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報道発表資料

更新日:平成23(2011)年8月10日

平成22年度大気汚染の状況について

発表日:平成23年8月9日

千葉県環境生活部大気保全課

電話:043-223-3805

大気汚染防止法に基づき実施した平成22年度大気汚染状況の測定結果がまとまりました。
大気汚染物質の5項目のうち、二酸化窒素については、近年改善傾向にあり、環境基準未達成局は、平成22年度は船橋日の出局(自動車排出ガス測定局)の1局のみとなりました。
浮遊粒子状物質については、19年度から4年連続して、全局で環境基準を達成しました。
二酸化硫黄及び一酸化炭素についても、継続して全局で環境基準を達成しましたが、光化学オキシダントについては、依然として全局で環境基準未達成でした。
なお、有害大気汚染物質では、環境基準が定められているベンゼン等4物質について、全地点で環境基準を達成しました。
県では、環境基準等の達成・維持を図るため、工場・事業場対策及び自動車排出ガス対策を継続して進めます。

1.大気汚染物質の測定結果

(1)測定内容

ア.大気常時監視測定局数

平成22年度の千葉県内の測定局数は、一般環境大気測定局(一般局)113局、自動車排出ガス測定局(自排局)29局の計142局です(図1参照)。

 

図1大気環境測定局配置図(PDF:1,783KB)

イ.項目別測定局数

区分

二酸化硫黄

二酸化窒素

一酸化炭素

光化学オキシダント

浮遊粒子状物質

一般局

86

113

4

93

111

自排局

4

29

26

-

28

ウ.測定期間

平成22年4月1日から23年3月31日まで

エ.実施機関

県、6政令市(千葉市、市川市、船橋市、松戸市、柏市、市原市)、11市(木更津市、成田市、佐倉市、習志野市、流山市、八千代市、君津市、富津市、浦安市、袖ケ浦市、香取市)及び国

(2)測定結果

測定項目ごとの状況は次のとおりです。
環境基準達成状況を表1-1に、年平均値の推移を表1-2に示しました。

ア.二酸化硫黄(SO2)

環境基準達成率は、昭和54年度以来100%を維持しており、年平均値は、一般局、自排局ともに低下傾向にあります。

イ.二酸化窒素(NO2)

環境基準達成率は、一般局は100%を維持していますが、自排局は船橋日の出局が未達成であり、達成率は96.6%となっています。
なお、前年度未達成であった、松戸上本郷局は環境基準を達成しました。
また、県が独自に設定した環境目標値の達成率は、一般局は98.2%、自排局は34.5%となっています。
年平均値は、一般局、自排局ともに低下傾向にあります。

ウ.一酸化炭素(CO)

環境基準達成率は、昭和48年度に測定を開始して以来、100%を維持しており、年平均値は、一般局、自排局ともに低下傾向にあります。

エ.光化学オキシダント(Ox)

環境基準は、依然として全局で未達成で、年平均値は、おおむね横ばいの状況にあります。

オ.浮遊粒子状物質(SPM)

環境基準達成率は、一般局、自排局とも100%と、4年連続、全局で達成しました。
年平均値は、一般局、自排局ともに低下傾向にあります。

表1-1環境基準達成状況

環境
基準等

項目

達成率(%)

平成22年度
**達成局数比

15年度

16年度

17年度

18年度

19年度

20年度

21年度

22年度



環境基準

二酸化硫黄

100

100

100

100

100

100

100

100

86/86

二酸化窒素

100

100

100

100

100

100

100

100

112/112

一酸化炭素

100

100

100

100

100

100

100

100

4/4

光化学オキシダント

0

0

0

0

0

0

0

0

0/93

浮遊粒子状物質

90.5

99.1

100

93.9

100

100

100

100

110/110

県環境
目標値

二酸化窒素

76.7

71.6

72.2

79.1

71.9

94.6

90.4

98.2

110/112

時間
達成率

光化学オキシダント

 

 

93.1

 

 

 

 

90.0

 

 

 

 

91.9

 

 

 

 

95.8

 

 

 

 

94.6

 

 

 

 

94.9

 

 

 

 

95.7

 

 

94.1

-



環境基準

二酸化硫黄

100

100

100

100

100

100

100

100

4/4

二酸化窒素

93.1

96.6

93.1

93.1

93.1

89.7

96.6

96.6

28/29

一酸化炭素

100

100

100

100

100

100

100

100

26/26

浮遊粒子状物質

74.1

100

96.4

96.4

100

100

100

100

28/28

県環境
目標値

二酸化窒素

27.6

24.1

31.0

31.0

31.0

41.4

37.9

34.5

10/29

注)光化学オキシダントについては測定時間が3,750時間以上、その他の項目については6,000時間以上の測定局について評価
*時間達成率=(昼間の環境基準達成時間/昼間の測定時間)×100**達成局数比:達成局数/測定局数

表1-2年平均値の推移

区分

項目

15年度

16年度

17年度

18年度

19年度

20年度

21年度

22年度

一般環境
大気測定局

二酸化硫黄(ppm)

0.004

0.004

0.004

0.003

0.003

0.002

0.002

0.002

二酸化窒素(ppm)

0.016

0.016

0.016

0.015

0.015

0.013

0.013

0.013

一酸化炭素(ppm)

0.4

0.4

0.4

0.4

0.4

0.3

0.3

0.3

光化学オキシダント(ppm)

0.031

0.033

0.032

0.029

0.029

0.029

0.029

0.031

浮遊粒子状物質
(mg/立方メートル)

0.029

0.028

0.029

0.028

0.026

0.024

0.022

0.022

自動車
排出ガス
測定局

二酸化硫黄(ppm)

0.005

0.005

0.005

0.003

0.004

0.004

0.003

0.003

二酸化窒素(ppm)

0.027

0.027

0.027

0.026

0.025

0.024

0.023

0.023

一酸化炭素(ppm)

0.6

0.6

0.6

0.5

0.5

0.4

0.4

0.4

浮遊粒子状物質
(mg/立方メートル)

0.036

0.034

0.033

0.032

0.030

0.028

0.026

0.025

(3)対策

環境基準等の達成・維持を図るため、次のような工場・事業場対策及び自動車排出ガス対策を継続して進めます。
特に、大気汚染の緊急時(光化学スモッグ注意報等の発令時)対策として、これまでのばい煙に加え、揮発性有機化合物(VOC)を緊急時における削減項目に追加し、平成22年度から新たにVOCを排出する工場・事業場に対し、緊急時の措置を要請しています。

ア.工場・事業場対策

大気汚染防止法に基づく硫黄酸化物、窒素酸化物、VOC等の排出規制
環境保全協定に基づく硫黄酸化物、窒素酸化物、VOC等の排出抑制
窒素酸化物対策指導要綱等に基づく窒素酸化物の排出抑制
VOC条例に基づくVOCの排出抑制

イ.自動車排出ガス対策

自動車NOx・PM法に基づく車種規制(千葉市等16市の区域)
ディーゼル条例に基づく粒子状物質の排出規制
低公害車の利用や自動車排出ガス削減の取組の推進

2.有害大気汚染物質の測定結果

(1)測定内容

ア.測定物質(20物質)

(ア)環境基準が設定されている物質(4物質)
ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン
(イ)指針値が設定されている物質(8物質)
アクリロニトリル、塩化ビニルモノマー、水銀及びその化合物、ニッケル化合物、
クロロホルム、1,2-ジクロロエタン、1,3-ブタジエン、ヒ素及びその化合物
(ウ)環境基準または指針値が設定されていない物質(8物質)
アセトアルデヒド、酸化エチレン、ベンゾ[a]ピレン、ホルムアルデヒド、ベリリウム及びその化合物、マンガン及びその化合物、クロム及びその化合物、トルエン

イ.測定期間(回数)

平成22年4月から23年3月(月1回)

ウ.測定地点数

32地点。測定地点の位置を図2に示しました。

エ.実施機関

県、6政令市(千葉市、市川市、船橋市、松戸市、柏市、市原市)、浦安市及び袖ケ浦市

(2)測定結果

ア.環境基準が設定されている物質

測定結果を表2-1に示しました。
4物質すべてについて、引き続き全地点で環境基準を達成していました。
4物質の全地点平均値については、21年度とほぼ同程度の値です。
なお、長期的には低下傾向にあります。

イ.指針値が設定されている物質

測定結果を表2-2に示しました。
8物質すべてについて、全地点で指針値を下回っていました。
全地点平均値では、ニッケル化合物が21年度と比べやや高くなっていますが、8物質すべてについて、長期的には横ばい又は低下傾向にあります。

ウ.環境基準または指針値が設定されていない物質

測定結果を表2-3に示しました。
全地点平均値は、アセトアルデヒド、酸化エチレン、ホルムアルデヒド、ベリリウム及びその化合物では21年度とほぼ同程度の値です。トルエンを除くその他の物質では21年度と比べ少し高くなりましたが、測定した物質すべてで、長期的には横ばい又は低下傾向にあります。

(3)対策

ア.大気汚染防止法に基づく状況の把握及び排出または飛散の抑制、VOC条例に基づく排出抑制

イ.環境保全協定による排出抑制の指導及びPRTR制度(注)を活用した自主管理の促進

(注)PRTR制度:有害性のある化学物質について、事業所からの排出量、事業所外への移動量等を事業者が自ら把握し、管理する制度


表2-1環境基準が設定されている物質の状況

()内は、平成21年度の値

物質名

単位

地点数

全地点
平均値

年平均値の
濃度範囲

環境基準
(年平均値)

基準超過
地点数

ベンゼン

μg/立法メートル

32
(32)

1.3
(1.3)

0.77~2.8
(0.66~2.4)

3

0
(0)

トリクロロエチレン

μg/立方メートル

25
(25)

0.51
(0.49)

0.11~1.9
(0.035~3.9)

200

0
(0)

テトラクロロエチレン

μg/立方メートル

25
(25)

0.14
(0.18)

0.036~0.65
(0.013~1.5)

200

0
(0)

ジクロロメタン

μg/立方メートル

25
(25)

1.1
(1.2)

0.38~1.8
(0.43~2.7)

150

0
(0)


表2-2指針値が設定されている物質の状況

()内は、平成21年度の値

物質名

単位

地点数

全地点平均値

年平均値の
濃度範囲

指針値
(年平均値)

指針値
超過地点数

アクリロニトリル

μg/立方メートル

19
(19)

0.18
(0.21)

0.040~1.3
(0.032~1.6)

2

0
(0)

塩化ビニルモノマー

μg/立方メートル

19
(19)

0.16
(0.14)

0.0086~1.1
(0.010~0.86)

10

0
(0)

水銀及びその化合物

ng/立方メートル

15
(15)

1.9
(1.9)

1.1~2.6
(1.1~2.5)

40

0
(0)

ニッケル化合物

ng/立方メートル

17
(17)

5.5

(4.6)

1.7~15
(1.9~10)

25

0
(0)

クロロホルム

μg/立方メートル

19
(19)

0.19
(0.25)

0.063~0.92
(0.065~1.5)

18

0
(0)

1,2-ジクロロエタン

μg/立方メートル

19
(19)

0.16
(0.27)

0.028~0.96
(0.039~1.7)

1.6

0
(1)

1,3-ブタジエン

μg/立方メートル

24
(24)

0.23
(0.22)

0.040~1.6
(0.024~1.2)

2.5

0
(0)

ヒ素及びその化合物(*)

ng/立方メートル

17
(17)

0.95

(1.4)

0.37~1.4

(0.91~2.7)

6

0

 

(*)過去から測定していたが、平成22年度に指針値が示された

表2-3環境基準等が設定されていないその他の有害大気汚染物質の状況

()内は、平成21年度の値

物質名

単位

地点数

全地点平均値

年平均値の濃度範囲

平成21年度の
全国濃度範囲

アセトアルデヒド

μg/立方メートル

24
(24)

1.8
(2.1)

0.60~4.2
(0.86~3.2)

0.71~8.4

酸化エチレン

μg/立方メートル

15
(15)

0.078
(0.078)

0.034~0.13
(0.031~0.13)

0.019~0.46

ベンゾ[a]ピレン

ng/立方メートル

22
(22)

0.32
(0.26)

0.12~0.67
(0.036~0.56)

0.014~1.4

ホルムアルデヒド

μg/立方メートル

24
(24)

2.0
(2.5)

0.67~4.3
(1.3~4.2)

0.60~8.6

ベリリウム及びその化合物

ng/立方メートル

17
(17)

0.021
(0.011)

0.0069~0.069
(0.0044~0.022)

0.0035~0.80

マンガン及びその化合物

ng/立方メートル

17
(17)

30
(23)

8.2~49
(4.4~46)

0.92~390

クロム及びその化合物

ng/立方メートル

17
(17)

8.6
(5.5)

1.4~33
(1.2~14)

0.15~78

トルエン(*)

μg/立方メートル

14

(0)

5.0

 

1.9~11

 

1.4~34

図2有害大気汚染物質測定地点図PDF
(PDF:64KB)

(参考)環境基準等

ア環境基準

項目

環境基準

長期的評価

二酸化硫黄

1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下

1日平均値の2%除外値が0.040ppm以下で、かつ1日平均値が0.040ppmを超えた日が2日以上連続しない

二酸化窒素

1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下

1日平均値の年間98%値が0.060ppm以下

一酸化炭素

1時間値の1日平均値が10ppm以下であり,かつ,1時間値の8時間平均値が20ppm以下

1日平均値の2%除外値が10.0ppm以下で,かつ1日平均値が10.0ppmを超えた日が2日以上連続しない

浮遊
粒子状物質

1時間値の1日平均値が0.10mg/立方メートル以下であり,かつ,1時間値が0.20mg/立方メートル以下

1日平均値の2%除外値が0.100mg/立方メートル以下で,かつ1日平均値が0.100mg/立方メートルを超えた日が2日以上連続しない

光化学
オキシダント

1時間値が0.06ppm以下

-

 

 

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所属課室:環境生活部大気保全課大気監視班

電話番号:043-223-3857

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