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更新日:平成22(2010)年7月29日

弘洋電子機器株式会社

ちばで頑張る元気企業

日本車ブランドを陰で支える「かずさ発元気企業」

━かずさアカデミアパーク研究開発型企業助成第1号 弘洋電子機器株式会社━

約3万点もの部品で構成されるといわれる自動車。電子部品の塊でもあるが、これを動かす電気系統にもしトラブルがあれば、人命にもかかわる問題を引き起こしかねない。そこで、極めて慎重かつ確実に取り組まれなければならないのが部品の誤作動や不具合を未然に防ぐための「試験検査」になる。

実は、車の中には、われわれの眼に触れないところで網の目のようにはりめぐらされているハーネスと呼ばれる組み電線があるが、これの試験検査に用いられるプローブという電子部品及びその関連製品を主に製造しているのが、昨年、千葉県君津市・木更津市にまたがる「かずさアカデミアパーク」に新たな製造・研究開発拠点を構えた弘洋電子機器株式会社だ。

また、千葉県では、先端的な研究開発型企業がかずさアカデミアパークに立地する場合に補助金を交付する制度を設けているが、この適用第一号となったのも同社だ。

弘洋電子機器 かずさアカデミア工場

 (弘洋電子機器 かずさアカデミア工場)

日本車の競争力とブランド力の源=「安全性」 を支える縁の下の力持ち

ハイブリッドカーの普及など自動車の一層のエレクトロニクス化につれて、車そのものの進化とともに試験検査技術にもこれに見合う精度が要求されるようになっている。

人命にもかかわるこの技術はミスが許されないものであるがゆえに、携わるメーカーに求められるのは、「技術の確かさ」「企業の信用力」といえるだろう。

弘洋電子機器に対するユーザーの求めは、これらへの評価を背景に、検査部品のみならず試験検査のプロセス━システム全体についても寄せられているが、同社ではこのニーズに呼応し、試験検査システムの研究開発にも力を注いでおり、日本車の競争力、ブランド力を支える「安全性」の確保というシビアな命題への果敢な挑戦が続けられている。

「日進月歩の業界、激しい変化が絶えず繰り広げられている世界で、研究開発の手を休めることはできません。

また、当社は大企業ではありません。大企業が面倒くさがることを丁寧にやっていかねばならない。一言で言えば少量多品種短納期に対応する、ニッチの部分で、オンリーワン的技術をもって勝負するということです。ゆえにお客様に対する間口を可能な限り広げていますので特注品もかなり多い。プローブの種類は1万種を超えるようになっています。」
(関根栄信社長)

かずさアカデミアパークへの新拠点の進出 ━かずさの魅力━

さて、弘洋電子機器待望の新たな製造・研究開発拠点が、植物やヒトのDNA研究で世界的な注目を集めている「かずさDNA研究所」をはじめ先導的な研究所や製薬等の研究開発型工場の立地が進んでいる「かずさアカデミアパーク」(君津市・木更津市)に完成した。

昨年11月より操業が開始されているが、かずさ丘陵の豊かな自然のなかに溶け込むように存在する新工場は、上品で美しい外観、大きな窓から燦燦と光が差し込み、森に囲まれたカフェを思わせる談話スペースを備えた吹き抜けのエントランスホールなど、およそ従来の「工場」のイメージとは異なることにまず驚かされる。

エントランスホール

(エントランスホール)

「当社は海外のお客様を迎えることがありますが、先般いらっしゃった方が、自分の国の工場や工業団地とまったく違う、と当社新工場の建物と緑豊かなかずさアカデミアパークの環境にびっくりされていました。日本に進出するときはここへの立地を考えたい、とも言っていましたよ。

成田空港から近く、パーク内にはオークラホテルもあるので海外からのお客様のアクセスや宿泊面でも便利です。

建物や場所などのイメージも営業力の一部になるんだな、無形のプラスαがあるんだなと感じているところです。空気が澄んでいて環境のよい所、きれいな建物の方が働く方だって嬉しいですし、人材募集に関しても、かずさアカデミアパークで働ける、ということでプラスの影響があると思いますね。」
(関根社長、後藤工場長)

かずさアカデミアパークへの立地に際しては、緑地や派手な看板等を排する景観の確保等、いくつかの決まりごとがあるが、これはかずさ丘陵の美しく落ち着いた環境のなかで、研究所や先端的な研究開発型工場に活動をしてもらいたいというパークの基本コンセプトによるものであり、これが、ほかにはないかずさの魅力となっている。

また、東京駅からも成田空港からも60分という優れたアクセス性をもちながら、1万円台/平方メートルから用意できる格安の土地代も大きな魅力であり立地優位性といえるだろう。

グローバル・ニッチを目指して ━モノづくりはひとづくり━

いくら機械化がすすんでも、その機械をオペレーションするのは人間。技術立国として世界と競争して生きていくしかない日本にとって、また、大企業ではない企業がニッチな部分で少量多品種短納期で勝負していくうえで、人材育成が不可欠なんだ、と関根社長は熱く語る。

「私どもはプローブという製品を売っていますが、実は、その製品を作る技術を売っているわけです。いくら機械化がすすんでも、機械を動かすのは人ですね。激しい変化にどう対応しようか考えるのも機械ではなく人です。ましてや日本は技術で、人間で世界に勝負していくしかないんです。モノづくりの企業や技術者はもっと大切にされなければいけないですね。

当社の方針はすべて人の育成にかかわることになっています。06年度の全社方針は「モノづくりは人づくり」です。

私の世代は井戸を掘った。モノづくりの技とこころを次代に引継いだら、新しい時代に水を汲むのは若い人達に任せたいと思っています。」
(関根社長) 

同社では、モノづくりの素晴らしさ、大切さを、次代を担う子供達に体験してもらおうと、さっそく新工場に地元中学校の職場体験学習の受け入れを行ったという。

県では、県内で活動している企業に地域貢献への配慮をお願いしているが、同社では、モノづくりに興味をもった子供たちの未来の就業の場としても選ばれるようになって地域の雇用確保にも貢献していければ、と今後もこのような活動に積極的に取り組んでいきたいとのことである。

決して大きな企業ではないが、モノづくりにこだわり、人の安全と生活の快適さを縁の下から支えている千葉県の誇れる元気企業として、弘洋電子機器株式会社のますますの活躍を期待したい。

弘洋電子機器 かずさアカデミア工場 工場内風景

(弘洋電子機器 かずさアカデミア工場 工場内風景)

弘洋電子機器株式会社

本社

柏市大島田584-1

04-7192-3421

かずさアカデミア工場

君津市かずさ小糸2-6

0439-70-1051

 

よくある質問

このページに関するお問い合わせ

所属課室:商工労働部企業立地課誘致推進室

電話:043-223-2444

ファクス:043-222-4092

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