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更新日:平成30(2018)年8月23日

抑制トマトの暑熱対策の産地事例

山武地域は県内有数の抑制トマトの産地です。近年、黄化葉巻病対策としての防虫ネットの展帳によるハウス内温度の上昇や、日射量の増加の影響による放射状裂果、日焼け果等の障害果の発生が多くみられるようになり、品質および収量の低下が問題となっています。そのため、山武地域では遮光・遮熱資材の導入が広まっています。遮光・遮熱資材の導入は、収量、品質の向上だけでなく、生産者にとっても作業環境の改善など多くのメリットがあります。

遮光・遮熱資材の使用時期:定植時(7月下旬~8月上旬)~9月上中旬

遮光・遮熱ネット

遮光・遮熱ネットの遮光率は30~90%とバリエーションに富んでおり、使う時期・用途によって被覆資材を使い分けることができます。また、温度上昇を防止する資材が入っているため、遮熱効果にも優れています。

被覆方法はハウスの外側と内側に設置する2つの方法があります。内部被覆では遮光資材が吸収した熱がハウス内に再放出されるため、ハウス内の昇温抑制効果は外部被覆する方が高くなります。

抑制トマトは、主に遮光率40~50%程度の被覆資材が多く使われています。最近では、黒色の資材よりハウス内が薄暗くならない白色の遮光資材に注目が集まっています。

写真1カルクール(商品名)を外部被覆したハウス
写真1.カルクール(商品名)を外部被覆したハウス

メリット

取り外しが可能なため、曇天、低温が続いたときに外すことができます。複数年使用することができます。

吹き付け遮光塗料

外張りフィルムに白色の塗料を動力噴霧機で吹き付けることで遮光塗膜を作ります。主成分は石灰(炭酸カルシウム)であり、フィルムや環境にも悪影響を与えることはありません。通常水で10倍程度に希釈して使用しますが、希釈率や吹き付け回数によって遮光率を調整できます。遮光塗膜は風雨で次第に落ちていきますが2~4ヶ月維持されます。

規格(塗布量の目安(遮光率30%の場合))
(例)レディソル(商品名)1缶あたり20キログラム(1,000平方メートル)
クールコート(商品名)1缶あたり18キログラム(1,000平方メートル)
ハウスクール(商品名)1缶あたり13.5キログラム(1,000平方メートル)

写真2動力噴霧機での吹き付け
写真2.動力噴霧機での吹き付け

写真3上:処理前、下:処理後
写真3.上:処理前、下:処理後

(写真2,3全農ちば提供)

メリット

初期費用が被覆資材より安価なため、すぐに導入しやすく、雨風で自然に薄くなっていくため、取り外しの手間がかかりません。

換気

山武地域の抑制トマト栽培はパイプハウスが主なため、サイドを開閉することによる自然換気が一般的です。しかし、サイドより上面に熱風がたまり、十分に空気が循環しない等の問題点が発生するため、下の写真のような換気窓を設置する生産者もいます。

写真4

写真4.ハウス上部の換気窓

写真5

写真5.ハウス妻面の換気窓

ハウス内(写真4)とハウス妻面(写真5)に換気窓を設置。遮光塗料と併用して使用している。
【写真4:タンテンソー(商品名)、写真5:ニューツマソー(商品名)】

このように、山武地域の抑制トマト栽培では、遮光・遮熱資材、換気を上手に組み合わせて、夏場の暑さ対策を図っています。

初掲載:平成27年6月

山武農業事務所
北部グループ
普及指導員
坂倉弘子
(電話:0475-54-0226)

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所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2912

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