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更新日:令和4(2022)年2月2日
ページ番号:19076
「千葉県農林水産業振興計画(平成29年12月)」より抜粋
(ア)森林組合などの林業事業体による森林経営計画の策定を推進するとともに、林地台帳の整備や林相区分図の作成により市町村への支援を行い、小規模な森林の集約化による効率的な森林整備を促進します。また、今後は森林クラウド等のICTの活用を進め、森林資源情報の精度向上及び高度利用を図ります。
(イ)公益的機能の発揮が求められながら、自然的・社会的条件が不利であるため、森林経営計画による管理が困難な森林については、森林現場や所有者に最も近い市町村と連携した新たな森林整備の取組を推進します。
(ウ)森林が有する多面的機能を発揮させるため、間伐を中心とした森林整備を支援するとともに、主伐後の再造林を推進します。
(エ)林業の生産性の向上を図るため、森林整備の低コスト化に必要な路網の整備や高性能林業機械の導入を支援します。
(ア)県産木材の需要拡大を図るため、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に基づき公共建築物の木造化や森林認証の取得を促進するとともに、東京オリンピック・パラリンピックを契機に木材の特徴と木材利用の意義を県内外に積極的にPRします。
(イ)乾燥材の生産やJAS等による性能表示など木材製品の品質と性能を確保するための取組を支援するとともに、展示会等におけるPRに努めます。
(ウ)木質バイオマスの利用を促進するため、間伐材から生産される薪やチップなどの供給体制を整備し、木質バイオマス発電や施設園芸用暖房機などへの利用拡大に向けた取組を促進します。
(エ)県営林における生産事業の拡大を推進し、県産木材の需要拡大を図ります。
(ア)食の安全・安心の確保を図るため、放射性物質検査を実施するとともに、一部の地域で行われているしいたけの出荷制限解除と特用林産物の安定生産に向けた取組を進めます。
(ア)森林経営計画の策定を推進するため、林業事業体が行う「森林施業プランナー」の育成を支援します。
(イ)林業就業者の確保・育成を図るため、新規就業者等を対象とした研修を実施するとともに林業就業者の労働条件の改善に取り組みます。
(ウ)認定林業事業主の経営基盤の強化を図るため、高性能林業機械導入への支援を行います。
(エ)森林整備の中心的な担い手の育成と安全な林業労働環境を整備するため、高性能林業機械のオペレーターなど高度な技術を有する林業技術者を養成します。
(オ)森林組合などの意欲のある林業事業体に対して、生産性の高い作業システムの導入や、省力的な造林技術の効果的な運用を促すとともに、生産管理のできる人材の育成を支援し、森林整備の作業効率を向上させることにより、林業事業体の経営基盤を強化して、森林整備と木材生産の拡大を図ります。
(カ)林業技術の改善や森林経営の合理化を促進するため、森林所有者へ森林の管理・経営情報を提供するなどの普及指導を行います。
(キ)「林業経営改善計画」、「木材の生産又は流通の合理化を図るための計画」の認定を行います。
(ア)山腹の崩壊や土砂の流出による災害の発生を防止するため、山地治山事業や地すべり防止事業の実施など山地治山対策を推進します。
(イ)土砂の流出の防備など保安林が有している公益的機能を高度に発揮させるため、間伐などの森林整備を実施します。
津波被害を軽減するとともに、飛砂や潮害などによる災害から県民の生活を守るため、強い病害虫抵抗力を持つ苗木や広葉樹の植栽等により、自然災害に強い海岸県有保安林の整備・再生を行います。
県が管理する治山施設や林道施設について、安全性の確保や維持管理・更新等に係るトータルコストの縮減・平準化を図るため、施設ごとに長寿命化計画を策定し、計画的な対策工事に取り組みます。
里山の保全や海岸県有保安林の再生を図るため、地域住民や企業、市民活動団体等による森林整備活動を促進します。
(ア)児童生徒への森林環境教育の推進を図るため、教育活動の場としてふさわしい森林として県が認定した「教育の森」について、看板の設置などの施設整備を行うとともに、教育機関と連携して利用を促進します。併せて、木材に対する理解を促進するため、木工作品コンクールや木工出前授業を実施します。
(イ)緑に関する学習活動やレクリエーションを通じ、自然に親しみ緑を大切にする心を育てることを目的とした「みどりの少年団」の結成及び育成を支援します。
(ウ)森林などの地域資源を活用した農山漁村の活性化を図るため、都市住民等が豊かな自然に親しめる施設である「県民の森」の一層のサービス向上を図り、利用を促進します。
森林吸収量の算入上限値の確保に向けて、間伐を推進するとともに、主伐後の確実な再造林を促進します。
(ア)森林の有する多面的機能を発揮させるため、海岸県有保安林における松くい虫防除対策を徹底するとともに、非赤枯性溝腐病被害跡地における森林再生やスギカミキリ被害対策を推進します。
(イ)海岸県有保安林など病害虫等による被害を受けた森林の早期再生を図るため、病害虫に対して抵抗性がある優良苗木の生産・確保を行い、苗木供給量の安定確保に努めます。
放置竹林は、隣接する人工林や里山に拡大・侵入し、森林の有する多面的機能に影響を与えるとともに、イノシシ等の鳥獣害を誘発する一因となることから、竹林拡大防止のための伐採を推進します。
森林の有する公益的機能の維持を図るため、確実な緑化の実施など林地開発行為の適正な履行を確保します。
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