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ホーム > くらし・福祉・健康 > 健康・医療 > 県立病院・県内医療機関 > 千葉県こども病院 > 知って安心コーナー > 4)お子さんの最近の体重を知ってますか?~脱水の話~

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更新日:平成29(2017)年4月28日

4)お子さんの最近の体重を知ってますか?~脱水の話~

(看護局)

(診療部長青墳先生が答えてくれました)

お子様の体重が最近どのくらいかご存知ですか?
運悪くご病気になったとき、あるいは健康状態のバロメータとして体重の変動を記録しておくこと、そして最近の体重を知っておくことは、とても役にたつことしばしばです。千葉県こども病院では外来受診時には頻繁に体重を測っていただいています。
そして入院中も毎日計ることもしばしばです。

Q1:体重を知っておくとなんの役に立つのでしょうか?

A:

1)脱水?

たとえばお子様が発熱し、元気がありません。
ミルクもいつものようにも飲んでくれないし、あるいは食欲もなく食事もたべてくれません。十分水分はとれているのか不安になることがありますね。
またお子様の下痢や嘔吐はしばしばみられる風邪や腸炎の症状ですが、脱水はとても心配ですね。
こういうとき病院にかかることが多いと思いますが、病院では病気の経過や診察させていただいた所見などから、脱水があるのかそれほどでもないのか、あるとすればその程度はどの程度か、採血や点滴、あるいは入院が必要なのかなどを判断します。このとき体重の変動がとても重要な情報になります。最近の健康な時の体重と比較して減っているのか?どの程度減っているのかが重要なのです。

2)むくみ?

小児科の病気にはむくみが重要な症状である病気もあります。
ネフローゼや腎炎などの腎臓の病気、心臓病のこともあります。
なんだか顔が腫れぼったくてむくんでいるような気がする?こういったとき最近の体重と比較し、異常な体重増加をしていないかどうかをチェックすることが重要で、病院でも重要な情報となります。また腎臓病や心臓病とすでに診断されている患者様における病状の変化の判断にもとても役立ちます。

3)健康状態のバロメータとして

赤ちゃんの様子はとても気になることが多いですね。
なんだか最近元気がなさそう?ミルクを元気に飲まなくてなんだか病気があるのでは?顔色が悪い?いつも便がゆるいようだけど慢性的な下痢なのかしら?なんだか体重があまり増えていないのでは?などなど,急に始まったことではないけどなんだか心配なことはいろいろあると思います。
こういったとき体重が順調に増えているのかどうかをチェックすることはとても参考になります。4ヶ月ごろまでの赤ちゃんは平均すると一日あたら30グラムくらい、4ヶ月から1才ごろまでの赤ちゃんは平均20グラムくらい増えるのが正常とされています。2週間ごとくらいに体重を測って計算してみるのもよいと思います。
また、母子手帳などには標準体重曲線というのが載っていますね。定期的に体重を測ってその曲線上にお子様の体重を記入しておくことをお勧めします。平均より体重が少なくても正常範囲に入っていることと、その曲線にそって増加していることが重要です。曲線どおりに増えていない場合は慢性的な疾患にかかっていたり、生まれつきの病気がかくれていたりする場合があります。またミルクや食事の量が少なくて(離乳食への移行がうまくいっていない場合などもあります)、栄養不足の場合もあります。いずれにしても小児科医を受診してご相談されることをお勧めします。

Q2:家庭での体重測定にはどんな工夫が必要でしょうか?

A:いつもおおむね同じ時間に同じような条件で計測することが重要です。たとえば衣服については,赤ちゃんではオムツなしでまたはオムツ一枚などと決めましょう。乳児ないし幼児,学童では裸でまたは下着だけなどと決めればよいと思います。そして食事やミルクとの関係も重要です。赤ちゃんではミルク前に,年長児では食事前に測るのが原則です.時間は生活に合わせいつもおおむね一定であればよいと思います。朝でも良いでしょうし,夕食前入浴後などでも良いと思います。
なお体重計はデジタルでもアナログでも良いと思いますが、乳児ではできれば20グラム単位くらいまで、幼児以降では100ないし200グラム単位くらいまで正確に測れることが望ましいと思われます。そしてノートや母子手帳に書いておいていだだくと完璧です。さあ、みなさん体重を測り記録をしておきましょう。

診療部長青墳裕之

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