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更新日:平成27(2015)年8月19日

第2章 生活排水対策の必要性|千葉県生活排水対策マニュアル

1 生活排水とは

「生活排水」とは,日常生活に伴って私たちの家庭から出る水のことで,トイレから排出されるし尿を含んだ水(し尿排水)と,台所や風呂場や洗濯などから排出される水(生活雑排水)の2種類があります。

これらの生活排水は,私たちの生活から出る様々な汚れを含んでおり,生活排水の排水量や汚れの量は地域,生活様式の違いや,季節などによって大きく異なります。環境省によると水の汚れの量(BOD負荷量)は平均すると1人1日当たり43g,水質保全研究所(現 環境研究センター 以下環境研究センターと記す)の調べによると45g(平成7年度)とされています。そして,水の量は,平均すると1人1日当たり約250リットルといわれています。

生活排水は暮らしの中でどのような割合で汚れを出しているのか,その内訳(BOD負荷量)を図2-1に示します。

図2-1 生活排水によるBOD負荷量の割合

図2-1 生活排水によるBOD負荷量の割合

(出典:旧環境庁水質保全局 生活雑排水対策推進指導指針より作成)

生活排水から出る汚れの量43gのうち,生活雑排水が30gで全体の70%を占め,残りの13g,30%がし尿排水となっています。特に,台所から出る汚れは生活排水全体の38%を占め,最も多くなっています。

現在,し尿については浄化処理することが法で義務づけられていますが,生活雑排水については必ずしも法的規制がありません。そのため,下水道の整備されていない地域で,合併処理浄化槽などの生活雑排水処理施設が設置されていない家庭から流れ出る未処理の生活雑排水が,河川,湖沼,海の汚れの大きな原因となっています。

2 生活排水が占める汚濁の割合

河川や湖沼,海の汚れの発生源は,工場・事業場などの「産業系」,各家庭やし尿処理場,下水道終末処理場などの「生活系」及び山林・農地・市街地など(降雨とともに汚れが流出する)発生源が面的に広がっている「その他」に大別されます。これらの汚れが,河川や湖沼,海が本来持っている自然の浄化能力を超えて流入すると,水が汚れます。また,東京湾や印旛沼,手賀沼のような閉鎖性水域では,窒素やりんなどが栄養源となりプランクトンが多量に発生・増殖することによっても,水が汚れます。

河川や湖沼,海へ流入する汚れは,「水質汚濁防止法」や「千葉県環境保全条例」などによる規制や指導の強化の結果,「産業系」の割合が減少する一方で,都市化の進行・人口の集中や生活様式の変化とともに,「生活系」の占める割合が大きくなり,河川や湖沼,海の汚れの大きな原因となっています。(図2-2)

図2-2 東京湾・印旛沼・手賀沼での発生源別汚濁負荷量(COD)

図2-2 東京湾・印旛沼・手賀沼での発生源別汚濁負荷量(COD)

(出典:平成16年版 千葉県環境白書)

「生活系」とは私たちが出している生活排水が原因の汚れですから,河川や湖沼,海をきれいにするためには,個々の家庭から出てくる生活排水の対策を進める必要があります。私たちの生活に関わる問題ですから,河川や湖沼,海をきれいにすいるためには生活排水を出している私たち自身がこのことを正しく認識することが大切です。

3 生活排水の排出メカニズム

私たちの暮らしの中から流される生活排水は,どのような経路で河川や海などに流れているのでしょう。

それは,図2-3に示すように多様です。生活排水の中で,し尿排水については浄化処理されますが,雑排水については未処理のまま流されてしまうことがあります。

この未処理の雑排水をどのように減らすかが,大きな課題となっています。

図2-3 生活排水の排出メカニズム

図2-3 生活排水の排出メカニズム

(出典:旧環境庁水質保全局 生活雑排水対策推進指導指針より作成)

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