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更新日:令和3(2021)年5月19日

ページ番号:9181

浜の情報とびうお通信(第154号)

魚調理教室が安房拓心高校で開催されました

平成30年1月29日、千葉県漁業士会館山支部は安房拓心高校で「フードデザイン」を選択している1年生の生徒を対象に魚調理教室を行いました。この取組は今年で11回目を迎えます。
漁業士をはじめ、鋸南町、南房総市から応援に来ていただいた方を含めた講師(漁業関係者)18名と館山水産事務所普及指導員が60名の生徒に対し、サバを材料に魚のさばき方、さんが焼き、煮魚などの調理を指導しました。また、地域の食材を知ってもらうため、漁業士会からヒジキを煮物で、生ノリを味噌汁で提供しました。
参加した生徒はみな熱心に取り組み、できあがった料理はすばらしい出来映えでした。
家庭でも、調理の道でも、日頃からおさかな料理に親しみ、魚食普及に貢献されることを期待します。

さばき方を教えています

さばき方を教えています

魚を三枚におろしています

魚を三枚におろしています

たたいています

たたいています

できあがった料理です

できあがった料理です

ヒロメ・ワカメ養殖体験が行われました

南房総市が主催する少年水産教室の一環として、今年度は富浦地区で中学生30名を対象にヒロメ(※)養殖体験が、白浜地区で小学生17名及び幼稚園児15名を対象にワカメ養殖体験が行われました。この取組は富浦地区では平成23年から、白浜地区では平成16年から続けられています。
まず、ヒロメの種糸をロープに巻き付ける作業を富浦地区では岩井富浦漁協の協力のもと平成29年12月20日に、ワカメの種糸を白浜地区では東安房漁協の協力のもと12月21日に行いました。子供たちは漁業者に教わりながら20~30cmのヒロメやワカメの種糸を養殖用ロープに巻き付けました。ロープの撚りを緩めて種糸の端を挟み込むには力が必要なので、参加した漁業者が幼稚園児の一人一人を補助しました。
そして、成長したヒロメの収穫を富浦地区では平成30年2月19日に、ワカメの収穫を白浜地区では2月23日に行いました。種糸を付けてから2か月が経ち、1m前後に大きく成長したヒロメやワカメを見た子供たちから「こんなに大きくなるなんて凄い!」と驚きの声がありました。子供たちは漁業者に教わりながらヒロメやワカメを刈り取り、ビニル袋いっぱいに詰めてニコニコ顔で持ち帰りました。また、白浜地区では試食会が行われ、採れたてのワカメを使った「味噌汁」と「しゃぶしゃぶ」を食べた子供たちは、「とても美味しい。」と言っておかわりをしていました。
子供たちがこの体験を通じて魚介類へ興味を持ち、また家族と一緒に海の幸を味わうことで地元の海への関心や親しみを深めてもらい、千葉県の水産業への理解が深まることを期待します。

(※)ヒロメとはワカメの仲間で、太平洋沿岸中部から南部にかけての暖かい海に分布しています。茎がなく、葉が大きく広がることからヒロメと呼ばれ、富浦地区では「大葉ワカメ」と呼ばれ地元の特産品となっています。

 

ワカメ種糸の巻き付け作業

種糸を巻き付けたロープ

成長したヒロメ

ヒロメの刈り取り

ワカメの試食会

 

「しゃぶしゃぶ」を味わう

お問い合わせ

所属課室:農林水産部館山水産事務所改良普及課

電話番号:0470-22-5761

ファックス番号:0470-23-6641

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