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更新日:令和2(2020)年11月9日
ページ番号:19219
発表日:平成24年8月10日
環境生活部大気保全課
電話:043-223-3855
大気汚染防止法に基づき実施した平成23年度大気汚染状況の測定結果がまとまりました。
二酸化窒素は、一般大気環境測定局及び自動車排出ガス測定局において、31年ぶりに、全局で環境基準を達成しました。
浮遊粒子状物質は、平成19年度から4年連続して、全局で環境基準を達成していましたが、平成23年度は野田桐ケ作で環境基準未達成でした。
光化学オキシダントは、依然として全局で環境基準未達成でした。
二酸化いおう及び一酸化炭素は、環境基準達成率100%を維持しています。
平成23年度から測定を開始した微小粒子状物質は、全局で環境基準が未達成でした。
なお、有害大気汚染物質では、環境基準が設定されている4物質のうち、ベンゼンが2地点で環境基準を超過しました。
県では、環境基準等の達成・維持を図るため、工場・事業場対策及び自動車排出ガス対策を継続して進めます。
平成23年度の千葉県内の測定局数は、一般環境大気測定局(一般局)113局、自動車排出ガス測定局(自排局)29局の計142局です。
区分 |
二酸化いおう |
二酸化窒素 |
一酸化炭素 |
光化学オキシダント |
浮遊粒子状物質 |
微小粒子状物質 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般局 |
86 |
112 |
4 |
95 |
111 |
9 | ||||
自排局 |
4 |
28 |
25 |
0 |
28 |
1 |
(注)有効測定局:光化学オキシダントについては3,750時間(日中に限る)以上、微小粒子状物質については250日以上、その他の項目については6,000時間以上の測定局について評価
(注)項目別測定局数に誤りがありましたので、平成24年9月26日に、一般局の光化学オキシダントの項目を95局に、自排局の一酸化炭素の項目を25局に訂正しました。
平成23年4月1日から24年3月31日まで
県、測定義務のある6市(千葉市、船橋市、市川市、松戸市、柏市、市原市)、11市(木更津市、香取市、成田市、佐倉市、習志野市、流山市、八千代市、君津市、富津市、浦安市、袖ケ浦市)及び国
測定項目ごとの状況は次のとおりです。
環境基準達成状況を表1-1に、年平均値の推移を表1-2に示しました。
環境基準達成率は、昭和54年度以来100%を維持しており、年平均値は低下傾向にあります。
環境基準達成率は、一般局は100%を維持しており、自排局においても前年度未達成であった船橋日の出局が環境基準を達成し、達成率が100%となりました。
また、県が独自に設定した環境目標値の達成率は、一般局は92.9%、自排局は46.4%となっています。
年平均値は、一般局、自排局ともに低下傾向にあります。
環境基準達成率は、昭和48年度に測定を開始して以来、100%を維持しており、年平均値は、低下傾向にあります。
環境基準は、依然として全局で未達成で、年平均値は、おおむね横ばいの状況にあります。
環境基準達成率は、昨年度まで4年連続100%であり、自排局は5年連続して100%となりましたが、一般局は野田桐ケ作で環境基準未達成となり、一般局は99.1%、となっています。
年平均値は、一般局、自排局とも低下傾向にあります。
環境基準達成率は、一般局、自排局とも0%となっています。
環境基準等の達成・維持を図るため、次のような工場・事業場対策及び自動車排出ガス対策を継続して進めます。
特に、大気汚染の緊急時(光化学スモッグ注意報等の発令時)対策として、ばい煙のみであった削減項目に平成22年度、揮発性有機化合物(VOC)を追加し、平成24年度から対策地域を全県に拡大しました。
(ア)環境基準が設定されている物質(4物質)
ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン
(イ)指針値が設定されている物質(8物質)
アクリロニトリル、塩化ビニルモノマー、水銀及びその化合物、ニッケル化合物、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、1,3-ブタジエン、ヒ素及びその化合物
(ウ)環境基準または指針値が設定されていない物質(9物質)
アセトアルデヒド、酸化エチレン、ベンゾ[a]ピレン、ホルムアルデヒド、ベリリウム及びその化合物、マンガン及びその化合物、クロム及びその化合物、トルエン、塩化メチル
平成23年4月から24年3月(月1回)
34地点。測定地点の位置を図2に示しました。
県、測定義務のある6市(千葉市、市川市、船橋市、松戸市、柏市、市原市)、浦安市及び袖ケ浦市
有害大気汚染物質の測定結果は表2-1~表2-3のとおりです
4物質のうちベンゼンを除く3物質は環境基準を達成しました。
なお、市原市の2地点(岩崎西、旧川岸)でベンゼンの環境基準が未達成でした。
8物質のうち市原市の1地点(旧川岸)の1,2-ジクロロエタン以外は指針値を下回っていました。
項目 |
16年度 | 17年度 | 18年度 | 19年度 | 20年度 | 21年度 | 22年度 | 23年度 | 達成局数比※※ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
二酸化いおう |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
86/86 |
二酸化窒素 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
112/112 |
一酸化炭素 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
4/4 |
光化学オキシダント |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0/95 |
浮遊粒子状物質 |
99.1 |
100 |
93.9 |
100 |
100 |
100 |
100 |
99.1 |
110/111 |
微小粒子状物質(PM2.5) |
|
|
|
|
|
|
0 |
0/9 |
|
二酸化窒素 環境目標値 |
71.6 |
72.2 |
79.1 |
71.9 |
94.6 |
90.4 |
98.2 |
92.9 |
104/112 |
光化学オキシダント時間達成率※ |
90 |
91.9 |
95.8 |
94.6 |
94.9 |
95.7 |
94.1 |
95 |
- |
項目 |
16年度 | 17年度 | 18年度 | 19年度 | 20年度 | 21年度 | 22年度 | 23年度 | 達成局数比※※ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
二酸化いおう |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
4/4 |
二酸化窒素 |
96.6 |
93.1 |
93.1 |
93.1 |
89.7 |
96.6 |
96.6 |
100 |
28/28 |
一酸化炭素 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
25/25 |
浮遊粒子状物質 |
100 |
96.4 |
96.4 |
100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
28/28 |
微小粒子状物質(PM2.5) |
0 |
0/1 |
|||||||
二酸化窒素 環境目標値 |
24.1 |
31 |
31 |
31 |
41.4 |
37.9 |
34.5 |
46.4 |
13/28 |
(注)光化学オキシダントについては3,750時間以上、微小粒子状物質については250日以上、その他の項目については6,000時間以上の測定局について評価
※:時間達成率=(昼間の環境基準達成時間/昼間の測定時間)×100
※※:達成局数比=達成局数/測定局数
(注)表1-1環境基準達成状況に誤りがありましたので、平成24年9月26日に、一般環境大気測定局の光化学オキシダントの項目の平成23年度達成局数比を0/95に、自動車排出ガス測定局の一酸化炭素の項目の平成23年度達成局数比を25/25に訂正しました。
区分 |
項目 |
16年度 |
17年度 |
18年度 |
19年度 |
20年度 |
21年度 |
22年度 |
23年度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般環境大気測定局 |
二酸化いおう(ppm) |
0.004 |
0.004 |
0.003 |
0.003 |
0.002 |
0.002 |
0.002 |
0.002 |
二酸化窒素(ppm) |
0.016 |
0.016 |
0.015 |
0.015 |
0.013 |
0.013 |
0.013 |
0.012 |
|
一酸化炭素(ppm) |
0.4 |
0.4 |
0.4 |
0.4 |
0.3 |
0.3 |
0.3 |
0.3 |
|
光化学オキシダント(ppm) |
0.033 |
0.032 |
0.029 |
0.029 |
0.029 |
0.029 |
0.031 |
0.029 |
|
浮遊粒子状物質(mg/立方メートル) |
0.028 |
0.029 |
0.028 |
0.026 |
0.024 |
0.022 |
0.022 |
0.021 |
|
微小粒子状物質(μg/立方メートル) |
|
|
|
|
|
|
|
16.5 |
|
自動車排出ガス測定局 |
二酸化いおう(ppm) |
0.005 |
0.005 |
0.003 |
0.004 |
0.004 |
0.003 |
0.003 |
0.003 |
二酸化窒素(ppm) |
0.027 |
0.027 |
0.026 |
0.025 |
0.024 |
0.023 |
0.023 |
0.022 |
|
一酸化炭素(ppm) |
0.6 |
0.6 |
0.5 |
0.5 |
0.4 |
0.4 |
0.4 |
0.4 |
|
浮遊粒子状物質(mg/立方メートル) |
0.034 |
0.033 |
0.032 |
0.030 |
0.028 |
0.026 |
0.025 |
0.024 |
|
微小粒子状物質(μg/立方メートル) |
|
|
|
|
|
|
|
15.4 |
項目 |
環境基準 |
長期的評価 |
---|---|---|
二酸化いおう |
1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり,かつ,1時間値が0.1ppm以下 |
1日平均値の2%除外値が0.040ppm以下で,かつ,1日平均値が0.040ppmを超えた日が2日以上連続しない |
二酸化窒素 |
1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下 |
1日平均値の年間98%値が0.060ppm以下 |
一酸化炭素 |
1時間値の1日平均値が10ppm以下であり,かつ,1時間値の8時間平均値が20ppm以下 |
1日平均値の2%除外値が10.0ppm以下で,かつ,1日平均値が10.0ppmを超えた日が2日以上連続しない |
浮遊粒子状物質 |
1時間値の1日平均値が0.10mg/立方メートル以下であり,かつ,1時間値が0.20mg/立方メートル以下 |
1日平均値の2%除外値が0.100mg/立方メートル以下で,かつ,1日平均値が0.100mg/立方メートルを超えた日が2日以上連続しない |
微小粒子状物質 |
1年平均値が15μg/立方メートル以下であり,かつ,1日平均値が35μg/立方メートル以下 |
1年平均値が15μg/立方メートル以下であり,かつ,1日平均値の年間98%値が35μg/立方メートル以下 |
光化学オキシダント |
1時間値が0.06ppm以下 |
- |
項目 |
環境目標値 |
---|---|
二酸化窒素 |
日平均値の年間98%値が0.04ppm以下 |
平成23年度大気環境常時測定結果(資料集)(PDF:8,106KB)
物質名 |
単位 |
地点数 |
全地点 |
年平均値の |
環境基準 |
基準超過 |
---|---|---|---|---|---|---|
ベンゼン |
μg/立方メートル |
34 |
1.6 |
0.66~5.7 |
3 |
2* |
トリクロロエチレン |
μg/立方メートル |
27 |
0.64 |
0.13~3.4 |
200 |
0 |
テトラクロロエチレン |
μg/立方メートル |
27 |
0.23 |
0.040~1.8 |
200 |
0 |
ジクロロメタン |
μg/立方メートル |
27 |
1.7 (1.1) |
0.55~4.8 |
150 |
0 |
(注)括弧内は、平成22年度の値
環境基準超過測定地点:市原市旧川岸5.7μg/立方メートル、市原市岩崎西3.3μg/立方メートル
物質名 |
単位 |
地点数 |
全地点平均値 |
年平均値の |
指針値 |
指針値 |
---|---|---|---|---|---|---|
アクリロニトリル |
μg/立方メートル |
21 |
0.25 |
0.0065~2.0 |
2 |
0 |
塩化ビニルモノマー |
μg/立方メートル |
21 |
0.12 |
0.013~0.94 |
10 |
0 |
水銀及びその化合物 |
ng/立方メートル |
13 |
1.9 |
1.2~2.5 |
40 |
0 |
ニッケル化合物 |
ng/立方メートル |
15 (17) |
4.5 (5.5) |
2.2~8.8 |
25 |
0 |
クロロホルム |
μg/立方メートル |
21 |
0.31 |
0.092~1.5 |
18 |
0 |
1,2-ジクロロエタン |
μg/立方メートル |
21 |
0.34 |
0.061~2.6 |
1.6 |
1* |
1,3-ブタジエン |
μg/立方メートル |
26 (24) |
0.31 |
0.056~1.9 |
2.5 |
0 |
ヒ素及びその化合物 |
ng/立方メートル |
17 |
0.91 (0.95) |
0.26~1.5 (0.37~1.4) |
6 |
0 (0) |
(注)括弧内は、平成22年度の値
指針値基準超過測定地点:市原市旧川岸2.6μg/立方メートル
物質名 |
単位 |
地点数 |
全地点平均値 |
年平均値の 濃度範囲 |
平成22年度の |
---|---|---|---|---|---|
アセトアルデヒド |
μg/立方メートル |
26 |
2.2 |
0.45~7.9 |
0.53~5.2 |
酸化エチレン |
μg/立方メートル |
17 |
0.092 |
0.048~0.25 |
0.018~0.46 |
ベンゾ[a]ピレン |
ng/立方メートル |
24 |
0.37 |
0.091~1.2 |
0.020~1.7 |
ホルムアルデヒド |
μg/立方メートル |
26 |
2.0 |
0.49~5.0 |
0.42~5.3 |
ベリリウム及びその化合物 |
ng/立方メートル |
15 |
0.013 |
0.0037~0.037 |
0.0022~0.62 |
マンガン及びその化合物 |
ng/立方メートル |
15 |
30 |
6.8~72 |
1.1~280 |
クロム及びその化合物 |
ng/立方メートル |
15 |
9.6 |
1.6~28 |
0.36~93 |
トルエン | μg/立方メートル |
14 (14) |
7.7 (5.0) |
1.8~22 (1.9~11) |
1.0~65 |
塩化メチル | μg/立方メートル |
13 (7) |
1.5 (1.4) |
1.3~1.7 (1.3~1.5) |
1.1~3.1 |
(注)括弧内は、平成22年度の値
平成23年度有害大気汚染物質測定結果(資料集)(PDF:146KB)
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