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更新日:平成29(2017)年9月22日

収穫後からのジャンボタニシ対策

平成29年度は、地域によっては昨年に引き続きジャンボタニシ(和名:スクミリンゴガイ)が多く発生し、水稲での被害が多くなりました。近年は冬の平均気温が高く、ジャンボタニシが越冬しやすい状況にあります。収穫後から冬にかけての時期こそ、翌年のジャンボタニシによる被害を防ぐためにできることがあります。

ジャンボタニシ

写真1.ジャンボタニシ

ジャンボタニシ被害田

写真2.ジャンボタニシ被害田

1.耕うん(9月~翌1月)

まず、行いやすい対策として耕うんが挙げられます。ジャンボタニシは暑さに強いですが、寒さには弱く、-3℃以下では生存出来ないとされています。冬は、ジャンボタニシが地下に潜っています。そこで、耕うんにより貝を温度の低い地表付近に掘り上げ、貝も傷つけて死滅させます。また、秋耕は稲わらの腐熟にも大きい効果があります。稲わらを春にすきこんでしまうと、水稲生育中に分解し、ガス害の発生がおこります。下記のやり方で秋耕を行い、冬耕を1月頃にすることで、ジャンボタニシ対策と稲わらの腐熟促進の両方が出来ます。

[ジャンボタニシ対策を考慮した秋耕の注意点]

  • (1)作業速度は通常の2割から4割ほど遅くし、PTO回転を早くします。
  • (2)必要以上に深く耕うんする必要はない(ジャンボタニシはあまり深く潜らないため)ので、浅耕で機械の負担を軽くし作業を行います。

一度荒起こしをしてから(1)~(2)の作業をすると逆に殺貝効果が低下してしまうので、注意してください。

2.石灰窒素の散布(9月~10月)

収穫後、気温が高い10月(水温15℃以上の時期)までは、石灰窒素の散布が有効です。殺貝効果だけでなく、除草効果や稲わらの腐熟促進効果も期待できます。注意点として、石灰窒素は窒素成分を含むため、多少の減肥が必要になります。

[散布方法]

  • (1)ほ場に水をため(3~4cm)、1~4日おき、土中にもぐりこんだ貝を地上に移動させます。
  • (2)石灰窒素を10a当たり20~30キログラム散布し、3~4日湛水状態を維持します。
  • (3)自然落水させます(魚介類に影響があるので河川には流さないようにします)。

石灰窒素

写真3.石灰窒素

石灰窒素の中身

写真4.石灰窒素の中身

3.越冬場所の管理(10月~翌1月)

ジャンボタニシはほ場だけでなく、用水路等でも越冬します。また、水が残っている場所の越冬率が上がる傾向があります。

そのため、(1)用水路の泥上げ、(2)用水路の草刈り、(3)用水マスの掃除を行うことで、成貝や卵塊を除去し、越冬個体数を減らすと効果的です。さらに、多面的機能支払交付金等を活用して地域ぐるみで上記(1)~(3)の対策を行うとさらに効果的です。

ジャンボタニシは繁殖力が高く、1つの対策では効果が十分とは言い切れません。複数の対策を組み合わせる総合的な対策が重要となります。

なお、春先の移植前後からの対策としては、「ジャンボタニシの被害を防ごう!(フィールドノート平成29年3月号)」等を参考にしてください。

初掲載:平成29年9月

長生農業事務所改良普及課

西部グループ

普及指導員

宇津木育実

電話:0475-22-1771

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