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更新日:令和4(2022)年4月1日

臨床工学科-業務案内

部門紹介

循環器病センターでは、11人の臨床工学技士(CE技士)が医師の指示の下に医療サービスを提供しています。まだ「臨床工学技士」についてご存知でない方が多いと思いますが、看護師や放射線技師、臨床検査技師と同じ、診療の補助に携わる医療技術者です。

現在の医療システムは、各分野の専門性が増し、患者さんを中心に、医師を含め各種の専門医療技術者が協力して行うチーム医療が一般的です。また、医療機器は高度化し、数多くの機器が臨床で使われています。そこで医療機器を管理、操作するスペシャリストが我々「臨床工学技士」です。臨床工学技士は医学と工学の知識を併せ持ったチーム医療スタッフで、CE技士と呼ばれています。CEとは「ClinicalEngineer」の略で「臨床工学技士」=「CE技士」で同義です。

当院では、心臓血管外科、循環器内科・呼吸器内科・腎臓内科・一般外科等、各科の診療科に関わる臨床業務と、医療機器の安全管理を行っています。

CE

業務紹介

人工心肺装置及び補助循環装置の操作

開心術では、手術中に心肺機能を停止させる必要があります。人工心肺装置はその間の心肺機能を代行する装置で、血液を体外循環させ酸素化し全身に送ります。当院では、先天性疾患、後天性疾患どちらの開心術も行っているので対象となる患者さんは幅広く、新生児から成人まで対応しています。心肺装置はそれぞれ専用の装置が必要で、更に手術中に関連する付随装置も多くあり、これらの操作を2名の技士が1組で行っています。

人工心肺2

人工心肺

また、補助循環装置には、IABPやPCPS装置があり、心機能をサポートする為に、手術室だけでなく集中治療領域でも管理と操作を行います。

カテーテル検査・治療(虚血疾患治療・不整脈治療・経皮的大動脈弁置換等)

カテーテル検査室は3部屋あります。各検査室は、治療の特質に合わせたレイアウトと設備を完備し、それぞれCE技士が対応し業務を行います。

虚血心疾患は、心臓に酸素や栄養を供給する血管(冠動脈)が、狭窄や閉塞する疾患です。カテーテル治療では病変のある血管を風船で拡張し、更にステントと呼ばれる金属の筒状の金網を挿入し修復する治療が行われます。その際、必要とされる治療材料の準備、病態を評価する血管内エコー装置(IVUS)、ポリグラフの操作がCE技士の業務です。また、緊急を要する治療も多く、病態の急変時には補助循環装置(IABP、PCPS)の準備、操作を即時に対応します。

心カテ

不整脈疾患では、不整脈の原因となる心臓内の刺激電導経路を見つけ出し、遮断するアブソレーション治療が行われます。この治療では心臓を3次元化したマッピングデータが有効で、当院ではCT画像からデータを抽出し3次元化する作業をCE技士が行っています。また、治療においては治療環境での装置のセッティング、治療ディバイスの準備、ポリグラフ装置の操作を行います。対象患者さんも小児から成人の治療を行っています。

電気生理1

電気生理2

その他、下肢の動脈治療、ハイブリットカテーテル室(手術室の機能を備えたカテーテル検査室)で行う、経皮的カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)でも治療の介助を行っています。

血液浄化療法(緩徐式血液浄化と維持透析治療)

当院では、心筋梗塞による心機能の低下が要因で起こる腎前性腎不全に対して、緩徐式血液浄化療法を行う事があります。自尿を確保し、血液の電解質異常を改善、恒常性を維持するための治療です。その他、吸着療法、血漿交換等、急性期の血液浄化療法及び腹水濃縮術も行っています。また、慢性腎不全に対しては維持透析コンソールを8床有し、セントラルシステムでの治療を行います。通常は外来透析治療を含め、透析室で治療を行いますが、透析装置は単独運転も可能なので、症例によっては急性期、慢性期どちらでも集中治療室で対応ができます。

血液浄化1

血液浄化2

機器管理

医療機器は安全管理が義務付けられており、人工心肺装置、補助循環装置、人工吸気器等の生命維持装置をはじめ、多くのME機器の管理を行っています。管理機器のデータベースを作成し、購入年度、修理・点検履歴を記録し点検計画の立案と定期点検を実施、安全管理に努めています。また、機器の始業点検、終業点検はもちろん、稼働中の機器は、正常に動作しているか巡回し点検を行います。更に、医師や看護師と連携を持ち、適切な設定で運転されているか、呼吸療法チーム活動やカンファレンスで情報を共有し、臨床に合った運転管理を行っています。