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更新日:令和2(2020)年9月23日
ページ番号:5912
多古街道とは、成田街道の酒々井~富里~三里塚~新東京国際空港~喜多~多古~栗源~佐原へと続く道を指します。
多古からは、西の佐倉、北に佐原、東に銚子、南に九十九里と、四方に道が伸びています。なかでも佐倉への道は参勤交代などに用いられた公用の道でした。佐原への道も、江戸へと多古米などの物資を送る道として整えられました。これら二つの道を総称し、「多古街道」と呼んでいました。
多古の町内には多古藩陣屋跡や、佐原には伊能忠敬の墓がある観福寺などがあります。
“ちばの街道を歩こう・多古街道を歩く”
平成18年11月12日(日曜日)
総勢約40名の方々とバスと徒歩で多古街道の魅力にふれてみました。
9時00分 | JR成田駅Uシティホテル前集合 ↓*バス移動 |
9時50分 | 多古町到着 ↓*徒歩 妙光寺・多古藩陣屋跡・木内家住宅・八坂神社・親社大神 ↓*徒歩 |
12時15分~13時00分 | 昼食・多古道の駅 |
13時00分~13時40分 | バス移動 (佐原)観福寺(バス下車) |
14時20分~14時30分 | バス移動 |
14時40分~15時45分 | 伊能忠敬記念館・町並み見学 ↓*バス移動 |
16時30分 | JR成田駅解散 |
立ち寄った場所 | 種類 | 位置 | 説明 |
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妙印山妙光寺 | 社寺 | 多古町 多古 |
弘安年間(1278~1287)創建の日蓮宗の寺。祖師堂の日蓮像には、日蓮上人自らのヒゲを植えつけたといわれている。木造伝妙見菩薩倚像は県指定有形文化財で、千葉一族の守護神とされている。 |
多古藩陣屋跡 | 史跡 | 多古町 多古 |
現在、石垣がわずかに残っている。明治まで続いた多古藩1万2千石の中心地。 |
木内家住宅 | 史跡 | 多古町 多古 |
昭和4年建築の商家建築物。平成11年に国登録文化財に指定。 |
八坂神社 | 社寺 | 多古町 多古 |
旧多古宿の鎮守。江戸時代から続く「祇園祭」は、天保10年に作られたという新町の山車など、各町から繰り出された山車が華やかに競演。 |
親社大神 | 史跡 | 多古町 多古 |
慶長17年に自刃した、多古城主、牛尾能登守胤仲の霊を祀った社。 |
観福寺 | 社寺 | 香取市 牧野 |
寛平2年(890)創建といわれている真言宗の寺。伊能忠敬の墓地がある。 |
伊能忠敬記念館 | 史跡 | 香取市 佐原イ |
伊能忠敬に関する資料、伊能図を収蔵、展示。 |
佐原の町並み | 史跡 | - | 国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。 |
名称 | 位置 | 説明 |
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栗山川ふれあいの里公園 | 香取市 栗源 |
敷き詰められた小石の上を裸足で歩く「はだし健康の道」などが整備されている。家族連れやスポーツを楽しむ人が集う公園。そびえ立つ高さ6メートルのモニュメント「集い」の壁面には、オープン当時の栗源町民5,543人が1枚ずつ夢や希望を込めてメッセージを書いた陶板がはめ込まれている。 |
名称 | 位置 | 説明 |
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水郷佐原山車会館 | 香取市 佐原イ |
国指定重要民俗文化財「佐原の山車行事」に用いる山車を見ることができる。このほか、270年ほど前に造られた木偶人形の大きな頭なども見ることができ、佐原の伝統と文化を体感できる。 |
三里塚記念公園と 三里塚御料牧場記念館 |
成田市 三里塚 |
かつて宮内省下の御料牧場があった地。館内には、江戸時代の佐倉七牧の大絵図や古文書、御料牧場の門標、牧士が利用した乗馬器具などが多数展示されている。 |
道の駅「多古」(あじさい館) | 多古町 多古 |
道の駅・多古「あじさい館」は、24時間利用できる駐車場やトイレなどの休憩施設を完備。多古米、ぶどうなどの「農産物」や「特産品」の直売、観光スポットなどの地域情報の発信基地でもある。 |
佐原まちぐるみ博物館 | 香取市 佐原イ |
博物館の目印は「佐原まちぐるみ博物館」と書かれた小さな木製看板。重要伝統的建造物群保存地区を含む市街地に点在する商家が、その家の家宝などを公開。現在40館以上が参加。この博物館は、商家の女将さん有志でつくる「佐原おかみさん会」が運営。 |
名称 | 位置 | 説明 |
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浄妙寺 | 多古町 北中 |
日蓮宗の寺。浄妙寺は天平宝字年間(757~764)の創建と伝えられる多古町最古の寺。本堂の東西から力士像が棟木を支える光景は、他では見られない珍しい建築。 |
日本寺/中村壇林 | 多古町 南中 |
日本寺は日蓮宗の学問所“中村壇林”であった。元応年間に日祐が千葉胤宣から寄進されて開基したとされる。壇林は慶長4年から明治のはじめまで続いた。 |
正覚寺/不受不施派 | 多古町 島 |
日蓮宗不受不施派の寺。不受不施とは法華経の信者以外には施さず、施しも受けないという信条を守る一派。江戸時代には幕府に弾圧を受けたため、島集落内の道は迷路のよう。 |
荘厳寺 | 香取市 佐原イ |
日本県最古の木造仏である木造十一面観音立像(国指定重文)を所有。 |
香取神宮(文化財) | 佐原市 香取 |
武神・経津主命を祀る。本殿は徳川綱吉の造営(国指定重文)。その他「海獣葡萄鏡」(国宝)や神宝類を所蔵する。神宮の森も県指定の天然記念物。 |
安興寺 | 香取市 岩部 |
日蓮宗の寺。貞応2年に千葉五郎常其が建てたといわれる。足利義満から20石の御朱印地が与えられたほどの古刹。 |
東禅寺 | 多古町 寺作 |
現在は無住の寺。胤直と胤宣父子とその一族の墓と伝わる五輪塔が建っている。明治の学者、邨岡良弼の墓もある。 |
能満寺 | 多古町 東松崎 |
釈迦牟尼仏を本尊にまつる日蓮宗の寺院。石段上にそびえる鐘楼門は、天保9年(1838)に村人たちによって建立されたもの。能満寺境内には、同寺を開いた日運(上総大多喜城主である正木久太郎時茂)、日明の碑もある。 |
名称 | 位置 | 説明 |
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桜祭り | 三箇所 で実施 |
香取神宮では、期間中、表参道に雪洞が飾られ、夜間はライトアップ。幻想的な雰囲気を味わえる。昼間は境内奥の桜の馬場や護国神社付近がおすすめ。御田植祭が4月第1土・日曜に、神幸祭が4月15日に行われる。このほか、佐原公園(諏訪公園)・十間川でも同様に開催。 |
佐原の大祭秋祭り (諏訪神社秋祭り) |
香取市 佐原イ |
小江戸佐原の一大イベント「佐原の大祭」夏祭りと秋祭り(国指定重要無形民俗文化財)は、関東三大山車祭りのひとつ。約300年の伝統を有する。地域自慢の山車は圧巻。諏訪神社の祭礼である秋祭りは、14台の山車が曳き廻され、曲曳き「のの字廻し」などが披露される。◎10月の第2土曜を中日とする金・土・日曜。雨天決行。 |
佐原の大祭夏祭り (八坂神社祇園祭) |
香取市 篠原イ |
佐原の大祭秋祭りと並ぶ(上記参照)。こちらは夏祭り。 |
栗源のふるさといも祭り | 香取市 栗源 |
栗源小学校の近くの運動公園で行われる。150カ所の籾殻の山で、5トンのサツマイモを焼き上げ、来場者に無料配布する「焼いも広場」を中心に、子どもから高齢者まで楽しめるイベントを開催。ほかにも楽しい企画が・・・。◎開催:11月第3日曜。 |
ふるさと多古町あじさい祭り | 多古町 多古 |
栗山川畔の約1万株のあじさいの時期に開催。町民の多くが参加。最大の見物は約800人が参加する「多古米献上行列」。◎開催日時:6月第3日曜日。午前9時~午後3時30分。 |
多古のしいかご舞い/八坂神社 | 多古町 多古 |
毎年7月25・26日の行われる祭礼に奉納される。10名が獅子・鹿・まんじゅうの面をつけ笛の音に合わせて踊る。豊作・悪病退散・子孫繁栄を願う。 |
名称 | 位置 | 説明 |
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千葉氏の荘園/千田荘 | 旧下総 一帯 |
江戸時代以前に下総一帯で権勢を振るった千葉氏の荘園。多古の町は千田荘の中心であった。千葉氏一門は、頼朝の信頼を受け、下総の支配者となった。 |
染井の一里塚 | 多古町 染井 |
国道296号線を進んで水田を横切り、染井の小高い丘のすそを迂回すると、多古軽便鉄道の跡地。旧道の一里塚が見えてくる。 |
北条塚古墳/松崎神社 | 多古町 東松崎 |
神社は旧東松崎村の鎮守。弘法大師が参拝の時に残したとされる「逆さ公孫樹」や、裏手の北条塚古墳(千葉県指定史跡)がみどころ。 |
伊能忠敬旧宅 | 香取市 佐原イ |
小野川湖畔に建つ。記念館には測量機などの遺品200点余が展示される(国指定重文)。 |
矢作城址 | 香取市 観音 |
中世に佐原市一帯を治めた国分氏(千葉氏一門)の城。鎌倉時代末期に国分泰胤によって築かれたとされる。天正8年にはじまった“六斎市”も国分氏が領内の繁栄のためはじめたとされる。 |
樋橋(じゃあじゃあ橋) | 香取市 佐原イ |
伊能忠敬旧宅前の橋。もとは江戸時代につくられた佐原村用水で、水田に送るための大樋。300年近く使われ、水が小野川に溢れ落ちる音から、通称「じゃあじゃあ橋」。今の橋は観光用につくられたもので、30分ごとに落水させている。「残したい日本の音風景100選」に選出。 |
名称 | 位置 | 説明 |
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小野川湖畔付近 | 香取市 佐原イ |
界隈は昔のままの商家や土蔵が軒を並べ、情緒がある。国の文化財愛護モデル地区指定。 |
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