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更新日:令和3(2021)年6月28日
ページ番号:7320
近年、気象変動が大きくなり、降雹が以前はそれほど多くなかった千葉県北西部でも時折見られるようになっています。春先の降雹はナシ幼果期にあたり、この時期の小さな傷は収穫果に大きな影響を与えます。生産現場では、傷の影響を見極めるために摘果を遅らせるなどの工夫がされていますが、摘果を遅らせることで樹への着果負担が大きくなり、肥大低下による収穫量減少や樹勢の低下などの二次的影響が懸念されます。これを回避するためには、なるべく早期に収穫果への影響程度を見極め、摘果を進めることが必要です。
平成24年5月10日、千葉県北部を中心に降雹があった地域のナシ果実の追跡調査を行いました。降雹後10から20日後の傷が収穫果に影響する程度を調査しました。なお、降雹があった時期は満開後20から25日後の果実肥大期にあたりました。
図1.「幸水」の雹害追跡調査結果
図2.「豊水」、「あきづき」、「かおり」の雹害追跡調査結果
満開後20から25日頃に降雹被害を受けた果実を追跡調査し、収穫果を観察した結果、以下のことが推察されました。
初掲載:平成27年3月
東葛飾農業事務所改良普及課
南部グループ
普及指導員
河合孝紀
(電話:04-7162-6151)
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