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更新日:平成27(2015)年8月31日

デザイン導入事例:株式会社エスコアール

ちば・戦略的デザイン活用塾をきっかけとしてデザインの導入に至ったさまざまなケースを紹介します。

プロダクトデザイン
(株)エスコアール×坂野博行デザイン室・坂野博行氏

鈴木弘二さん2009年度ちば・戦略的デザイン活用塾コンサルティングプログラムにおいて、(株)エスコアールさんがデザイナー坂野博行氏の協力を得て自社製品の工業デザインに取り組まれました。

支援依頼者:代表取締役木弘二(すずきひろじ)さん

所属会社名:株式会社エスコアール外部サイトへのリンク

業種・扱っている商品分野:

  • 言語障害児者用検査・訓練教材の開発・販売
  • 障害児者関連書籍等の出版
  • 重度肢体不自由者向けの各種スイッチ等の開発・製造・販売
  • 認知症関連用品の開発・販売
  • 障害者関連団体事務代行業務
  • 障害者団体支援事業

支援した専門家:坂野博行デザイン室・坂野博行氏

本プログラムに応募した理由をお聞かせください。

(株)エスコアール・鈴木さん

現在、失語症等の言語訓練用の福祉機器を開発しているのですが、弊社は工業デザインの知識をほとんど持ち合わせておらず、製品の方向性は機能優先になりがちでした。

製品試作段階←試作機・市販のケースを利用したもの

装置の使用対象者は麻痺のため片手が不自由であったり、高齢者の多い失語症者です。そのため、開発される製品が障がい者に優しくかつ魅力的な機器となるように、金型製作などの今後の事業化も視野に入れて専門家に工業デザインの見地からアドバイスをいただきたいと考え、今回の応募に至りました。

どのようなコンサルティングを行なったのでしょうか?

専門家・坂野さん

(株)エスコアールさんは、これまで印刷物の企画・開発・販売や、OEM調達による機器の企画・販売を主に行ってきましたので、ユーザーリサーチおよび販路に関しては実績もあります。

しかし今回コンサルティングの対象である開発品は、同社初のオリジナルとなるエレクトロニクス機器でした。機器開発には製品設計から量産設計、商品化計画までの体制が一通り必要ですが、社内にはそのような体制はなく、企画と外注による試作、および試作による基本機能の検証までしか行うことができません。そのため、検証に基づく問題・課題が明らかになってきた段階で具体的な解決案を導くためのインダストリアルデザインが必要でした。まず、そのような手法の概念を伝えることから始め、構成要素の再整理や内部実装の検討も含め具体的に提案しました。作業は3D-CADによるモデリング/レンダリングによって進め、実体確認のための精密なペーパーモデルも制作しました。さらに量産化エンジニアリングの手配や手順のアドバイスまでを行いました。

コンサルティングを受けて改めて気づいた点、改善しようと思った点や課題は何ですか?

(株)エスコアール・鈴木さん

弊社が期待していた以上のデザインの提案や関連情報の提供をしていただきました。それらの提案や情報は実用化に直結する内容でした。

デザイン案を実際に失語症者や病院の先生方に見ていただき、好評を得ており、実用化を期待されております。弊社は過去にデザイン専門家に依頼したことがなく、今回の開発に関してもコストを考えると外部のデザイナーへの依頼は当初より念頭にありませんでした。しかし本コンサルティングプログラムにより工業デザイナーの存在が製品開発の重要な要素であることがわかり、製品開発の初期段階からのデザイナーや他の技術者等との連携の必要性を理解することができました。今回のプログラムがきっかけになり良い製品ができそうです。(2010年度中販売開始に向けて準備中)

完成前イメージ・3Dモデル←完成前イメージ・3Dモデル

 

ペーパーモデル→ペーパーモデル


※最終デザインの提示を前提とした実務提供は、支援依頼者と専門家の事前協議により、別途有償の契約のもとに実現したものです。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:商工労働部産業振興課産業技術班

電話番号:043-223-2718

ファックス番号:043-222-4555

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