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更新日:平成30(2018)年5月9日

田植え後の水管理

田植え後の水管理は、活着の促進や除草剤の効果、分げつの数に大きく影響します。天候や稲の状態に合わせ、適切な水管理を行いましょう。

1.適切な水管理で確実な除草効果を上げましょう

水管理の良し悪しは除草剤の効果を大きく左右します。
除草剤散布時は、田面の高いところが隠れるくらいまで水を張ります。
除草剤散布後5日~7日は落水やかけ流しはせず、湛水状態を保持します。
気温が高くなれば雑草の成長も早くなりますので除草剤は適期に散布しましょう。

2.田植え直後は深水管理、活着後は浅水管理

田植え時期である4月、5月は天候が不安定です。急激な気温の変化から苗を守るため、田植え直後は湛水状態を保持し苗を保護しましょう。可能であれば、晴れた日中は浅水で地温・水温を上げ発根を良くし、寒い日や風の強い日は深水で苗を守りましょう。
活着するまでは、苗の葉先が少し見える程度の深水を維持します。

3.ガスによる生育障害に注意

田植え後、基肥を十分入れたはずなのに葉の色が薄い、葉先が黄色くなってきた、という場合は土の中にガスが溜まり、根ぐされ(根の色が赤黒~黒色になる)を起こしていることが考えられます。冬場のワラ分解が不十分であった場合や、田植え後、長期間深水で管理していた場合に発生することがあります。
葉色が淡いからといって追肥せず、軽く田干し(1~2日間落水)を実施し、ガス抜きをし、根の回復を待ちます。

4.適期に中干しを始めましょう

活着後は気温の上昇に伴って稲の生育は旺盛になり、分げつが急激に増えます。過剰な分げつは、穂数過多となり面積当たりの籾数が過剰になることで、白未熟粒の発生原因となったり、稈が細くなる等で耐倒伏性を弱めます。
中干しは過剰生育による弊害を抑制するため、「ふさおとめ」「ふさこがね」では幼穂形成期における目標茎数の8割、「コシヒカリ」では目標穂数の8割に達した時期に開始します(表1、表2、表3)。
また中干しの実施により落水し土壌を固めることで、収穫前の落水を遅らせることができ、品質の向上に繋がります。
溝切りを行うことで効率的に排水・入水を行うことができます(写真1)。
中干しはほ場の土質や水持ち程度によりますが、田面に亀裂が入り、歩いても長靴が沈まない程度まで干します。

中干し開始時期の目安

一坪あたり60株植えと仮定して計算。

表1 ふさおとめ
土壌の種類 1平方メートル
あたりの茎数
1株あたりの茎数*
砂質 480本 27本
壌質 480本 27本
粘質 440本 24本
表2 ふさこがね
土壌の種類 1平方メートル
あたりの茎数
1株あたりの茎数*
砂質 - -
壌質 360本 20本
粘質 - -
表3 コシヒカリ
土壌の種類 1平方メートル
あたりの茎数
1株あたりの茎数*
砂質 320本 18本
壌質 310本 17本
粘質 300本 16本

 

写真1中干しに溝切りを実施したほ場
写真1中干しに溝切りを実施したほ場

 

初掲載:平成27年5月
安房農業事務所改良普及課
館山グループ
普及技術員
清水ゆかり
電話:0470-22-8132

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