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報道発表案件

更新日:令和3(2021)年9月2日

ページ番号:3455

高齢者を支える取組について(平成29年度第4回インターネットアンケート調査結果)

発表日:平成30年3月26日
健康福祉部高齢者福祉課

1.調査の目的

県では、高齢化率の上昇に伴い、介護が必要になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるよう、医療・介護・住まい・予防・生活支援が地域の中で包括的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を進めており、地域団体による高齢者の日常生活を支える取組を行う団体への支援等を行っています。

また、県では、高齢者の孤立化を防ぐため、見守りや声かけを普及啓発する「ちばSSKプロジェクト」を実施し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に取り組んでいるところです。

これらの高齢者に関する取組について、今後、より効果的な施策の実施を検討するために現在策定中の次期「千葉県高齢者保健福祉計画」の指標等として活用することを目的として、皆様のご意見やご提案を伺いました。

2.調査の実施状況

(1)調査対象

アンケート調査協力員1,450人

(2)調査時期

平成30年2月6日~2月19日

(3)調査方法

インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答

(4)回答状況

アンケート調査協力員1450人のうち195人が回答(回答率13.4%)

(5)調査項目

問1.あなたは、地域包括ケアシステムについて知っていますか。
問2.あなたは「しない、させない、孤立化!」を合言葉に県が実施している高齢者孤立化防止運動「ちばSSKプロジェクト」について知っていますか。
問3.「ちばSSKプロジェクト」をどのようにして知りましたか。
問4.いわゆる孤立死(孤独死)に明確な定義はありませんが、あなたが考える孤立死(孤独死)のイメージに近いものは次のどれですか。
問5.あなたはいわゆる孤立死(孤独死)に対する不安はありますか。
問6.高齢者を孤立させないため、行政が取り組むべきことは何だと思いますか。
問7.その他、「地域包括ケアシステム」や「高齢者の孤立化問題」について、ご意見、ご提案があればお聞かせください。

3.回答者の構成

(1)居住地域(回答者数:195人)

インターネットアンケート29回答者地域

居住地域については、『千葉地域』が30.8%と最も多く、次いで『東葛南部地域』が25.1%となりました。

<参考>

千葉地域

千葉市

東葛南部地域

市川市、浦安市、習志野市、八千代市、鎌ケ谷市、船橋市

東葛北部地域

野田市、松戸市、流山市、我孫子市、柏市

印旛地域

成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、栄町

香取海匝地域

香取市、神崎町、多古町、東庄町、銚子市、旭市、匝瑳市

山武長生夷隅地域

東金市、山武市、大網白里市、九十九里町、芝山町、横芝光町、茂原市、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町、長南町、勝浦市、いすみ市、大多喜町、御宿町

安房地域

館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町

君津地域

木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市

市原地域

市原市

(2)年齢(回答者数:195人)

インターネットアンケート29回答者年齢

年齢については、『70歳以上』が38.5%と最も多く、次いで『60歳~69歳』が20.5%となりました。

(3)性別(回答者数:195人)

インターネットアンケート29回答者性別

性別については、『男性』が77.4%、『女性』が22.6%となりました。

4.調査結果

問1.あなたは、地域包括ケアシステムについて知っていますか。(1つ選択)(回答者数:195人)

インターネットアンケート29結果問1

地域包括ケアシステムの認知度についてたずねたところ、『名称は聞いたことはあるが、内容は知らない』が44.6%と最も多く、次いで『名称も内容も知らない』が30.3%、『名称も内容も知っている』が25.1%でした。

問2.あなたは「しない、させない、孤立化!」を合言葉に県が実施している高齢者孤立化防止運動「ちばSSKプロジェクト」について知っていますか。(1つ選択)(回答者数:195人)

インターネットアンケート29結果問2

ちばSSKプロジェクトの認知度についてたずねたところ、『名称も内容も知らない』が69.2%と最も多く、次いで『名称は聞いたことはあるが、内容は知らない』が20.5%、『名称も内容も知っている』が10.3%でした。

 

【問2で『名称も内容も知っている』または『名称は聞いたことはあるが、内容は知らない』と答えた方に聞きました。】
問3.「ちばSSKプロジェクト」をどのようにして知りましたか。(いくつでも)(回答者数:60人)

インターネットアンケート29結果問3

「ちばSSKプロジェクト」を知った方法についてたずねたところ、『県民だより』が71.7%と最も多く、次いで『インターネット』が28.3%、『自治会や町内会のポスター、回覧板』が23.3%でした。

また、『その他』の答えの中には、「ちばSSKプロジェクトのフォーラム」や「市役所内に掲示されたポスター」などの意見がありました。

問4.いわゆる孤立死(孤独死)に明確な定義はありませんが、あなたが考える孤立死(孤独死)のイメージに近いものはどれですか。(いくつでも)(回答者数:195人)

インターネットアンケート29結果問4

孤立死(孤独死)のイメージに近いものについてたずねたところ、『一人暮らしの人が在宅で誰にも看取られずに亡くなる』が82.1%と最も多く、次いで『死後数日して発見される』が68.2%、『発見までの期間や一人暮らしか否かに関わらず、家族や社会から孤立した末に亡くなる』が63.1%でした。

また、『その他』の答えとして、「死後の事を依頼せず亡くなる(死後の計画がないとき)」という意見がありました。

問5.あなたはいわゆる孤立死(孤独死)に対する不安はありますか。(1つ選択)(回答者数:195人)

インターネットアンケート29結果問5

孤立死(孤独死)に対する不安があるかどうかについてたずねたところ、『あまり不安がない』が48.7%で最も多く、次いで『不安がある』が29.2%、『全く不安がない』が11.3%、『大変不安がある』が10.8%でした。

問6.高齢者を孤立させないため、行政が取り組むべきことは何だと思いますか。(いくつでも)(回答者数:195人)

インターネットアンケート29結果問6

高齢者を孤立させないために行政が取り組むべきことについてたずねたところ、『地域住民、事業者などとの連携による、見守りネットワーク構築』が76.9%で最も多く、次いで『配食サービスや緊急通報装置などによる安否確認の実施』が62.6%、『地域活動や趣味活動への支援を通じた高齢者の社会参加促進』が54.4%でした。

また、『その他』の答えの中には、「公共交通の採算性が低い地域でのバス・タクシーの補助制度創設」、「高齢者と地域住民相互の触れ合いの場作りへの支援」、「高齢者と同居・近居する家族への何らかの優遇措置」などの意見がありました。

 

問7.その他、「地域包括ケアシステム」や「高齢者の孤立化問題」について、ご意見、ご提案があればお聞かせください。(回答者数:63人)

(寄せられたご意見・ご要望には次のようなものがありました。)

【見守りについて】

長寿会や老人クラブに入っていると、近所の人が時々声かけてくれるので安心です。

人との交流が苦手な方、特に男性が多いと思いますが、このような高齢者は、認知症の発症が起きやすいかと思います。近所にも居られますが他人に自分の生活分野に踏み込んで貰いたくない方に、どのようにアプローチしていくか課題かと思ってます。

町会や自治会の活動が重要、例えば、私の所属町会では敬老祝賀会の案内が近隣にもかかわらず往復ハガキでくる。これでは敬老にもならないし、高齢者の孤立化防止にもならない。

【外出支援について】

県南部の高齢化が進んでいる地域では、外出困難に起因する孤立対策は喫緊の課題です。外出行動を促進して、寝たきりやコミュニケーション不足からくる要介護状態の予防の取り組みをお願いします。

車免許の返還後出掛ける手段としてバスの運行及び運行先の増加を願う。

【居場所づくりについて】

現象解決についてよく語られるが、問題解決にも力を入れるべきだ。歩くこと、おしゃべりすることが大切で、安全、快適に歩ける街づくりや、高齢者が集える場所づくりが必要である。

高齢者が孤立化しないように、高齢者が簡単に参加しやすい、様々な落語会や講演会や趣味の講座などのイベントを自治体や地域団体、公民館、図書館などが日常的に企画し、実施することも必要だと考えます。また、普段から、高齢者に声掛けする、さまざまなイベント(地域のお祭りや心配事アンケートなど)や機会を設けることも必要だと考えます。

【その他】

地域包括システムによる訪問医療・看護・介護の具体的な実施体制を目に見える形で示してほしい。そしてこのサービスから零れ落ちる部分をサポートする相互扶助なくして生涯を在宅で全うすることが不可能であることを一人ひとりに認識させるための地域人材育成を図るべきと考える。本来は自治会・町内会がこのような役割を担うべきであろうが、今日そのような負託に応えられる自治会・町内会は一握しかない。独り暮らしの終局は施設収容を望む者が多いが現実はそうできない。安心して死ねるかは、地域社会での相互扶助体制構築の如何に掛かっている。

民間団体や地域内の団体、町会自治会などの組織と県や市の行政組織がもっと協働するべき。

私は千葉県生涯大学を卒業し、現在柏シルバー大学院{在校生750名で年齢構成は60才から最高齢学生92才}に通っておりますが、今回のテーマなどについては是非この種の学校の生徒達と意見の交換などもして欲しいと存じます。

一人暮らしの高齢者の見守り活動が必要であると同時に、老老介護の世帯に対するケアも必要だと思います。

日ごろからの付き合い等を通じて、話の出来る関係をつくるために、地域包括支援センターを中心に、地域のネットワークをつくる。弱みを見せることはいやだと思う人も多いが、困ったときは助けてといえる受援力を身につけられるような講座などがあるとよいと思う。

【参考】

(1)地域包括ケアシステム

(2)ちばSSKプロジェクト

(3)SSK協定締結企業

(4)地域包括支援センター

 

 

※たくさんのご意見ありがとうございました。みなさまからいただいたご意見は、今後、地域包括ケアシステムの構築を促進し、誰もが安心して暮らせる社会づくりに役立ててまいります。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部高齢者福祉課地域活動推進班

電話番号:043-223-2342

ファックス番号:043-227-0050

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