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報道発表案件

更新日:令和3(2021)年9月27日

ページ番号:309314

「千葉県営水道事業中期経営計画」に基づく平成28年度事業の実績及び評価結果について

発表日:平成29年10月3日

千葉県水道局管理部総務企画課

千葉県水道局では、平成28年度から平成32年度までの5年間を計画期間とする「千葉県営水道事業中期経営計画」を策定しており、「『強靱』な水道の構築」「『安全』な水の供給」「お客様からの『信頼』の確保」を3つの基本目標とし、健全で計画的な事業運営に取り組んでいます。

また、計画の進行管理については評価制度を導入し、水道局による内部評価と有識者による外部評価を実施しています。

計画初年度にあたる平成28年度事業の実績については、「概ね成果が出ている」と内部評価しており、計画全体として概ね順調に進捗したものと考えています。

この内部評価については、総じて「妥当である」との外部評価をいただいています。

1.「水道事業中期経営計画」について

水道事業中期経営計画では、基本理念「いつでも、安全でおいしい水を安定して供給し、お客様が安心し、信頼を寄せる水道」の実現に向けて、期間内に目指す経営上の3つの基本目標を次のとおり掲げています。

  1. 「強靱」な水道の構築
  2. 「安全」な水の供給
  3. お客様からの「信頼」の確保

これらの目標を達成するため、7の主要施策と22の主な取組を計画の中で体系化し、各々の施策と取組について指標を設け、目標を明確にしています。
また、計画全体を支える存在として、「運営基盤の強化」を設定し、人材育成や経営などの7の内部管理の取組を位置づけています。

2.平成28年度の主な事業の実績について

基本目標1:「強靱」な水道の構築

  • ちば野菊の里浄水場(第2期)施設整備事業について、本体工事に着手
  • 達成目標に定めた小中口径・大口径管の更新延長及び基幹管路の整備延長のうち、湾岸埋立地域の約24kmを含む約70kmの管路について、更新・耐震化を実施
  • 応急用資機材を備蓄するための幕張備蓄倉庫を整備

基本目標2:「安全」な水の供給

  • 水源の水質保全・監視のための水質調査を臨時調査も含めて508回実施
  • (公社)日本水道協会が定める水道GLP(水道水質優良試験所規範)の認定を更新

基本目標3:お客様からの「信頼」の確保

  • 千葉市など4市と平成30年1月から実施する上下水道料金徴収一元化について、システムの開発を推進
  • 再生可能エネルギー設備の安定的な運用により、一般家庭約1,300戸分に相当する電力を発電し、購入電力量を削減

運営基盤の強化

  • 新規の企業債発行額を100億円に抑制するとともに、企業債元金115億円を償還することで、企業債残高を縮減

3.平成28年度に実施した主要施策及び主な取組に対する評価結果について

(1)内部評価

  • 主要施策(1)から(7)については、「成果が出ている」又は「概ね成果が出ている」と評価しました。
  • 主要施策(1)から(7)を支える20の主な取組については、「達成している」又は「概ね達成している」と評価しました。(2つの主な取組については評価対象外)
  • 計画全体を支える7つの内部管理の主な取組については、全て「達成している」と評価しました。

一部の事業については、調査・検討に時間を要したことや入札不成立の影響等により遅れが見られましたが、概ね予定していた成果を得ることができました。

H28評価結果グラフ

事業費ベースの執行状況

平成28年度における事業費ベースの執行額は約415億円となり、当初予算額約524億円に対する執行率は約79パーセントとなりました。差額約109億円が発生した理由としては、競争入札による入札減のほか、他事業者等からの工事依頼が想定よりも少なかったこと、他事業者が実施する工事の遅延等の影響により当局の工事を着手できなかったことなどが考えられます。

経営状況

経営状況については、平成27年度と比べて給水収益の増加及び企業債残高の縮減により、収益性を表す「経常収支比率」及び企業債残高の経営への影響度合いを表す「給水収益に対する企業債残高の割合」が良化、事業の効率性を表す「有収率」は良好な水準で推移していることから、水道事業全体の経営の健全性・効率性は維持されているものと考えられます。

内部評価の総括

以上のことから、平成28年度における計画全体の進捗としては「概ね成果が出ている」と評価しました。

(2)外部評価

上記の内部評価の結果に対して、一部「概ね妥当である」との評価もありましたが、総じて「妥当である」との外部評価をいただいています。

外部評価における主な意見

  • 目標を達成しなかった主な取組については、目標達成に向けて、改善に取り組んでいただきたい。
  • 毎年度の目標設定にあたっては、引き続き指標や目標値の妥当性について、検討を行った上で設定していただきたい。

4.平成28年度の総括

内部評価及び外部評価の結果を踏まえ、平成28年度については計画全体として概ね順調に進捗したものと考えています。

引き続き、中期経営計画に基づき、いつでも安全でおいしい水をお届けすることで、お客様からのさらなる信頼を得るとともに、中長期的な視点に立った健全経営の確保に取り組んでまいります。

 

(参考)評価の仕組について

水道局では、計画の進行管理を適切に行うとともに、効果や効率性をチェックして次への改善につなげるため、各取組の達成状況や施策の成果、今後の進め方について内部評価を実施しています。
さらに、「千葉県営水道事業中期経営計画評価会議」において外部の有識者から内部評価の妥当性について基本目標毎に客観的な評価やご意見等をいただく、2段階評価方式を採用しています。

1.千葉県営水道事業中期経営計画評価会議委員

委員氏名(五十音順) 現職

荒井康裕

首都大学東京大学院都市環境科学研究科准教授

太田正(座長)

作新学院大学名誉教授
小熊久美子 東京大学先端科学技術研究センター准教授
藤代政夫 公認会計士、千葉県監査委員
渡辺志げ子 消費者団体千葉県連絡会代表幹事

委員は、学識経験者、公認会計士、消費者代表により選任

2.評価作業の経過

(1)内部評価の実施

平成29年7月21日(金曜日)

(2)外部評価の実施

平成29年8月30日(水曜日)

計画の体系と平成28年度評価結果について

計画の体系および平成28年度評価結果一覧(PDF:55KB)

評価結果(施策評価調書)

  • 平成28年度に実施した施策等の内部評価・外部評価の結果(施策評価調書)は以下のとおりです。
  • 基本目標及び主要施策名をクリックすると、施策評価調書(PDFファイル)がご覧になれます。

内部評価

水道局では主要施策と主な取組単位で目標を設定して、その達成状況等について内部評価を実施しています。評価調書は主要施策別に作成しています。

基本目標 主要施策
1.「強靭」な水道の構築

(1)安定給水の確保(PDF:57KB)

(2)耐震化の推進(PDF:40KB)

(3)危機管理体制の充実(PDF:47KB)

2.「安全」な水の供給

(4)安全な水づくり(PDF:46KB)

(5)おいしい水の供給(PDF:50KB)

3.お客様からの「信頼」の確保

(6)お客様サービスの推進(PDF:59KB)

(7)大規模事業体の責務と社会貢献(PDF:55KB)

運営基盤の強化(PDF:91KB)

外部評価

内部評価の妥当性を千葉県営水道事業中期経営計画評価会議において外部有識者に客観的に判断していただいています。評価調書は基本目標別に作成しています。

基本目標 主要施策
1.「強靭」な水道の構築(PDF:24KB)

(1)安定給水の確保

(2)耐震化の推進

(3)危機管理体制の充実

2.「安全」な水の供給(PDF:21KB)

(4)安全な水づくり

(5)おいしい水の供給

3.お客様からの「信頼」の確保(PDF:22KB)

(6)お客様サービスの推進

(7)大規模事業体の責務と社会貢献

運営基盤の強化(PDF:17KB)

お問い合わせ

所属課室:管理部総務企画課政策室

電話番号:043-211-8363

ファックス番号:043-274-9801

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