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更新日:令和元(2019)年5月31日

病院長挨拶

病院長

千葉県循環器病センター
病院長 村山 博和

千葉県循環器病センターのホームページをご覧いただき有難うございます。

千葉県循環器病センターは旧千葉県立鶴舞病院を母体に、循環器系疾患の専門治療を行う県立センター病院として1998年2月1日に設立されました。開設以来循環器系疾患、脳神経系疾患に対する高度医療を全県レベルで広く行うセンター病院機能を果たしてまいりました。また、当センターは「鶴舞」という市原市東南部に所在しておりますが、茂原長生いすみ地域(山武長生夷隅2次医療圏の南半分)にも隣接しております。これらの地域を合わせた、所謂「中房総地域」は医療過疎地域でもあり、当センターはこの中房総地域において一般診療を提供する役割も担っております。

心臓、血管、脳の高度専門医療の領域では1分1秒争う急性期疾患も少なくありません。循環器病センターの立地であってこそ遅滞なく治療可能となる急病患者さんへの救急対応は重要な役割です。高度医療各部門は治療部体制(センター機能)としており、基本的に内科医だけでなく外科医が常勤しいつでも対応可能な体制を整えて治療の安全性を高めている点が当センターの特徴です。代表的な先進治療として、平成27年から心臓カテーテル治療部においてTAVI(カテーテル大動脈弁植え込み術)治療を開始しております。この治療技術の導入によってリスクが高く手術治療困難な患者さんへの治療の道が開かれることとなりました。令和元年5月よりレーザー治療機器によるペースメーカーリード抜去術という新しい治療の導入も始まっております。心臓血管外科部門では低侵襲心臓手術、大動脈ステント治療、成人先天性心疾患手術などへの取り組みをチーム医療体制のもとで実践しています。脳神経系分野においては平成30年度よりてんかん治療センターを開設し、県内各施設との連携のもとで患者さんは包括的な診断治療が受けられるようになりました。また、転移性脳腫瘍などに対するガンマナイフ治療も全国レベルの症例数と治療成績を積み重ねており、これら機能脳神経外科部門は千葉大学脳神経外科教室の支援、協働のもとで臨床、学術面で充実させているところです。

地域一般診療部門は糖尿病代謝内科、腎臓透析内科、呼吸器内科、消化器内科を中心に診療の幅を広げるとともに総合診療科外来・地域包括ケア病棟開設、外来看護体制や入退院支援の充実、地域医療支援研修会の開催など地域支援病院としての体制を整えるべく活動を進めております。

高齢化社会に入り、循環器センターを取り巻く地域における循環器系高度医療や救急医療の要請が一層高まってきておりますが、高齢でかつ複数の併発症を有する患者さんの治療に際しては、厳格な治療適応の決定や治療の低侵襲化が重要です。入退院支援、職種横断的チームによる症例検討や情報共有は安全な医療の提供に不可欠であり、医療安全管理室が主導し様々な医療安全の取り組みを実践しております。

去る平成29年秋、千葉県病院局が「循環器病センターの医療機能の移転を念頭にあり方を検討する」と公に通知したことがありました。その後、住民の方々の署名活動、地域行政や住民代表から貴重なご意見を多数いただいたことによって「循環器病センターの診療体制の維持確保に全力を挙げる」という方針転換に至ったという事態を経験いたしました。時の流れとともに記憶は薄れがちですが、改めて病院は県民、市民の生命健康を守る公共財産であることをしっかりと認識し、『患者さん中心の医療を通じて地域社会に信頼される病院』を職員一同めざしてまいります。

引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。