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浜の情報とびうお通信（第145号）

春の訪れを告げるひじき刈り

館山管内は県内ひじきの主産地になっています。ひじき刈りは、2月末～3月上旬に解禁され、一年分のひじきをこの時期収穫します。組合員たちは、干潮時刻に合わせて鎌と背負い籠を持って一斉に潮の引いた磯に向かいます。亜麻色のヒジキを小さな鎌で黙々と刈り、山積みされたひじきは磯に横付けした漁船に積み込み漁港へ運ばれます。今年は昨年に続き、ひじきの量が少ないとのことで、1キログラム当たり400～500円で業者に引き取られています。
春の大潮時に一気に刈り取り、すぐに大釜で煮熟し、乾燥させる房州独自の製法によりつくられたひじきは、「房州ひじき」として千葉ブランド水産物に認定されています。「房州ひじき」は茎が太くて長く、ふっくら柔らかく、煮物はもちろんサラダでも美味しくいただけますので、皆さんも是非味わってください。

ひじき刈りの様子（浜荻地区）

刈り獲ったひじき

漁船への積み込みの様子

平成28年度漁業者研修会を開催

千葉県漁業士会館山支部会が、平成29年3月18日（土曜日）に安房合同庁舎で、「海からの情報をもっと活用しよう！」をテーマに研修会を開催しました。研修内容は、千葉県水産情報通信センター情報課の齊藤上席無線通信士から「漁海況情報の種類と入手方法について」、千葉県水産総合研究センター資源研究室の小林上席研究員から「黒潮の特性と海況図について」、2題が講演されました。
当日は、三連休の初日で穏やかな天候であったため、参加者は漁業関係者9名でしたが、参加者が持ち寄ったスマートフォンやタブレットなどの携帯型端末での操作方法についての説明もあり、「よく見る水温図や黒潮の流れのことが分かった」と好評でした。
今回の研修を生かして情報を収集していただき、安全で効率的な操業に役立ててもらいたいと思います。

研修会の様子