ここから本文です。

更新日:令和3(2021)年4月28日

ページ番号:16168

平成25年度第4回景観セミナーの開催結果

セミナーの概要

平成25年度第4回景観セミナーは、千葉県と君津市の共同開催により君津市で開催しました。

講師の秋田先生から、「景観」について資料を用いてわかりやすく解説をいただいたのち、法整備の経緯、景観保全の事例から、これからの「景観(情景)」への取り組みの必要性について御講演いただき、多くの参加者から御意見や御感想をいただきました。

「私たちがつくる景観」

日時:平成26年1月26日(日曜日)13時20分~16時
会場:君津市地域情報センター視聴覚室
内容:講演

講師:秋田子(あきたのりこ)氏(千葉大学大学院園芸学研究科教授)

開催案内チラシ(PDF:1,282KB)

第一部:「景観」って何だろう?
観の定義を、言語化するのは難しいものです。昔から「○○八景」などで表現されるように、人々は、景観をイメージでは理解していたようです。そこで、景観について、千葉県の方々にイメージ(絵)で表現していただいたところ、景観で思い浮かべる構図は、昔(少なくとも江戸以前)も今の人々も変わらないことがわかりました。私たちは、景観を、「名所」+「情景」の組み合わせで考えています。

第二部:2004年にいったい何があったのか
高度成長期以降、景観の保全については、一部の自治体が独自条例に基づき、あるいは、意識の高い地域住民がまちづくりの中で行われてきました。けれども、全国各地で発生した高層マンション等の建築計画、あるいは、個々の住宅事情による既存の街並みの変貌に対処するには、限界がありました。景観法はこのような背景の下、2004年に施行されました。

第三部:私たちがつくる景観
景観は「名所」+「情景」であり、「情景」とは「生活美(生活景)」です。日本の「生活景」は関東大震災、戦災により失われ、この再生がないまま、戦後復興が行われました。けれども、私たちは「生活景」について、感覚として理解していますから、これから人を育て、生活景を整えることによって、美しい景観が構築されていくと思います。

 

H25年度セミナー(君津)画像左

秋田氏

H25年度第4回セミナー(君津)画像中央

会場の様子

 

【参加者からの主な御意見・御感想(要旨)】

  • 景観を生活と自然の2つの視点から説明していただき、新しい見方がわかり、有意義でした。
  • 身近な生活圏を守るためのツールを考えなければいけない地域があることに気がつきました。
  • 行政計画策定に関わる基礎的知識を得ることができました。君津市の景観計画に期待します。
  • 景観や自然環境の保全と開発行為との関係を、もう少し深く聞きたかった。
  • 三部構成でわかりやすかった。具体的な景観を守る実例が聞けたので、勉強になりました。

お問い合わせ

所属課室:県土整備部公園緑地課景観づくり推進班

電話番号:043-223-3279

ファックス番号:043-222-6447

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?