ホーム > しごと・産業 > 農林水産業 > 農業 > 普及・技術 > 千葉県普及情報ネットワーク > フィールドノート履歴一覧 > フィールドノート 平成20年 > フィールドノート 水稲新品種「ゆめかなえ」
ここから本文です。
更新日:平成22(2010)年7月29日
「ゆめかなえ」は医療米として新たな需要が期待される低グルテリン米品種です。
米にはタンパク質が含まれていますが、低グルテリン米は「コシヒカリ」等の普通米に比べて、消化しやすいタンパク質が少なく、消化しにくいタンパク質を多く含むという特徴があります。そのため、タンパク質の摂取制限が必要な腎不全患者の方に向く、医療米として新たな需要が期待されています。
「ゆめかなえ」は、既存の低グルテリン米より成熟期が早いことから千葉県の栽培に適し、また、食味が良いことからタンパク質制限を必要とする方々に広く利用して頂けるものと思います。

図1 低グルテリン米「ゆめかなえ」の米タンパク質組成

コシヒカリ
出穂期 7月30日
成熟期 9月11日
ゆめかなえ
出穂期 7月25日
成熟期 9月2日
写真1 成熟期の「ゆめかなえ」
「ゆめかなえ」の普及には、効果を裏付ける臨床データの蓄積やこれを活用した需要開発が欠かせません。また、安定した成分の「ゆめかなえ」を生産する仕組みづくりも重要です。
千葉県は、血液透析患者の臨床試験を実施して「ゆめかなえ」の摂食効果(血中尿素窒素濃度の低下)を明らかにし、また、千葉県水稲ゆめかなえ研究会を組織、運営して適正成分の「ゆめかなえ」の流通に取り組んできました。
今後も、千葉県立衛生短期大学や農林振興センターと連携して、「ゆめかなえ」がタンパク質制限を必要とする方々に広く利用して頂けるように臨床データの蓄積と医療関係者へのPR、安定生産の仕組みづくりを進めます。

フィールドノート1月 水稲
農業総合研究センター育種研究所
水稲育種研究室
室長 斎藤幸一
TEL 0478-56-0002
掲載日:2008年1月1日
関連リンク
よくある質問