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更新日:令和3(2021)年9月27日

ページ番号:14132

微小粒子状物質(PM2.5)とは

大気中には、様々な大きさの粒子状物質が浮遊しています。その中で粒径が大きく、降下しやすいものを「降下ばいじん」と言い、大気中に長時間留まっているものを「浮遊粉じん」と言います。この浮遊粉じん中に、環境基準が設定されている粒径10μm(1μm=1mmの千分の1)以下の「浮遊粒子状物質(SPM)」と粒径2.5μm以下の「微小粒子状物質(PM2.5)」が含まれます。
PM2.5は非常に小さく、肺の奥まで届くことから浮遊粒子状物質よりも健康影響が懸念されています。
大きさを髪の毛等と比較すると図のようになり、PM2.5の大きさは、髪の毛の太さの約30分の一、スギ花粉の約10分の一です。
PM2.5大きさ

発生源について

微小粒子状物質(PM2.5)には、物の燃焼などによって直接排出されるもの(一次生成)と、環境大気中での化学反応により生成されたもの(二次生成)とがあります。
一次生成粒子の発生源としては、ボイラーや焼却炉などばい煙を発生する施設、コークス炉や鉱物堆積場など粉じん(細かいちり)を発生する施設、自動車、船舶、航空機などのほか、土壌、海洋、火山など自然由来のものや越境汚染による影響もあります。また家庭内でも、喫煙や調理、ストーブなどから発生します。
二次生成粒子は、火力発電所、工場・事業所、自動車、船舶、航空機、家庭などの燃料燃焼によって排出される硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、燃料燃焼施設のほかに溶剤・塗料の使用時や石油取扱施設からの蒸発、森林などから排出される揮発性有機化合物(VOC)等のガス状物質が、大気中で光やオゾンと反応して生成されます。(環境省Q&Aより)

中国の影響については、国立環境研究所等の解析結果では、関東地方ではそれほど大きくなく、最大でも3-4割程度と言われています。

PM2.5発生源

(図:千葉県環境研究センター作成)

また、煙を伴う稲わら焼きなどの野焼き行為によって、PM2.5質量濃度の上昇に直接的に影響を与える場合があります。(環境省通知)

参考:微小粒子状物質(PM2.5)と野焼き行為との関連について(通知)外部サイトへのリンク

千葉県のPM2.5測定結果

千葉県におけるPM2.5の測定結果については、大気環境常時監視測定結果のページをご覧ください。

現在の測定データは以下のページでご覧になれます。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部大気保全課大気監視班

電話番号:043-223-3857

ファックス番号:043-224-0949

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