谷梅ヶ瀬のつららPhoto(C)TakeshiKADOKURA
前日夜の天気予報で市原市「朝生原(あそうばら)」や「戸面(とづら)」というこの辺の場所が、早朝に零下3度か4度という予報数字が出ていれば、長いツツラが出現する可能性が高いです。
近年の暖冬でなかなか出現しなく、出現してもツララは数時間で溶けてしまいます。
川の水は流れ、雪もなく、コケや緑の植物の中にツララが下がるのは千葉県ならではです。
また、ツララの下がる場所近くの日当たりの良い所をよく見ると、スミレが咲き出したりしていて、真冬と春の情景に同時に出会うこともあります。
養老渓谷駅から大福山、梅ヶ瀬への行くのとは方向が異なりますが、養老渓谷駅から温泉街や粟又の滝方面へ、周囲の山野を見ながらハイキングして、温泉に入ってみてはいかがでしょうか。
粟又の滝下には川沿いに約2kmの遊歩道ができています。
粟又の滝近くには日帰り温泉施設もあります。
養老渓谷駅前に市原市観光協会の案内所があります。案内所で説明を聞いてから歩くことをおすすめします。
問い合わせ先:電話:0436-96-0055(養老渓谷駅前観光案内所)
「鋸山山頂駅」屋上展望台から富士山を望むPhoto(C)HidekiYAMAGUCHI
JR内房線「浜金谷駅」から徒歩8分、そしてロープウェーでわずか4分で「山頂駅」まで登ってしまう鋸山。これほどお手軽な登山やハイキングはありません。しかも、鋸山は東京湾岸から急に300mほど立ち上がっていますので、「山頂駅」屋上展望台からの眺めは抜群です。
目の前には東京湾が広がり、三浦半島、その後ろに相模湾、快晴時にはさらにその後ろに富士山が望めます。
北側の富津岬の遠方には東京スカイツリーが見えることがあります。
南側には、南房総の海岸線と山々が航空写真のように見えます。
山頂駅から山側へ石段を下りていくと、奈良時代に開かれた日本寺があり、高さ31mの大仏(磨崖仏としては日本一の高さといわれています)や、「千五百羅漢像」、「百尺観音像」、せり出した大岩から下をのぞくことのできる「地獄のぞき」など見どころがたくさんあります。
地獄のぞき(右側)Photo(C)hiba-ken
石段数は2639段。ロープウェーで簡単に上がれても、上にあがってから石段をあがり下がりしながら、色々見どころをまわると足が疲れてきて、なるほどハイキングだとわかります。
百尺観音像の脇にある北口管理所から、昔の石切場に行くことができます。石切場はカメラの視野にうまく入らないほどスケールが大きく、圧倒されます。
石切場(一部分)Photo(C)TomomiKARIKOMI
石切場から「東京湾を望む展望台」まで山道があります。
山頂駅から石段と山道で30分ほどかかります。途中、富津館山道路が足下に見え、まさに見晴らしハイキングを実感できる場所です。
足腰に自信があり、本格的に山道を歩くハイキングを楽しみたい方は、JR内房線「浜金谷駅」から歩き出し、昔、鋸山から切り出した石を手押し車で運んだ「車力道」を通って、石切場などをめぐるコースをおすすめします。
交通:JR内房線「浜金谷駅」下車、徒歩8分でロープウェー「山麓駅」。山麓駅周辺には、ロープウェー利用者のための駐車場があります。
山の南側に有料の自動車道があり、自動車道からの眺めも素晴らしいです。
鋸山ロープウェーホームページ(「見どころ」をクリック。ハイキングマップもあります。)
問い合わせ先:電話:0439-69-2840(金谷観光案内所(石の舎))
電話:0470-55-1683(鋸南町観光協会保田観光案内所)
電話:0439-69-2314(鋸山ロープウェー)
伊予ヶ岳(とがったところが山頂)Photo(C)HidekiYAMAGUCHI
伊予ヶ岳は山頂が岩石のため千葉県で唯一「岳」のついている山です。
房総の開拓に携わった阿波の忌部(いんべ)氏のふるさと四国、その最高峰でもある石鎚山の別名「伊予の大岳」から名付けられたとも言われています。
標高336.6m。ふもとの平群(へぐり)天神社の前に駐車場とトイレがあり、ここから山頂まで約45分。
登山道は整備されています。神社の標高が約65mなので一気に270m近くを登ることになります。
頂上近くの20mほどは急で、岩の崖に鎖やロープが下げられ、これを頼りによじ登ります。スリル満点です。腕力に自信のない人は無理をしないでください。
岩の崖の手前にあるベンチ付近からのパノラマも十分満足いただけるものです。
ベンチ近くの看板にも「ハイキングコースはここまでです。この先、大変危険ですので注意してください。」と書かれています。
岩の崖をロープや鎖でよじ登ります。滑りやすい岩です。Photo(C)HidekiYAMAGUCHI
鎖場を制覇して崖を登り切ると、岩でできた山頂(南峰)に出られます。360度の展望が開けます。
伊予ヶ岳は北峰と南峰の二つに分かれており、その間7分程度です。北峯の眺望も素晴らしいです。
伊予ヶ岳山頂(南峰)からの眺め(手前の岩が山頂。向こうの山は富山)Photo(C)HidekiYAMAGUCHI
山頂からは、手前に平久里(へぐり)の水田や畑、人家、その向こうに富山(とみさん)、海岸線、東京湾、三浦半島が眺められ、空気が澄んでいると、富士山が見えます。
(注)伊予ヶ岳の場所や麓の神社の「へぐり」は「平群」で。麓の地域名は「平久里」(平久里中、平久里下)。
伊予ヶ岳山頂からの富士山(上の写真の右側になります)Photo(C)JunichiKIMURA
山頂からの夕景が素晴らしいのですが、日没後は真っ暗になるので、下山は懐中電灯がないと大変危険です。無理をしないで明るいうちに下山してください。夕方は絶対に単独行動はさけ、十分な装備が必要です。
1時間弱の短い登山時間ですが、展望、スリルとも楽しめ、山に登ったという征服感を味わえる山です。
交通:JR内房線岩井駅から市営路線バスのトミー号「天神郷」下車、登山口まで徒歩1分
問い合わせ先:電話:0470-57-2088(南房総市富山ウォーキングセンター)
江戸時代、曲亭馬琴の書いた「南総里見八犬伝」の舞台となった富山。
登山道入り口近くには、伏姫(ふせひめ)と愛犬八房(やつふさ)が隠れたといわれる洞窟(伏姫籠穴)もあります。
富山(右側が北の峰。奥は東京湾)Photo(C)HidekiYAMAGUCHI
頂上は南の峰(342.0m)と北の峰(349.5m)に分かれており、北の峰にある展望台「十一州一覧台」からは、山里から漁村、南房総の山々、空気の澄んだ日には富士山から三宅島まで一望できます。
富山山頂(北の峰)Photo(C)JunichiKIMURA
展望台から西側(岩井海岸方面)を望むPhoto(C)Chiba-ken
JR内房線岩井駅から徒歩約1時間30分で展望台まで行くことができます。
展望台近くに3台ほどの駐車スペースがありますが、途中道が狭く、蓋のないU字溝もあるため、車の交差が困難です。事故防止のため徒歩による登山をお勧めします。駐車場は、富山中学校前駐車場(約30台)を利用してください。
杉木立の中の道を歩くため、暗くなる前に下山しましょう。
交通:JR内房線岩井駅から市営路線バスのトミー号で「富山入口」下車徒歩60分
問い合わせ先:電話:0470-57-2088(南房総市富山ウォーキングセンター)
烏場山からの富士山(富士山の右下に伊予ヶ岳が見えます)Photo(C)JunichiKIMURA
花嫁街道ハイキングコースは、早春に人気のハイキングコースです。
コースは、JR内房線「和田浦駅」から「はなその広場」、大木が岩を抱えるように根をはった「経文石」、そしてこの烏場山に登り、見晴台、落差15mの黒滝、この時期に咲く元朝桜(がんちょうざくら)で有名な抱湖園などをめぐります。
抱湖園は「花の南房総」を作り上げた花栽培の先駆者・間宮七郎平が、山の急傾面に土手を築いて作った花木園です。
コース途中のトイレは「花嫁街道入口」、「はなその広場」、「見晴台」の三箇所。
烏場山(からすばやま)は標高266.6mと低い山ですが、清澄山、御殿山、伊予ヶ岳などの南房総の山々や眼下の集落の眺望が素晴らしく、新日本百名山にも選ばれています。
冬の快晴の日には、伊豆半島、富士山、伊豆大島も展望できます。
交通:JR内房線和田浦駅下車徒歩2時間40分
問い合わせ先:電話:0470-28-5307(南房総市観光協会)
最後までご覧いただきありがとうございます。
次回は2月25日(木曜日)の予定です。プレゼントもありますのでご期待ください。
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