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更新日:平成29(2017)年6月1日

森林課施策の概要

「千葉県農林水産業振興計画(平成25年12月)」より抜粋

森林・林業再生による森林機能の維持増進と災害に強い森林づくりの推進

1.森林・林業再生による森林機能の維持増進

森林・林業の再生を図り、県土の保全、水源のかん養、地球温暖化防止など森林の有する多面的機能を発揮させるため、森林経営計画の策定、森林作業道などの路網整備や高性能林業機械の導入による作業の集約化と低コスト化の促進などにより、計画的な森林整備を推進します。また、需要に応じた県産木材の安定供給体制の構築と住宅や公共建築物等への木材の需要拡大により、県産木材の利用を促進します。

(1)計画的かつ効率的な森林整備の推進

(ア)森林整備の集約化を促進するため、森林組合など林業事業体等が行う森林経営計画の策定を支援します。また、樹種等の現況や森林整備の履歴などを地図上で一元的に管理する森林情報管理システムの活用を進めます。

(イ)森林が有する多面的機能を発揮させるため、間伐を中心とした森林整備への支援を行います。

(ウ)林業の生産性の向上を図るため、森林整備の低コスト化に必要な路網の整備や高性能林業機械の導入を支援します。

(2)木材資源の利用促進

(ア)県産木材の需要拡大を図るため、住宅や公共建築物等における県産木材の利用を促進します。また、乾燥材の生産やJAS等による性能表示など木材製品の品質と性能を確保するための取組を支援します。

(イ)木材利用の普及啓発を図るため、木工コンクールや木工出前授業を開催します。

(ウ)木質バイオマスの利用を促進するため、間伐材等から生産される薪やチップなどの供給体制を整備し、施設園芸用暖房機などへの導入に向けた取組を支援します。

(3)特用林産物の振興

食の安全・安心の確保を図るため、放射性物質検査を実施するとともに、一部の地域で行われているしいたけ・たけのこの出荷制限の解除と特用林産物の安定した生産に向けた取組を進めます。

【主な事業】

  • 森林経営計画の作成支援
  • 効率的な森林整備への支援
  • 小規模な森林の管理促進
  • 路網整備の推進と高性能林業機械の導入支援
  • 県有林の整備・管理
  • 優良種苗の生産・確保
  • ちばの木の利用促進
  • 木育の推進
  • 間伐材等を原料とした木質バイオマス資源の利用促進
  • 放射性物質検査による安全な農林水産物の供給
  • 特用林産物生産の早期復興支援

2.森林・林業を支える多様な担い手の確保・育成

小規模な森林を取りまとめ、森林整備の方針を示して森林所有者の合意形成を図るとともに、面的なまとまりをもった森林経営計画の策定の中心となる森林施業プランナーの育成に取り組みます。また、林業就業者の高齢化が進む中、新規就業者の確保・育成を行うとともに、森林整備の低コスト化と労働負荷の低減を進めるために必要な高性能林業機械のオペレーターなどの林業技術者を養成します。

さらに、各種林業制度金融の活用促進により、地域林業の中核的担い手である森林組合等林業事業体の経営基盤の強化を図ります。

(ア)森林経営計画の策定を推進するため、林業事業体が行う森林施業プランナーの育成について支援を行います。

(イ)林業就業者の確保・育成を図るため、新規就業者等を対象とした研修を実施するとともに林業就業者の労働条件の改善に取り組みます。

(ウ)森林整備の中心的な担い手の育成と安全な林業労働環境を整備するため、高性能林業機械のオペレーターなど高度な技術を有する林業技術者を養成します。また、林業事業体等に対して、本県の実状に即した路網整備と高性能林業機械の使用による低コスト作業システムの実証を進め、普及を図ります。

(エ)林業技術の改善や森林経営の合理化を促進するため、森林所有者へ森林の管理・経営情報を提供するなどの普及指導を行います。

(オ)林業・木材産業・木材流通業を担う林業事業体の経営基盤の強化を図るため、経営の改善等に必要な資金の貸付を行います。

【主な事業】

  • 林業就業者等に対する研修の実施
  • 低コスト作業システムの実証と普及
  • 森林所有者への林業普及指導による情報提供
  • 林業事業体の経営の改善や合理化に必要な資金の貸付

3.災害に強い森林づくりの推進

集中豪雨等による土砂崩れ等を防止し、安心して暮らせる県土づくりを進めるため、山腹崩壊や地すべりの危険性が増している地区について、防災施設の設置により危険性の解消を図るとともに、保安林が有する防災等の機能を高度に発揮させるための森林整備を行います。

また、海岸県有保安林において、津波被害を軽減するため、砂丘の造成を行うとともに、松くい虫等の被害により疎林化・裸地化した森林の再生を行い、自然災害に強い森林づくりを推進します。

(1)森林の整備や防災施設の設置による土砂崩れ等の防止

(ア)山腹の崩壊や土砂の流出による災害の発生を防止するため、山地治山事業や地すべり防止事業の実施など山地治山対策を推進します。

(イ)土砂の流出の防備など保安林が有している公益的機能を高度に発揮させるため、間伐などの森林整備を実施します。

(2)海岸を中心とした保安林の整備・管理

津波被害を軽減するとともに、飛砂や潮害などによる災害から県民の生活を守るため、強い病害虫抵抗力を持つ苗木や広葉樹の植栽等により、自然災害に強い海岸県有保安林の整備・再生を行います。

【主な事業】

  • 崩壊地等の防災対策の実施
  • 津波被害を軽減する海岸県有保安林の整備
  • 疎林化、裸地化が進む海岸県有保安林の再生
  • 優良種苗の生産・確保

4.多様な人々の参画による森林整備活動の促進と森林の利用

放置された竹林の拡大や不十分な森林の管理により、里山などの森林の荒廃が進んでいることから、企業や団体など多様な人々の参画による森林整備活動を促進することにより、美しい景観の保全を図ります。

また、森林を利用した「教育の森」などの森林環境教育を推進することにより、子供たちの豊かな人間性を育むとともに、「県民の森」の利用を促進するなど、都市との交流による農山漁村の活性化を図ります。

(1)森林整備活動の促進

里山の保全や津波被害を受けた海岸県有保安林の再生を図るため、地域住民や企業、市民活動団体等による森林整備活動を促進します。

(2)森林の活用

(ア)児童生徒への森林環境教育の推進を図るため、教育活動の場としてふさわしい森林として県が認定した「教育の森」について、看板の設置などの施設整備を行うとともに、教育機関と連携して利用を促進します。

(イ)緑に関する学習活動やレクリエーションを通じ、自然に親しみ緑を大切にする心を育てることを目的とした「みどりの少年団」の結成及び育成を支援します。

(ウ)森林などの地域資源を活用した農山漁村の活性化を図るため、都市住民等が豊かな自然に親しめる施設である「県民の森」の一層のサービス向上を図り、利用を促進します。

【主な事業】

  • 森林整備活動の促進
  • 法人の森協定の締結の推進
  • 森林・林業教育活動への支援
  • みどりの少年団の育成支援
  • 県民の森の管理

5.環境に配慮した健全な森林の保全

地球温暖化防止のため、二酸化炭素の吸収源対策として、間伐等の推進による健全な森林の育成と、概ね50年生以上の高齢級化した人工林の若返りにより、森林の吸収能力の向上に取り組みます。また、松くい虫やサンブスギ非赤枯性溝腐病等の病害虫対策を実施するとともに、林地開発行為の適正化の推進により、健全な森林の保全を図ります。

(1)森林吸収源対策としての間伐等の推進

森林吸収量の算入上限値の確保に向けて、間伐を推進するとともに、主伐後の確実な再造林を促進します。

(2)森林病害虫の防除と被害林の再生

(ア)森林の有する多面的機能を発揮させるため、海岸県有保安林における松くい虫防除対策を徹底するとともに、非赤枯性溝腐病被害跡地における森林再生やスギカミキリ被害対策を推進します。

(イ)海岸県有保安林など病害虫等による被害を受けた森林の早期再生を図るため、病害虫に対して抵抗性がある優良苗木の生産・確保を行います。

(3)林地開発行為の適正化

森林の有する公益的機能の維持を図るため、確実な緑化の実施など林地開発行為の適正な履行を確保します。

【主な事業】

  • 森林吸収源対策としての間伐の促進
  • 松くい虫防除対策の徹底
  • 非赤枯性溝腐病被害森林の再生と被害材の有効利用の促進
  • スギカミキリの被害調査と防除対策の実施
  • 優良種苗の生産・確保
  • 林地利用の適正化

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部森林課森林政策室

電話番号:043-223-2951

ファックス番号:043-225-7448

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