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更新日:令和6(2024)年2月1日

ページ番号:485446

ちば県民だより(令和4年2月号)2面

ICTで広がる学びの世界

問い合わせ 県教育政策課 TEL 043-223-4178

ICTの時代 子どもに必要な力は

ICT(Information and Communication Technology(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー))とは、パソコンやスマートフォンなどを活用した情報処理や通信技術のこと。インターネットでの調べものやSNSを使った交流、在宅勤務やオンライン会議など、家庭でも職場でも、生活のあらゆる場面でICTは欠かせないものとなっており、その活用が急速に進んでいます。

子どもたちにとっても、スマートフォンやタブレットは、鉛筆やノートと同じ日常的に使う道具の一つ。ICTを使いこなすことで、一人一人が自分に合った学習方法を身につけるとともに、課題解決に生かす力を育んでいくことが求められています。

デジタル機器利用状況グラフ

学びの世界はもっと広がる

黒板に向き合って話を聞くだけの学習から、子どもが自ら考えたり、表現したりする機会が増えるなど、学びの世界は、ICTを活用することなどにより大きく広がっています。

現在、小・中学校では1人1台のタブレット端末の配備が進んでいる他、県立学校でも無線LANなどのネットワーク環境を順次整備しています。また、ICTを効果的に活用して学びの質を高めていくため、教育モデルの研究や教員への研修など、さまざまな取り組みを進めています。

日本マイクロソフト株式会社と協定を締結

昨年1月、県教育委員会は日本マイクロソフト株式会社と協定を締結。新型コロナによる臨時休校時にも、学びを止めることなくオンラインによる授業が行われるよう、日本マイクロソフトからアドバイスやサポートを受けることができました。

また、日本マイクロソフトの協力を得ながら、学校の枠を超えて教員同士が教材を共有できるサイトを立ち上げるなど、全国でも先進的な取り組みとして注目されています。

ICTがあるとどうなる?

一斉学習

  • 黒板に書く時間、写す時間を短縮して、考える時間や議論をする時間に
  • グラフや写真を使った教材で分かりやすく、興味や関心も高まる
  • 文章では伝わりづらい実験の手順なども、動画などで分かりやすく解説

協働学習

  • 端末に入力したお互いの意見をリアルタイムで共有。異なる考えに気付いたり、自分の考えを深めたりすることができる
  • グループ発表では、インターネットを活用して情報収集したり、意見を交わしながら一つの資料を仕上げることも

個別学習

  • 演習問題の回答を分析して、自分の理解度や苦手な分野を把握できる
  • 学校で理解できなかった部分も、自宅で授業動画を見ながら確認
  • 休校時にもオンライン授業を受けたり、学習ソフトを使って課題の提出ができる

多様な学び

  • さまざまな科目でICTを活用
    [体育]実技の様子を録画して確認する
    [美術]形や色を試行錯誤しながら制作する
    [英語]端末に録音して発音をチェック
    [家庭科]調理動画を見ながら料理を作る
  • 遠隔地や海外の学校とオンライン交流

特別支援学校で

  • キーボードの操作や発声が難しい場合は、視線で入力できる装置を活用し、意思を伝える
  • 登校することが難しい場合は、オンラインによる遠隔授業が可能
  • 画面の拡大、音声入力など、それぞれの障害に応じたICT機器の活用

働き方改革

  • 学校の枠を超えて教材を共有することで、教材作成の負担を軽減
  • テストの採点作業も効率化
  • 保護者へのお知らせや欠席連絡、アンケートの回答などもインターネット上で可能に。保護者の負担も軽減できる

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お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課広報班

電話番号:043-223-2241

ファックス番号:043-227-0146

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