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更新日:令和2(2020)年3月25日

アメダスデータを利用したナシ病害防除支援情報システム「梨なびver.2.00C」の開発

1.はじめに

「梨病害防除ナビゲーション」(以下、「梨ナビver.1.00」)は気象データをもとに、ナシの生育期における黒星病の防除要否を生産者自身で判断できるように開発された、Microsoft®Excel®で稼働するシステムです。これを改良して、防除実施時期の判断を秋期防除にも拡張させた「梨病害防除ナビゲーションver.2.00」を開発しました。さらに、気象観測装置を使わずに、誰でも入手可能なアメダス気象データを用いて、ナシ開花期から秋季防除時期までの防除要否を判断できる「梨なびver.2.00C」を開発しました。これらについて紹介します。

2.「梨病害防除ナビゲーションver.2.00」について

「梨病害防除ナビゲーションver.2.00」では、秋季防除の情報を以下のようなチャートで表現しています(図2)。「梨ナビver.1.00」の防除支援チャートの対象期間は8月31日まででしたが、これを延長し、12月31日までとしました。次に、図2に示したように面グラフで芽鱗片の感受性の高い時期を表示します。また、落葉時期を入力フォームから設定入力でき,その時まで伝染源の分生子が飛散していることを示すチャートが表示されます。日ごとに表示される黒星病感染危険度については、生育期間と同様に、気温と降雨の関係から計算して求めています。

秋季防除は,面グラフが立ち上がり始め、芽鱗片への黒星病菌の感染が始まる時期から開始します。感染危険度が高い日を薬剤の残効期間でカバーできるように、あらかじめ防除を行うことがポイントです(図2)。

3.「梨なびver.2.00C」について

黒星病感染危険度の算出に必要な気象データは気温と濡れ時間ですが、アメダスで得られる時別データ(気温、降雨量、風速、日照時間)から濡れ時間を推定できるようにしました(図3)。実際にアメダスデータを取り込む場合には、気象庁のホームページから最寄りの観測地点のデータをCSVファイル形式でダウンロードし、システムのMicrosoft®Excel®の気象データシートにコピー&ペーストを行います。

これら「梨病害防除ナビゲーションver.2.00」及び「梨なびver.2.00C」は千葉県庁農林水産部担い手支援課に利用申請することで、入手することができます(TEL:043-223-2907)。

梨ナビ画面

図1「梨なびver.2.00C」のタイトル画面(抜粋)

秋防除チャート

図2秋季防除における「病害防除支援チャート」画面

ルール1:降水があると濡れが開始し,終了すると1時間未満で濡れが停止する.
ルール2:ただし,2時間以上降水が連続した場合,その終了の1時間後まで濡れが継続する.
ルール3:ただし,18時以降に降水があった場合,翌朝7時まで濡れは継続している.
ルール4:ただし,8月の場合は19時以降に降水があった場合,翌朝6時まで濡れは継続する.
ルール5:ただし,16,17時(8月は16~18時)の降水については16,17(8月は16~18時)の日照時間が積算0.2以下の場合,濡れは継続し,夜間の濡れに継続する.
ルール6:ただし,当日の降雨が無くても,直近の降雨日から3日以内の22時~翌6時については,直近20時間の最高気温が20℃を超え,かつ直近8時間の平均風速が8m/s未満であれば

夜露により濡れる.

図3アメダスデータから濡れ時間を推定するモデル

初掲載:平成29年2月

農林総合研究センター

病理昆虫研究室

研究員金子洋平

(電話:043-291-9991)

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2913

ファックス番号:043-201-2615

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