千葉県立関宿城博物館 千葉県誕生150周年記念事業 企画展「地図は世につれ 人につれ」
発表日:令和5年9月22日
県立関宿城博物館
県立関宿城博物館(野田市)では、千葉県誕生150周年を記念して、地図の歴史をひもとく企画展「地図は世につれ 人につれ」を開催します。
統治のために作成された地図や庶民の旅行に使われた地図など、作成者の意図や目的によって大きく変わる「地図」。江戸時代から現在までのさまざまな地図を展示し、河川改修などにより目まぐるしく地形が変化した関宿周辺をはじめ、時代によって変わる土地の姿や人々の暮らしを読み解きます。
開催期間
令和5(2023)年9月29日 (金曜日)
から令和5(2023)年11月26日 (日曜日)
午前9時から午後4時30分
月曜日休館(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)
開催場所
名称 |
千葉県立関宿城博物館 |
住所 |
千葉県野田市関宿三軒家143-4 |
電話 |
04-7196-1400 |
ホームページ |
県立関宿城博物館ホームページ |
内容
展示構成
支配の安定
江戸幕府の開府以降、幕府及び諸藩は領内統治のため正確な土地の情報を集めました。検地帳や村明細帳など、幕府や藩が必要とした情報を紹介し、江戸時代に多くの地図が必要とされた時代背景を紹介します。
支配のための地図
幕府は全国的な土地の把握のため、国絵図や城絵図の作成、提出を求めました。幕府や藩が作成した地図から、いかに統治のために地図が必要であったか解説します。
変化する土地
利根川東遷や新田開発、交通網の整備などにより、時代の移り変わりとともに土地の様子も変化しました。為政者による土地の改変に伴い、変化していく地図を紹介します。
さまざまな地図
世の中が安定に向かうと、地図はより多くの人々に利用されるようになっていきます。道中案内や名所図会など、庶民が手にしたさまざまな地図から人々の暮らしを読み解きます。
ふるさとの変遷
明治時代以降、近代的な測量技術の発達により作図の技術は格段に進歩を遂げ、地形や土地利用の情報が正確に読み取れるようになりました。明治時代から現代までの地図により、関宿周辺の土地の変遷を紹介します。
江戸城を中心に江戸市中を描いた江戸図(当館蔵)
村の人口や面積が記載された村差出明細帳 桐ヶ作村(当館寄託)
諸国城郭絵図のうち下総関宿城絵図(複製)原品 国立公文書館
下総之国図(複製)原品 船橋市西図書館蔵
関連イベント
オープニングイベント
企画展開催初日、学芸員による展示解説を行います。
展示解説に参加された方には、オリジナルのしおりをプレゼントします。(数に限りがあります。)
日時 9月29日(金曜日)午前10時から11時
講演会「地図にみる関宿周辺の国境の変遷-下総国から武蔵国へ-」
講師 原 太平(はら だいへい)氏(幸手市郷土資料館 館長)
日時 11月3日(金曜日・祝日)午後1時30分から3時30分
歴史散歩「切絵図をもとに関宿藩のゆかりの地を訪ねる」
学芸員の案内で、関宿藩主の下屋敷が置かれていた清澄庭園や、江戸時代の水運に関係した地を巡ります。
見学先 東京都立清澄庭園・江戸深川資料館など
日時 10月22日(日曜日)午前10時から12時
展示解説会(学芸員によるミュージアムトーク)
日時 10月21日(土曜日)、10月28日(土曜日)、11月23日(木曜日・祝日)
午前11時から12時、午後1時30分から2時30分(1日2回)
体験教室「切り絵でつくろう街の地図」
デザインカッターで地図を切り取って色紙に載せ、自分だけの素敵な地図をつくります。
日時 10月15日(日曜日)、11月12日(日曜日)
午前11時から12時、午後2時から3時(1日2回)
ワークショップ ぬりえ「あったらいいな こんなまち」(会期中、毎日開催)
地図記号やイラストにぬりえをして、大きな地図に貼り付けます。
地元の特産品や御城印などを販売
県立関宿城博物館の売店では、地元素材を使った関宿城出世カレーや、野田市名物のせんべいなど地元特産品の他、関宿城の御城印なども販売しています。また、野田市関宿商工会が週末を中心に月2回程度ノーダーアンダギー(おからドーナッツ)やアイスクリームなど地元産品の販売も行っています。
費用
入館料 一般300円 高校生・大学生150円
※中学生以下、65歳以上、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人は無料
※11月3日(金曜日・祝日)文化の日はどなたでも無料
報道発表用記事