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報道発表案件

更新日:令和5(2023)年3月20日

ページ番号:342434

高齢者を支える取組について(令和元年度第3回インターネットアンケート調査結果)

発表日:令和2年1月27日
千葉県健康福祉部高齢者福祉課
電話 043-223-2342

 

1.調査の目的

県では、高齢化率の上昇に伴い、介護が必要になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるよう、医療・介護・住まい・予防・生活支援が地域の中で包括的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を進めており、高齢者の日常生活を支える取組を行う団体への支援等を行っています。

高齢者に関する取組について、今後、より効果的な施策の実施を検討するための資料へ活用することを目的として、皆様の御意見や御提案を伺いました。

2.調査の実施状況等

(1)調査対象

アンケート調査協力員 1,466人

(2)調査時期

令和元年11月29日~12月12日

(3)調査方法

インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答

(4)回答状況

アンケート調査協力員1,466人のうち165人が回答(回答率11.3%)

(5)調査項目

  • 問1.あなたは、「地域包括ケアシステム」をご存知ですか。
  • 問2.あなたは、介護が必要になって住み慣れた地域で暮らし続けるため、行政にどのようなことを期待しますか。
  • 問3.あなたが今お住まいの地域で暮らし続けるため、御自分ではどのようなことができると思いますか。
  • 問4.その他、「地域包括ケアシステム」ついて、ご意見、ご要望があればお聞かせください。

3.回答者の構成

(1)居住地域(回答者数:165人)

居住地域

居住地域については、『東葛南部地域』が32.7%と最も多く、次いで『千葉地域』が29.1%となりました。

〈参考〉

千葉地域

千葉市

東葛南部地域

市川市、浦安市、習志野市、八千代市、鎌ケ谷市、船橋市

東葛北部地域

野田市、松戸市、流山市、我孫子市、柏市

印旛地域

成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町

香取海匝地域

香取市、神崎町、多古町、東庄町、銚子市、旭市、匝瑳市

山武長生夷隅地域

東金市、山武市、大網白里市、九十九里町、芝山町、横芝光町、茂原市、一宮町、睦沢町、
長生村、白子町、長柄町、長南町、勝浦市、いすみ市、大多喜町、御宿町

安房地域

館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町

君津地域

木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市

市原地域

市原市

※居住地域の区分けについては、千葉県高齢者保健福祉計画の高齢者保健福祉圏域に準じています。

(2)年齢(回答者数:165人)

年齢

年齢については『70歳以上』が42.4%と最も多く、次いで『50歳~59歳』が25.5%となりました。

(3)性別(回答者数:165人)

性別

性別については、『男性』が77.6%、『女性』が22.4%となりました。

4.調査結果

問1.あなたは、「地域包括ケアシステム」をご存知ですか。(回答者数:165人)

認知度

地域包括ケアシステムの認知度についてたずねたところ、『名称は聞いたことはあるが、内容は知らない』が37.6%と最も多く、次いで『名称も内容も知っている』が36.4%、『名称も内容も知らない』が26.1%でした。

問2.あなたは、介護が必要になって住み慣れた地域で暮らし続けるため、行政にどのようなことを期待しますか。(いくつでも)(回答者数:165人)

行政に期待すること

介護が必要になっても住み慣れた地域で暮らし続けるために行政が取り組むべきことについてたずねたところ、『訪問診療・介護サービスなどの在宅医療の充実』が72.1%で最も多く、次いで『ホームヘルプやデイサービスなどの居宅介護サービスの充実』が65.5%、『買物代行・移動手段の確保など生活支援の取り組みの充実』が56.4%でした。

また、『その他』の答えの中には、「介護をする人、特に要介護者の家族への精神的、肉体的、経済的な支援」、「介護を充実するより介護にならないような支援・施策を優先すべき」、「交通手段の充実」などの意見がありました。

問3.あなたが今お住まいの地域で暮らし続けるため、御自分ではどのようなことができると思いますか。(いくつでも)(回答者数:165人)

自分にできること

高齢者が自分らしい暮らしを続けることができるよう、周りの方やご自分のためにできることについてたずねたところ、『日常的な健康づくりや生活習慣病対策の心がけ』が55.2%で最も多く、次いで『防災・防犯・交通安全活動への参加』が52.7%、『近所づきあい』が52.1%でした。

また、『その他』の答えの中には、「勉強会などに参加し、高齢者のことや認知症などについて理解を深める」などの意見がありました。

問4.その他、「地域包括ケアシステム」ついて、ご意見、ご要望があればお聞かせください。(回答者数:52人)(寄せられたご意見・ご要望には次のようなものがありました。)

(1)安心・安全な地域づくりについて

  • 行政や地域のサポート見守り等課題に良く載っているのを目にします。
    でも実際の老後で特に独居の場合、24時間行政や地域の見守りは疑問です、老後を安心感を持って生活できるのか考えると不安に思います。
    衣食住はどうすれば良いのでしょうか?どうしたら良いのかビジョンがうかびません。
    一助として提案して頂けると良いのですが。
  • 高齢者のみの世帯は、何かにつけ近所の負担にならないように考えています。
    そのために、直接行政などと結びつきたい、頼りたいと考えていると思います。
    「地域全体で」は正しい考えで、また効果も期待できますが、それだけに頼るのでは、十分ではありません。
    電話相談などを通じて、広い範囲で得られる情報を求めているケースも少なくないと思います。
    地域内とより広範と両面作戦が必要だと思います。

(2)高齢者の心身機能の維持・向上について

  • まずは介護が必要にならないようにする事が重要ではないでしょうか。
  • 介護の期間が長期化しないようにするためには、個々人が健康維持と体力づくりに真剣に取り組まなければならないと思う。
    そのために必要な食生活や生活パターンなどの情報は溢れていると思うが、個々人に合ったプログラムができないものかと考える。
    あれが良い、これが良い、といった情報に振り回され、結局身に付かないままに終わってしまうということになってはいないか?
    介護・支援が必要となる人を増やさないためのシステム作りに取り組む必要があると考える。

(3)地域包括ケアシステムの構築について

  • 「地域包括システム」の存在とその活動をもっといろんな機会、いろんな場でお知らせすべきであると思いますし、その活動に地域住民が幅広い形で関われるようにもっと工夫すべきであると考えます。
    健康なお年寄りのみなさんにも、簡単に出来るボランティア活動など、で参加できる仕組みを作るべきであると思います。
  • 地域包括支援センター(高齢者いきいきセンター)が各地区内に設置されて気軽に高齢者家族の健康相談などが出来る場所があり非常に良いと思います。

(4)認知症に対する総合的な支援について

  • 現在認知症の家族と共に暮らしておりますが住民票を移してないせいか見守りが全くなしでとても寂しい。
    以前住んでいた津田沼は小型バス等の充実がとても良くなっていたが現在は小型バスを殆ど見かけない。
    高齢者の意見の聞き取りをしていない証拠だ。
  • 妹が認知症となり、市原市でセンターのお世話になりましたので、内容等よく理解しているつもりです。
    現場での的確な対応には、頭が下がります。
    経験から患者の扱い方が見事なことに感服したことがあります。
    ケアマネさんたちは、どしどし現場へ出向くことではないでしょうか。
    場づくり要介護の認定を受ける以前の高齢者に対しての事前教育が、個人の生活習慣病予防になるのではないでしょうか。

【参考(URL)】

(1)地域包括ケアシステム

(2)地域包括支援センター

たくさんのご意見ありがとうございました。
今回の調査では、地域包括ケアシステムの認知度が高まっていますが、内容がよくわからないという方が多くいらっしゃいました。本システムのより一層の周知を図っていくため、みなさまからいただいたご意見は、今後、地域包括ケアシステムの構築を促進し、誰もが安心して暮らせる社会づくりに役立ててまいります。

 

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部高齢者福祉課地域活動推進班

電話番号:043-223-2342

ファックス番号:043-227-0050

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