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報道発表案件

更新日:令和4(2022)年3月7日

ページ番号:23919

ICTの利活用について(平成30年度第3回インターネットアンケート調査の結果について)

発表日:平成31年1月28日
総合企画部政策企画課

1.調査の目的

急速に進歩するAI、IoTなどのICT(Information & Communications Technology、情報通信技術)は、少子高齢化・労働力人口の減少などに伴う地域課題を解決し、新たなサービスの創出を効果的・効率的に進めていく原動力の一つとして期待されています。

県では、本県におけるICT利活用の方向性等を定め、共有するとともに、県内の多様な主体による取組が自立的に創出される環境づくりを進めるため、「千葉県ICT利活用戦略」を平成31年度中に策定する予定です。

そこで、本戦略の基本理念の検討や関連施策の選定に活用することを目的として、皆様のご意見を伺いました。

2.調査の実施状況等

(1)調査対象:アンケート調査協力員1,424人

(2)調査時期:平成30年11月30日~12月13日

(3)調査方法:インターネットアンケート専用フォームへの入力による回答

(4)回答状況:アンケート調査協力員1,424人のうち193人が回答(回答率13.6%)

(5)調査項目:

問1.あなたは、普段、家庭や職場などでどのようなICT機器を利用していますか。

問2.あなたは、特にどのような用途でICT機器を利用していますか。

問3.あなたは、ICTを使った行政サービスを利用したことがありますか。

問4.問3で「ある」と答えた方に伺います。あなたが実際に利用したことのある「ICTを使った行政サービス」のうち、満足度の高かった分野はどれですか。

問5.あなたは、どの分野でICTの利活用を進めるべきだと思いますか。

問6.その他、ICTの利活用を進めることに関して、ご意見、ご要望があればお聞かせください。

3.回答者の構成

(1)居住地(回答者数:193人)

回答者の居住地

居住地については、『千葉地域』が33.7%と最も多く、次いで『葛南地域』が30.6%となりました。

(2)年齢(回答者数:193人)

回答者の年齢

年齢については、『70歳以上』が37.3%と最も多く、次いで『50歳~59歳』が24.9%となりました。

4.調査結果

問1.あなたは、普段、家庭や職場などでどのようなICT機器を利用していますか。(いくつでも)(回答者数:193人)

ICT機器の利用状況

普段、家庭や職場などでどのようなICT機器を利用しているかをたずねたところ、『パソコン』が95.3%と最も多く、次いで『携帯(スマートフォン)』が61.1%でした。

問2.あなたは、特にどのような用途でICT機器を利用していますか。(2つまで)(回答者数:193人)

ICT機器の用途

特にどのような用途でICT機器を利用しているかをたずねたところ、『情報の収集・娯楽』が78.2%と最も多く、次いで『友人や家族との連絡』が67.4%でした。

問3.あなたは、ICTを使った行政サービスを利用したことがありますか。(1つ選択)(回答者数:193人)

ICTを使った行政サービスの利用の有無

ICTを使った行政サービスを利用したことがあるかをたずねたところ、『ある』が67.9%でした。

 

【問3で「ある」と答えた方に聞きました。】

問4.あなたが実際に利用したことのある「ICTを使った行政サービス」のうち、満足度の高かった分野はどれですか。(5つまで)(回答者数:131人)

利用したことのある「ICTを使った行政サービス」のうち、満足度の高かった分野

利用したことのある「ICTを使った行政サービス」のうち、満足度の高かった分野をお聞きしたところ、『公共施設・イベント予約』が60.3%と最も多く、次いで『防犯情報提供』が38.9%でした。

また、『その他』の答えの中には、「土地公図の取得」、「法律、条例の確認」、「地域の年齢別人口データの取得」などの意見がありました。

問5.あなたは、どの分野でICTの利活用を進めるべきだと思いますか。(5つまで)(回答者数:193人)

ICTの利活用を進めるべきと思う分野

ICTの利活用を進めるべきだと思う分野についてたずねたところ、『防災・防犯』が87.6%と最も多く、次いで『医療・健康』が71.0%でした。

また、『その他』の答えの中には、「生活上の諸トラブルの相談」などの意見がありました。

問6.その他、ICTの利活用を進めることに関して、ご意見、ご要望があればお聞かせください。(回答者数:53人)

(寄せられたご意見・ご要望には次のようなものがありました。)

(1)ICT利活用の推進に関して

  • よくは分からないけれども、生活が便利になりそうなので、積極的に進めてほしい。
  • ICTの活用は、毎日の生活の効率化になるが、一方では人々の心のつながりが薄らいでいくように感じている。
  • ICTについては、良く理解していない
  • 緊急避難システムなどを構築しても周知徹底されないと仏作って魂入れずで、いざという時に役にたたない。
  • 問5でどの分野でと限定されていたが、新しい技術で人々の暮らしが便利になるのであれば、安全性をしっかりしたうえですべての分野に活用した方がよいと思う。

(2)情報格差の拡大への対応

  • ICTの活用ももちろん大切だが、個別の相談システムも残すことが重要。電話や対面、自宅訪問も出来る限り残してほしい。
  • ICTを利用する行政サービスについては、それ以外の選択肢を必ず提示してほしい。特に高齢者向けサービスにおいては、親や祖父母の生活を見る限り、そう実感している。
  • パソコンやスマホの操作が苦手な人たちにも容易にアクセスできるようなシステムの開発と手引を、充実させることが、まず、必要だと考える。特に高齢者、身体障害者の皆さんが、簡単に活用できるような手引の告知をわかりやすくしていただく必要を感じる。
  • 高齢者の場合、ともすれば敬遠しがちになるため、行政主導で講習会など開催し理解と習熟を図る必要がある。なかでも困った点について、尋ねる相手が容易に見つからないことが、障害になっていることでしょう。その障害を取り除くことで利活用も進み、世代間の断絶も少しは緩和されると思う。
  • ICT機器も進化が激しく高齢者は操作方法に追いつけない。行政でサポートする講座なども開催されているが、主に就労のためや若い人対象のものが多い。高齢者向けのパソコン・スマホなどの講座開催を進めてほしい。

(3)セキュリティ・トラブル関連

  • プライバシーやトラブル発生時の対応が気がかりである。
  • 個人情報の管理が最も気になる。
  • サイバー攻撃による不安があるが概して賛成である。
  • 便利になるが、通信トラブルの際の対策をしっかりと進めてほしい。

 

たくさんのご意見ありがとうございました。

今回の調査では多くの方が『パソコン』や『携帯(スマートフォン)』を利用し、用途としては『情報の収集・娯楽』や『友人や家族との連絡』に利用しているとお答えしていることから、ICT機器が生活に欠かせないツールになっていることがわかりました。

また、利活用を進めるべきと思う分野については、『防災・防犯』、『医療・健康』や『福祉』など、暮らしに身近な分野での利活用を希望するお答えが多い結果となりました。

ICTの利活用を進めることへのご意見としては、利活用を進めるべきといった意見が多数、寄せられる一方で、特に高齢者などパソコン等に不慣れな方への配慮や、セキュリティやトラブルへの対策を求める声がありました。

皆様からいただいたご意見は、今後、戦略の検討などに役立ててまいります。

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