サービス停止情報

現在情報はありません。

ここから本文です。

更新日:平成30(2018)年2月26日

失敗しない水稲育苗管理について

米づくりは「苗半作」といわれています。日々変わる天候に対応した温度管理を徹底し,適切な育苗管理に努めましょう。
最近,育苗で多く見られる障害に「発芽不良」と「もみ枯細菌病」があります。どちらも適正な温度管理によって発生を抑えることができます。

図1発芽不良の一例
図1 発芽不良の一例
図2もみ枯れ細菌病の様子
図2 もみ枯細菌病の様子

1.種子消毒

「ばか苗病」と「もみ枯細菌病」に登録のある薬剤を使用します。また,浸漬液の水温は10~15℃(特に低温に注意)で実施します。

薬剤例ヘルシードTフロアブル濃度200倍で浸漬時間24時間

2.浸種

浸種水温と日数は,10℃で10日間,15℃で7日間を目安とし,発芽を揃えるために十分吸水させます。「ふさおとめ」「ふさこがね」は休眠が深いために浸種期間をやや長めにします。
浸種水温が10℃未満では発芽率の低下や発芽不良を生じる場合があるため,なるべく急激な温度低下の起こりにくい場所で行い,気温低下時には保温に努めましょう。
一方,20℃以上になると細菌性病害の発生を助長する場合があるため,直射日光の当たる場所やハウス内での温度管理は十分注意しましょう。

3.催芽

浸種を終えた種籾は催芽機などで30℃に加温して,ハト胸状態になるまで確実に行います。加温時間は20~24時間を目安とし,長時間にならないように注意しましょう。催芽機はその都度消毒をするか洗浄し,細菌病の伝染を防止しましょう。

4.育苗培土の消毒

「もみ枯細菌病」や「苗立枯細菌病」等の細菌性の病害は,は種時(覆土前,覆土時など)にフタバロンA粉剤,カスミン粒剤,カスミン液剤のいずれかを規定どおりに使用します。糸状菌の防除には,ダコニール1000,タチガレエースM(粉剤,液剤)などを使用します。いずれの薬剤も使用方法,希釈倍率,使用量等を守り使用してください。
病害防除は,薬剤防除だけに頼らず,温度管理や水管理など適正な管理を心がけましょう。

※農薬は初掲載(平成27年2月)時点の登録内容をもとに作成しております。農薬の使用にあたっては、ラベルおよび最新の登録内容を確認し、安全に使用してください。

5.播種後~緑化・硬化期の温度管理

床土の温度は温度計で必ず確認し,30℃を超えないように注意しましょう。
曇雨天時や遮光性の高い被覆資材使用時には,床土の温度が上がりにくく,出芽揃いまで日数が長くかかるので注意しましょう。
陽が当たるとハウス内の温度が上昇するので換気を早めに行いましょう。ただし,強風時などハウスを換気できない場合は,通気性のある不織布などの被覆資材を使用し,急激な温度上昇を防ぎましょう。
潅水は午前中(朝の内)に行い,天候条件や土の乾き方に合わせて,育苗初期は1~3日程度おき,後半は朝と昼に実施し過湿・過乾を避けるようにしましょう。
表1 出芽方式ごとに適正な温度管理

 

出芽

緑化
(稚苗)

硬化

加温出芽

無加温出芽

日数の目安

2日

5日前後

2~4日

15~20日

温度

30℃

20~30℃

20~25℃

5~25℃

30℃

10~20℃

10~20℃

 

 

初掲載:平成27年2月

海匝農業事務所改良普及課
旭グループ
普及指導員
濁川麻里
電話:0479-62-0334

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2911

ファックス番号:043-201-2615

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?