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更新日:令和元(2019)年12月16日

大豆の収穫・乾燥調製作業

平成25年産の大豆は、は種期から開花初期までは順調に生育しましたが、8月末以降の降雨や突風等の影響により倒伏しているほ場も見られます。また、高温による害虫の発生も多くなりました。

今後のコンバインによる収穫・乾燥調製作業のポイントをまとめましたので、参考にしてください。

1.収穫適期の見極め

コンバインを利用した収穫作業では、子実水分が20%以上では潰れ粒が、15%未満では傷粒、割れ豆等の損傷粒が増加します。また、茎水分が高いと汚粒が多くなります。このため、子実水分が18~20%、茎水分が50~55%に下がってから収穫します。

また、「フクユタカ」、「サチユタカ」は、茎水分50%を下回ると裂莢が激しくなり、減収の要因になります。適正な茎水分まで低下したことを確認し、刈り遅れとならないよう適期収穫を行いましょう。

なお、茎水分は子実用として広く利用されている高周波容量式水分計(商品名:ダイザー)で簡易測定することができます。

(1)高周波容量式水分計の利用法

手順1:生育の揃った平均的な生育の大豆3~4株をコンバイン刈高の位置で切断採取する。

手順2:莢及び分枝を取り除き主茎のみとし、主茎の下半分を10~15mmの均一な長さに裁断し、よく混ぜる。

手順3:大豆子実水分の測定法に準じて水分を測定する。測定は、サンプルを戻し3回程度繰り返し、その平均値を用いる。

手順4:測定値11(予想水分値58.6~41.5%)なら茎水分は平均50%、測定値9(予想水分値49.0~31.9%)なら茎水分は50%を下回る。

(2)茎水分・子実水分の目安

茎水分の目安 子実水分の目安
茎の緑色が残っている→70% 子実を噛むと音が無く割れる→20%
茎が莢と同じ褐色→60% 子実に爪を立てると跡が残る→18%
黒みを帯び、手でポキッと折れる50% 子実を噛むとパリッと割れる→15%

2.コンバイン収穫の注意点

収穫に当たっては、ほ場内の雑草や青立ち株を確実に除去します。作業開始は、茎、莢が乾燥する午前10時以降にすることが汚粒防止には重要です。

3.仕上げ乾燥

収穫後の子実水分は、18%程度になっています。汎用型の循環乾燥機等を用い、出荷水分の15%以下まで乾燥を行います。大豆の乾燥は、初期水分、乾燥速度、乾燥温度等により、しわ粒や裂皮粒の発生等品質低下の要因になるため、以下のとおり行います。また、枝、殻等が目立つ場合は、乾燥機に投入する前に粗選別機で選別を行います。

(1)18%を超える高水分の場合、乾燥温度に注意し常温又は25℃以下で徐々に乾燥し18%まで落とします。また、乾燥むらを起こしやすいため、攪拌回数を増やしたり張り込む大豆の量を減らす必要があります。

(2)子実水分が18%以下になってから、30℃以下の乾燥温度で15%以下になるよう乾燥します。

4.調製

乾燥の終了した大豆は、大豆選別機等を用いて屑粒や被害粒を除去し、粒径選別を行い製品にします。但し、紫斑粒、褐斑粒等の完全粒は形状選別で対応できないため、必要に応じ色彩選別機を利用し除去します。

参考:「大豆栽培の新技術(改訂版)」(平成25年3月、千葉県・千葉県農林水産技術会議)

初掲載:平成25年11月

東葛飾農業事務所改良普及課
北部グループ
主任上席普及指導員寺田豊
(TEL.04-7162-6151)

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