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更新日:平成30(2018)年8月23日

ナシ萎縮病の伝染

ナシ萎縮病は、春先の展葉した直後の葉に波打ちや萎縮、葉縁の黒変、幼果の小型化・奇形を引き起こし、主に本県の主要品種である「幸水」に大きな被害をもたらすことで、問題となっています(写真1)。現在、病名目録には、本病の病原菌としてFomitiporia torreyae(和名:チャアナタケモドキ)とFomitiporia punctata(和名未決定)が記載されていますが、DNA解析等の調査結果から、本県では主に前者が原因であることが分かっています。

写真1ナシ萎縮病
写真1.ナシ萎縮病

病原菌F. torreyaeの伝染様式および胞子飛散について

F. torreyaeについて、園内における菌の分布状況を調査したところ、主に有性胞子である担子胞子によって感染拡大(雨又は風による感染)している形跡がみられました。一方で、土壌伝染や剪定器具等を介した接触による伝染は確認されませんでした。また、子実体(写真3A)から担子胞子が飛散する時期を調査したところ、概ね6~11月が飛散時期であることがわかりました。

防除対策について

病原は木材腐朽菌であるため、感染後の治療は困難で、予防が重要となります。伝染源は担子胞子(写真2)と考えられるので、子実体を見つけたら削り出して除去しましょう。子実体は主に主幹分岐部に近い主枝で見られますが(写真3A)、放置された枯死枝にも見られます(写真3B,C)。したがって、枯死枝や切り株を放置しないようにしましょう。特に担子胞子が飛散する6~11月は速やかに除去しましょう。

写真2担子胞子

写真2.担子胞子

写真3Fomitiporia_torreyaeの子実体
写真3.Fomitiporia_torreyaeの子実体
A:主幹基部で形成された子実体
B:放置された切り枝で形成された子実体
C:棚線に残された枝で形成された子実
注)点線内が子実体

 

初掲載:平成27年9月

農林総合研究センター
病理昆虫研究室
研究員
金子洋平
電話:043-291-9991

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