千葉県福祉ふれあいプラザ指定管理者管理運営状況評価（令和2年度）

(1)介護実習センターに係る管理業務

(2)介護予防トレーニングセンターに係る管理業務

(3)ふれあいホールに係る管理業務

施設の設置目的

法令等の遵守等

法令や協定書等の遵守し、施設の設置目的に沿った管理運営が行われている。

S

安全の確保のため、委員会が定期的に実施されている他、「ヒヤリ・ハット集」に事例を追加し、安全管理に努めている。

関係機関と連携を取りながら、適切に管理運営を行っている。

設備・備品等は定期保守点検を遅滞なく実施し、必要な修繕は全て実施している。

必須事業については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により休館等を行った結果、利用者数は昨年度と比べ減少したが、感染防止措置を講じた上で適切な施設の企画運営が行われている。

• 一般県民研修については休館等の影響で受講率が前年を下回ったが、受講後のアンケート結果では、「大変良かった」69％「良かった」が26％で、95％の方から高い評価を得た。
• 専門職研修は積極的にオンライン講習を導入した結果、受講者は前年度を上回った。
• 「福祉機器展」は中止となったが、10月から12月の3か月間において「秋季福祉機器特別展示展」を常設展示として実施した。
• 相談業務はケースに合わせて各相談員の専門性を活かした対応を心がけ、休館期間中も電話相談を継続した。

• 介護実習センターでは、認知症の方の家族の集い、地域の茶の間、地域の茶の間プレミアム（認知症カフェ）を実施した。
• 介護予防トレーニングセンターでは利用者の目標・目的に沿った個人プログラムを提供した。
• ふれあいホールで11月に認知症啓発イベントを感染対策を講じたうえで実施しており、参加者から好評を博した。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で施設全体で利用者数及び利用料金収入は減少しているが、感染拡大防止措置を講じた上で利用拡大への取組が適切に行われている。

人員配置は適材適所を心がけ、人材育成については外部研修も含め職員研修を充実させ、資質向上を図っている。

予算の範囲内で概ね適正に運営されており、財務状況は健全と認められる。

利用者からの様々な苦情、要望に真摯に対応しており、利用者満足度調査において高い評価を得ている。

令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、利用者や利用料収入については例年より減少したが、適切に新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて運営しており、介護実習センターが実施した専門職研修においては、積極的にオンラインを活用した研修の導入を行い、前年度と比べ参加者数を増やすなど、利用者の拡大を心がけた企画運営は評価できる。

全県的な認知度の向上、広域利用への取組

従来から課題であった広域利用について、介護実習センターにおいて、オンライン研修を積極的に行った結果、例年より県内各地域から受講する者が増えたことから、広域利用が進みつつある。