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更新日:平成29(2017)年5月15日

水管理(中干し)について

中干しは、イネを倒伏しにくくし、品質の良い米づくりをするための重要な作業のひとつです。中干しの目的と方法について紹介します。

1.中干しの目的

倒伏しにくいイネづくり

イネの生育において、必要な分げつ(茎数)を早期に確保することは重要ですが、分げつが多すぎると一本一本の茎が細くなります。また、分げつ過剰による過繁茂は、葉の受光態勢を悪くし、下葉枯れの原因となります。これらのことは、イネの耐倒伏性を弱めるため、この対策として中干しにより土壌水分を抑え、過剰な分げつを抑制します。また、中干しには、下位節間の伸長を抑える効果もあります。

米の品質の向上

玄米品質低下の主要因である白未熟粒の発生は、穂数過多による平方メートル当たり籾数の過剰によるものであるため、中干しを実施して過剰な分げつを抑制します。また、中干し時期に一度、田面をしっかり干しておくと、収穫直前まで入水しておくことができるため、穂の登熟が良くなり、米の品質向上につながります。

土壌に酸素を供給し、根を健全に

田植から水を張った状態で管理された水田の土壌は還元状態(酸素の少ない状態)になっています。還元状態の土壌に酸素を供給することにより硫化水素等の有害物質の発生を抑え、根の生育を健全に保つ効果があります。

田面を固め、秋のコンバイン収穫をしやすく

梅雨入り前の好天を利用して土壌を固めることによって、梅雨期でも田面の水はけは良好になり、収穫期の地耐力が増すため、秋のコンバイン作業が容易になります。

2.中干しの方法

中干し開始の目安は「目標穂数の80%が確保された時期」

圃場の条件により異なりますが、千葉県に多い半湿田~湿田では排水が悪く、中干しの効果が出始めるまでに時間がかかります。そのため、中干しは、目標とする穂数の80%が確保された時期に開始します。表1の中干し開始目標茎数を目安に開始しましょう。例年の中干し開始時期は、概ね田植えの1か月後です。

表1.品種別の中干し開始時期(目標茎数)の目安
品種 砂質 壌質 粘質
ふさおとめ 480本/平方メートル(27本/株) 480本/平方メートル(27本/株) 440本/平方メートル(24本/株)
ふさこがね 360本/平方メートル(20本/株) 360本/平方メートル(20本/株) 360本/平方メートル(20本/株)
コシヒカリ 320本/平方メートル(18本/株) 310本/平方メートル(17本/株) 300本/平方メートル(16本/株)

注)()内は坪当たり60株植えの時の1株当たり茎数の目安

中干しは土が湿って足跡が残る程度に行う

中干しが強すぎるとかえって根を痛めてしまうので、田面を乾かしすぎないように注意します。中干しは、土が湿って足跡が残る程度を目安とします。排水しにくいほ場では、中干し開始数日後に溝切りを行うと効果的です。

中干しは幼穂形成期の頃まで続ける

中干しの期間は概ね2週間程度とし、幼穂形成期(幼穂長1mm)の頃まで続けます。ただし、梅雨期の降雨が少なく、土壌が乾きすぎる場合は中干しを中断して入水します。水が田面全体に行き渡る程度の浅水にし、長期間湛水しないように管理します。

また、日平均気温20℃以下の低温が続くことが予想されるときも中干しを中断し、冷害防止のため、深水管理して株元の保温に努めましょう。

初掲載:平成29年5月

山武農業事務所改良普及課

中部グループ

上席普及指導員

安江園子

電話:0475-54-0226

 

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室 担当者名:澁谷圭子

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